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喜多方市北部に、熱塩(あつしお)という地区があります(旧 熱塩加納村)。喜多方と熱塩を結んでいた日中線は33年前に廃線となっていますが、終着駅の熱塩駅舎とホームは、「日中線保存館」として保存されています。
往時のラッセル車や客車も展示されています。
この近くにある熱塩温泉(あつしおおんせん)は、読んで字のごとく、熱い食塩泉の温泉です。以前、スリリングな共同浴場「下の湯」についてUPしましたが、その向かい側にある「ますや旅館」については、迂闊にもきちんとUPしていませんでした。福島県を代表する極上湯だと思うので、今回ここにご紹介させていただきます。
こちらが「ますや旅館」の外観。叶屋商店・下の湯と道路を挟んで向き合っています。車はこの先の示現寺前に停めることができます。
玄関は自動ドアですが、開かなくてもメゲてはいけません。最近ドアの調子が悪いので、その場合は手動でお願いします(笑)。
手動でドアを開け、ここで「こんにちは〜!」と叫ぶと、上品なおばあちゃんが出てきてくれて、左側の貸切浴室に案内してくれます。先客がいなければ、男女関係なく貸切利用させていただけるのです。
温泉マニアを魅了してやまない、その浴室というのがこちら。
ジャーン!
ちなみに、この画像は一昨日撮影したものです。ここに通い始めて5年になりますが、床の一部が抜けていたりして、改修前の滝峡荘を凌駕するほどの進化(?)を遂げています。ここまでの風情を有する浴室は、もはや文化財級と言えるのではないでしょうか。
では、過去画像を織り交ぜながら、この浴室の魅力を見ていきましょう。
まずは、こちらをご覧ください。
湯口から出てくるアツアツの源泉は、木樋を経由して投入されます。木樋の向きを変え、湯船と湯船外に流れる湯量を配分しながら、加水せずに湯温を調整することができます。
最近は、木樋の先にも板を立てたりして、投入量を調整しているようです。
ぬるめにしたい場合 私の場合(笑)
湯口付近は、このとおり析出物でコテコテです。
源泉温度が低い時期には、木樋を取り外し、湯船に直接投入する場合もあります。
飲泉用の一合枡が置かれていたときもありました。ただ、かなりしょっぱいので血圧に注意ですね〜(笑)。まして、これに地酒など注いで飲もうものなら、湯の濃厚さと相俟って、湯あたり確実! 命を保証できないので絶対にやらないように!
貝汁風に薄く濁った湯は、インパクト抜群の濃厚さ。湯船に浸かると思わず吐息が漏れてしまいます。湯中には赤茶色の細かい湯花がたくさん舞っています。
じわじわと身体に染み入るような塩化物泉なので、汗とともに体力が奪われ、とても長湯はできません。でも、クールダウンしていると、また湯船に突撃したくなる、麻薬のような湯です。
丘陵に湧出する温泉なのに、磯の香りにも似た塩化物泉特有の臭いが漂ってきます。これに金気臭・臭素臭などが入り混じり、なんとも味わい深いものがあります。 湯船や床だけでなく、壁・湯口・椅子・桶・手桶に至るまで、すべて木造りで統一されています。木の肌触りの良さが、浴感の良さをさらに引き立ててくれます。 こちらが、お隣りの「示現寺足湯」に掲示されていた熱塩温泉の成分表です。
「ますや旅館」の極上湯は、福島県の至宝と言えるかもしれません。 なお、このお宿特製の「源泉豆腐」というお豆腐があるのだそうです。宿泊すると賞味できるというウワサです♪
泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
泉温 64.3℃ pH 6.4
営業時間 要問合せ
料金 大人 500円
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福島紀行







熱塩温泉は行きそびれています。
やはり行かねばなりませんね〜。
2017/9/27(水) 午前 7:41
こちらは木材とお湯と、そして時間が作った複合芸術ですね。
[ 黒ダイヤ ]
2017/9/27(水) 午前 7:51
>温泉♨さん
とっても濃い感じの湯です。
会津にお越しの機会があればぜひ!
2017/9/28(木) 午後 10:52
>黒ダイヤさん
旅館の外観からは想像もつかない浴室ですよね。
貸切でゆったり瞑想できるいい湯です。
2017/9/28(木) 午後 10:55