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碧水荘には、宿泊者が無料で利用できる貸切露天風呂があります。
チェックイン時に利用時間を予約し、所定の45分間ほど貸切利用できます。
貸切風呂は本館棟1階の東の突き当りにあります。
フロントで「使用中」の掛札を受け取り、これを入口のノブに下げ、使用後はこれをフロントにお返しするシステムです。
うわぁ〜! いい雰囲気!
阿賀野川の対岸には国道49号が走っています。
走りゆく車のヘッドライトを眺めながら、しばし瞑想に耽ります。
咲花温泉は、静かに思索を巡らすには最適な癒し湯でした。
翌朝、大浴場で寝起きの朝湯を味わった後、脱衣所にこんな掲示があるのに気づきました。
ここのご主人は温泉ソムリエなんですね〜!
温泉成分表に解説が加えられていました。
拝読しながら、ひとりウンウンと頷いていた私でした(笑)。
これをちょっと拡大してみましょう。
泉質名にはあまり意味がない、とはっきり書かれています(笑)。
また、咲花温泉に「美肌の湯」の条件が整っていることを解説してくれています。
1泊2日だけでしたが、咲花温泉に美肌効果があるというのは、入ってみて良〜くわかりました。
また、硫黄成分が強すぎない効果というのにも納得。同じ緑色の硫黄泉でも、個人的には月岡より咲花の方が癒される感じがしました。
いえ、月岡も好きなんですよ!(念のため)
その「緑色」について、こんな解説も記されていました。「金属カチオン」という成分名、初めて聞きました。
ちなみに、咲花のお湯の色は、日々の湯温や外気温などの影響により、ワカタケ色(熱め)→セイジ色(中間)→ウノハナ色(ぬるめ)と変化するのだそうです(「望川閣」サイト参照)。
「碧水荘」の渡り廊下から眺めた早朝の風景です。
東日本大震災が発生した2011年、国内の原発すべてが稼働停止という状況の中、夏場の電力需要に備えて万全の貯水態勢を敷こうとしていた阿賀野川・只見川のダム群に、集中豪雨が襲いかかりました。7月末のことでした。
ダム決壊を防ぐため、上流の奥会津から緊急放流がなされた結果、下流の咲花温泉は大水害に見舞われました。 (参考記事:豪雨の爪痕)
あれから5年。河川改修が行われ、咲花温泉から眺める阿賀野川の景色は、手前にコンクリートの堤防道路を望む風景となりました。でも、復興を遂げ、この温泉に癒してもらえる時が再びやってきたことを、心から喜びたいと思います。
源泉:咲花温泉6号
泉質:含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉 泉温:50.2℃ pH7.8
立ち寄り入浴:※湯めぐり手形も使用可能(1,500円の手形で3軒まで入湯可能) 時間:詳細不明
マイフェイバリット指数 83 |
新潟紀行
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コメント(2)
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阿賀野川沿いに静かにたたずむ咲花温泉。
夜になると、旅館の灯が川面に映ってとても幻想的な雰囲気になります。
また、6月には水中花火大会も開催されます。
今年3月に訪ねた時のお宿は、咲花温泉の中でも最も奥(東側)に位置する「河畔の宿 碧水荘」でした。 地図
山側に別棟の大浴場棟があり、そこには渡り廊下を通っていくようになります。
すぐ脇を磐越西線が走っています。SLばんえつ号がこのトンネルから現れる光景なんかを想像すると、なんだかワクワクしますね。
とても高級そうな雰囲気なのですが、実はビジネス向けのプランや、格安の素泊プランなどもあります。
私は、格安の素泊プランにじゃらんポイントまで利用してしまうという、恥知らずの超格安宿泊でした
お通しいただいたお部屋は、トイレ・洗面所のほか多様なアメニティも完備していて、さらには無線LAN利用もOKとなっていました。
部屋の窓からは阿賀野川(会津では阿賀川または大川と呼ぶ)を一望できるという、勿体ないほどの環境です。
そして、遊覧船も通ったりします。
渡り廊下を通って早速大浴場へ。
脱衣所はとても綺麗で、鍵付きロッカーもありました。
こちらが男湯の湯船。いいですね〜!
このとおり、湯船の中央に仕切りがあり、湯口側が熱め、向こう側がぬるめとなっています。咲花らしい緑色の湯が、贅沢に掛け流されていました。
湯口には、不思議な形の岩が用いられ、湯船の切欠けから溢れる湯は、こんなふうに吸い込まれていきます。
洗い場には、4人分のカラン・シャワー。
なんと、ポーラ社製のソープ・シャンプー・コンディショナーが完備!
さらに、駒ヶ岳温泉と同種の木製の湯桶類と風呂椅子!
湯船の縁には、枕と思われる杵状木製品(笑)もありました。
淡く心地よい硫化水素臭を堪能しながら、熱めとぬるめの浴槽を何度も往復していたら、肌がつるつるになっていました。
咲花温泉、凄いっ!
夜の貸切露天風呂については次回。
To be continued・・・
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咲花駅周辺を散策してみます。
「歓迎 咲花温泉」という巨大な柱の脇に、「佐取古戦場」と書かれた石碑と「戊辰殉難追悼碑」が立っていました。
そう、ここは村松藩と会津藩の境目。会津藩からは白虎隊の二番寄合隊がここに布陣し、新政府軍と戦ったのだそうです。
7年ぶりに咲花駅を訪ねてみてビックリ! 駅舎がリニューアルされていました。
駅舎が新しくなっても、無人駅であることに変わりはありません。
そこはかとない郷愁を感じさせる風景でした。
この駅から、線路沿いの細い道を120mほど歩いていくと、咲花温泉の中でもダントツに私好みの風情を漂わせる温泉旅館「柳水園」にたどり着きます。
「柳水園」という名の命名者は、文壇の巨匠・尾崎士郎。
文人墨客にこよなく愛されてきた温泉旅館なのだそうです。
温泉は、咲花らしい美しい緑色を呈しています。
44.5℃程度の熱い湯は、身体に染み入るような心地よさでした。
洗い場は狭いですが、カラン・シャワーのほかボディソープ・シャンプーなどもひと通りそろっていました。透き通った緑色の湯が溢れ出す光景は、しばし見とれるほど美しいものでした。
湯口はちょっと変わった形。付着している析出物が凄いっ!
しばらくは貸切でこのお湯を堪能していましたが、上がり際に、咲花駅で下車したと思われる方々が数人入って来られました。
「にいちゃん、今日はどこから?」
にいちゃんと呼ばれるような年齢でもないのですが(笑)、
「福島です」
「そうかあ! 泊り?」
「ええ、碧水荘ですけど」
「そう!碧水荘もいいげど、お湯はここが咲花で一番だよ」
「そうですか〜。うん、ここは熱くて気持ちいいですね〜」
・・・みたいな会話がありました。
咲花の旅館はみな共同源泉を用いているはずなので、何がどう一番なのかは尋ねませんでしたが、これまでに入湯した「佐取館」と「平左ェ門」に比べると、ガツンと来る湯温は間違いなくトップレベル。お湯の色あい・鮮度は言うまでもないし、明瞭な硫黄臭と肌触りの滑らかさも確かに絶品モノでした。
この美しい色あいに見とれながら湯浴みする時間は、ありきたりな言葉ですが至福のひとときでした。
咲花温泉の魅力の虜になった私は、心躍らせながらこの日の宿に向かいました。
咲花温泉【柳水園】 地図
源泉:咲花温泉6号
泉質:含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉
泉温:50.2℃ pH7.8
立ち寄り入浴:600円 ※湯めぐり手形も使用可能(1,500円の手形で3軒まで入湯可能)
時間:9:00〜21:00
マイフェイバリット指数 83
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7年以上前になりますが、津川城跡に登った後で身体を休めたのが咲花温泉でした。そのときに入らせていただいた「佐取館」の円形露天風呂の浴感が素晴らしかったので、いつかは再訪したいと思っていましたが、今年の春、ようやくその念願がかないました。
咲花温泉の入口にあたる馬下橋の欄干には、火焔土器のモニュメントがあります。
ここから阿賀野川南岸を東に2kmほど進むと、旅館9軒からなる咲花温泉郷に至ります。その中心付近に位置する「いろりの宿 平左エ門」さんを訪ねました。
中にお邪魔すると、ご主人が大浴場と露天風呂の入浴の仕方について丁寧に教えてくださいました。日本の伝統美を大切にしている和風旅館だというのがよくわかりました。脱衣所の脱衣籠には、今ではなかなかお目にかかれない編組細工の籠と箕が用意されていて感激!
そしてこちらが大浴場の湯舟。浴室の扉を開けた瞬間、感激のあまり声をあげそうになりました。
阿賀野川を借景とした半円形の湯舟! そこに満々と湛えられ、美しい石敷の床に溢れ出る翡翠色の湯! そして、浴室に充満する甘美な硫黄の香り!
もう完璧! 言うことなし
美しく磨かれた石敷き床は、温泉成分で変色し、絶妙な縞模様になっていました。このときの湯温は約43℃。少し熱めでしたが、何度も何度も湯舟に突撃し、至福の時間を満喫しました。
脱衣所の一角に「露天風呂用ゆかた」が置かれていました。
この旅館には、この内風呂のほかに、露天風呂付きの内風呂と、単独の露天風呂があります。この日は露天風呂付き大浴場が女湯となっていたので、男性は一度廊下に出てから、離れにある露天風呂に行かなければなりません。この浴衣は、その時に着用してください、というものなんですね。ご主人から事前にご説明を受けてはおりましたが、立ち寄り・日帰り入浴者にもここまでの気配りがなされているというのは凄いことです。
その露天風呂入口には、「ただ今男性専用」という暖簾が下がっていました。
その露天風呂がこちら。
雄大な阿賀野川を望む景色に息を呑みます!
湯使い、鮮度、香り、景観、静けさ、どれをとっても自分好みだったので、久々にマイフェイバリット指数を公表します(笑)。
咲花温泉【いろりの宿 平左エ門】 地図
源泉:咲花温泉6号
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
泉温:50.2℃ pH7.8 立ち寄り入浴:大人600円 時間は詳細不明 マイフェイバリット指数 83 |
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新津駅の南東、大型ショッピングセンター「ベルシティ新津」に近接する地点に、昭和40年代のまま時間が止まっているかのような不思議な空間があります。そこが新津温泉です(地図)。
津軽の森田温泉を思わせるシブい外観がたまりません。客に媚びない強烈な個性は、今どきの「日帰り入浴施設」の対極にあるかのようです。
中央の玄関を開けると、すぐ左手に受付があります。そこで400円をお支払いし、右手に向かいます。 入浴可能な時間は、表向きは8時から19時となっています。玄関の窓ガラスにもそう表示された紙が貼られています。しかし、実際のところは良くわかりません(笑)。
初訪問時、朝イチのアブラ臭を味わいたかった私は、朝8時ちょうどに訪ねたのですが、男湯にはすでに7〜8人の常連さんたちが!
2回目の訪問時は、7時20分に着いてしまったのですが、そのときも6人の先客がいました(笑)。いったい何時から営業しているのでしょうか(笑)。
それはともかく、下の2枚の画像が新津温泉の外観です。
右側に視線を転じると源泉井のタワーがあり、その向こうには、入口にダイドーの自販機がある男湯があります。
受付前で下足し、右に折れて廊下を進むと、廊下の左手に大広間があります。
その奥を右に曲がると、さきほど見たダイドードリンコの自販機があり、その脇が男湯脱衣所の入口となっています。
こちらが男湯の脱衣所。すでに、石油系の強烈なニオイが漂っています。
そして、アブラ臭マニア垂涎の浴室がこちら。
飾り気のない塩ビ管から注がれる源泉は、無色透明でぬめりのあるものでした。この写真からも、お湯のぬめりの感じがなんとなくわかるのではないでしょうか。
そして、とにかく強烈なアブラ臭!
地元の常連さんは、多かれ少なかれ、この臭いにラリッているかのようでした。湯口からの源泉を直接湯桶に汲んで洗髪する人、湯桶に汲んだ源泉に顔を突っ込んで身動きしない人など、普通では目にすることのできない光景に出会えます(笑)。 脱衣所にはドライヤーがさりげなく置かれ、その上にはSLの写真が貼られていました。ここの源泉は、3〜4ヶ月周期で激しく噴出するらしく、昨年秋の噴出時の写真も掲示されていました。
こちらが成分表です。湯船内の湯温は40℃程度なので長湯できちゃうのですが、あまり長く入ってしまうと身体への負担が大きくなるようなデータですね。
(成分表画像の右下をクリックすると拡大します)
身体に滲み着いた匂いは、なかなか簡単にはとれません。先般の訪問時には、ここで入浴したあとで出湯温泉と鹿瀬温泉に入ったのですが、身体の匂いはとれてくれませんでした。使用したタオルなどは、どんなに使用しても、長期間にわたってアブラ臭を発散し続けます。
なお、最近ここをリピートするようになったきっかけは、近くに「花と遺跡のふるさと公園」があるから。東日本の「倭国大乱」を考えるにあたっては欠かせないスポットです。
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