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みちのく湯めぐり紀行
旧タイトル「歴史と旅のダイアリー」

書庫スポーツ


 世界中から愛されてきた浅田真央選手。

 競技に復帰してからの2年間の苦しさを思うと、胸が痛みます。

 本当に、「お疲れ様」、「ありがとう」の言葉しか言えません。

 でもなぁ・・・ 銀盤の神様は、五輪の金メダルぐらいプレゼントしてあげても良かったんじゃないかなぁ。。。

 フィギュアスケートは勝ち負けではないとは思うけど、彼女のシニアデビューからの4年間は、相次ぐルール変更と、信じられないほど不可解な採点が横行した時代でした。

 膝を痛めたのも、シットスピンでの膝とお尻の高さが厳格化されたのが一因じゃなかったのかなあ。。。

 ちゃんと座り込まなくても高得点になっていた選手もいたのですが。。。

(※べつに意図はありませんが、参考になる動画がありましたので転載します。)


(現在は必要とされる要素ではなくなったスパイラルについても、参考まで。)

 これほどまでに不遇な時代を、彼女は競技選手として生き抜いてきたのです。
 そのことを、多くの人に知っておいていただければと思います。

 浅田選手は深く沈み込んだ姿勢から立ち上がって I 字スピンに移行するという信じられないことをやってました。

 アクセルジャンプでも、彼女はスピードに乗って斜め上に飛ぶのではなく、むしろ膝を曲げて沈み込み、真上に跳ね上がるように飛んでいました。

 長年の酷使で、膝や腰が悲鳴を上げるのは避けられなかったのでしょう。。。

 彼女にとって最後の世界選手権となった2016年4月のボストンでのフリー演技を見てみたいと思います。


 総合順位は7位に終わりましたが、全力を出し切った素晴らしい演技でした。演技終了直後に見せた安堵の表情と、満足感あふれるマオ・スマイルがとても印象的でした。
 でも、フィニッシュの姿勢から立ち上がるとき、彼女は両手を右膝について身体を起こしていました。よほどつらい状態だったのだろうと思います。
 

 そして、最後の公式戦となった2016年12月の全日本選手権。

 果敢に挑戦したトリプルアクセルは成功しなかったけれど、長年の課題だったルッツジャンプには、ついにGOEで加点が付けられました。

 「努力する天才」が積み上げてきたものの一端を、最後の最後に見せていただいたのでした。

 キスアンドクライで、カメラに向かって2回、両手を合わせて「ありがとうございました」と頭を下げた浅田選手。

 このとき、すでに万感の思いがあったのでしょう。

 私たちこそ、彼女からどれほどたくさんの勇気と感動をいただいたことか。

 世界中のファンが、彼女に「ありがとうございました」と伝えたがっていると思います。

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