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みちのく湯めぐり紀行
旧タイトル「歴史と旅のダイアリー」

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 北秋田市阿仁(あに)打当(うっとう)に所在する打当温泉「マタギの湯」は、「阿仁マタギ」と呼ばれるマタギの里に湧く良泉です。
 この一帯は、平成になってから「秋田内陸線」という鉄道が通るようになりましたが、それまでは秘境の暮らしの風景を色濃く現代に伝えてくれる山村地帯でした。最寄りの駅名も「阿仁マタギ駅」!
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「マタギの湯」は、このとおり近代的な温泉旅館で、国重要有形民俗文化財に指定された「阿仁マタギの狩猟用具」を収蔵する「マタギ資料館」が併設されています。
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 「マタギ語り」「かんじき歩き」「雪中鍋」などのオプションメニュー「マタギ学校」もあり、山とともに生きた狩猟民の生活の一端に触れることができます。

 今年の10月末、乳頭の黒湯温泉で初雪に見舞われた翌日にここを訪ねました。

 脱衣所から浴室に入ると、目の前に水風呂とサウナルーム、左右の壁際にはシャワー付き混合水栓(15基)と立ちシャワー(1基)がズラリと並んでいました。
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 ピンぼけですが、脱衣所に掲示されていた成分表を撮影したものがコレ(↓)。
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 ナトリウム・カルシウム−塩化物泉ですが、上の数値からもわかるとおり、同じ秋田県内にある森岳、船沢、さざなみ、伊勢堂岱のような超濃厚(?)食塩泉ではないので、それほど体力を消耗しません。


 こちらが男湯の湯舟。湯舟は2槽に分かれていて、その境目に湯口があります。この画像で手前側の湯舟は完全放流式の湯使いとなっていましたが、サウナ室寄りにある奥の湯舟の湯口はどこにあるのか確認できませんでした。
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 浴槽内の湯温は約42℃。秋田弁で言えば「あんべいい」感じです(笑)。透明なお湯は、ほんの少し褐色を帯びていて、赤茶色の小粒な湯花が舞っていました。


 そして、こちらが露天風呂。これが実に気持ちいいんですよ。
 画像からも分かるように、掛け流しの湯の通り道が赤く変色しています。
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 晩秋の景色を眺め、澄み切った冷気と打当源泉のあたたかさを同時に味わうと、この湯船から出たくなくなります。
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 気が付けば、身体には細か〜い泡が付着していました!
 成分表の数値からは想像もつかない泡付きでした。


 この露天風呂の目玉は、マタギの里にふさわしいこの湯口。旅行ガイドなどにもしばしば紹介される有名な湯口です。
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 ドバドバと大量のよだれを垂らすクマさん(笑)。その愛嬌ある表情、質感の素晴らしさ、周囲のコテコテ度がマニア心をくすぐります。
 ずーっとこのクマさんを眺めながら、私は人間とクマとの距離について考えておりました。

打当温泉【マタギの湯】   地図   公式サイト
 泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(成分総計4,460.8mg/kg)
 泉温 56.6℃    pH 7.0 
 外来入浴 4月〜10月  9:00〜22:00 (最終入館21:30)
      11月〜3月  9:00〜21:00 (最終入館20:30)
      大人 600円  小人 200円  未就学児 0円

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