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みちのく湯めぐり紀行
旧タイトル「歴史と旅のダイアリー」

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 一昨年の備忘録です。
 秋晴れに恵まれた11月、河北町から尾花沢に向かうのどかな道(国道347号)を通り、山形県で最も有名と思われるお蕎麦屋さん「あらきそば」を訪ねました。

 ここは、大正九年創業という老舗。茅葺・土壁の古民家の中が店内となります。
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 店内に入ると、番号札を2枚手渡され、洗濯バサミの付いた番号札を、脱いだ靴に挟んでお座敷に上がります。帰る際に靴を履き間違えないようにという、心憎いまでの気配りです。
 そして、もう1枚の番号札をテーブルに置きます。平日の開店直後に訪ねたのに、お座敷のテーブルはすぐに満席となりました。


 お品書きには、見慣れない品名が記されています。
 はて?「うす毛利」って何???
 もしかして、「うす毛」に利く(効く)食べ物なのでしょうか?(笑)
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 あるいは毛利家の血筋にあたる人が、このお店と何か関係あるのでしょうか?

 でも、この写真で、「うす毛利」とは蕎麦のメニューなのだと気づきます(笑)。
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 そこで「うす毛利」(820円)を注文。
 12〜13分ぐらいして届いたのがこちら。
 そう。「うす毛利」とは、盛りが薄いことなのだと初めて知るわけです(笑)。
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 最初は、ホントに「薄盛り」だよなー。量が足りねーよなー。
 ・・・なんて思ってしまったのですが、とんでもない勘違いでした。

 容器のサイズが、通常の「板そば」の2倍以上あるんです。
 でっかい容器に薄く盛られているから、なんとなく少なく見えるだけ。
 実際には大盛りに近いボリュームがありました。
 田舎蕎麦らしい風味が、味覚と嗅覚の両方を刺激します。

イメージ 5 麵は太くてコシが強く、かなり噛みごたえのある、強力な手打ち蕎麦でした。
 食べているうちに、アゴが疲れてくるほどです。
 つゆも濃いめで、強力な蕎麦にピッタリ
でした。

 さらに驚いたのが、全くトロミを感じさせない蕎麦湯の旨さ。つゆに注ぐと、さらりとしたしょっぱさの絶妙な味わいになります。

 山形の蕎麦の醍醐味に触れた、素敵な秋の一日でした。

フランス政府認定世界トップ1000レストラン「ラ・リスト」登載
あらきそば 
11時〜17時営業
水曜定休 

肉そば処「一休庵」

 先日、所用で山形大学にお邪魔しました。
 山形市内に行くと、私の場合、食事はお蕎麦が定番。いつもは「羽前屋」さんの板蕎麦「羽前もり」を食べるのですが、今回は肉そばが美味しいという評判の「一休庵」というお店を訪ねてみました。どんなお蕎麦なのか、もうワクワク!
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 メニューの中にラーメンが組み込まれているのは、山形のお蕎麦屋さんには良くあることです。常連と思われる方たちはラーメン類を注文されていました。
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 ラーメンにも心惹かれましたが、まずは目的の「冷たい肉そば」(税込650円)と「ゲソ天」(税込150円)を注文。
 5〜6分して運ばれてきたのがこちら(↓)。
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 いかにも山形らしい黒い田舎蕎麦です。この黒さ、実は福島ではなかなかお目にかかれません!
 しっかり感じられる蕎麦の風味に加え、ツルツルした舌触りと適度な歯ごたえがとても好印象です。
 そして、つゆがとにかく美味! 「冷たい」肉そばというお品書きだったので、ぶっかけそばみたいな冷たさを予想していたのですが、決してそんな冷たさではなく、鶏出汁の効いたほんのり温いつゆで、どんどん食が進みます。
 薄切りの鶏肉が麺にからみ、一緒に注文した揚げたての軟らかいゲソ天も、つゆに絶妙にマッチします。
 今までに味わったことのない味で、幸福感に包まれたひとときでした。


 この「肉そば」、もともとは村山地方の河北町谷地の名物なのだそうです。
 福島の会津で「肉そば」というとチャーシューメンのことを指しますが(右下写真)、ほかの地方の「肉そば」はあたたかい蕎麦に豚肉を入れるのが普通じゃないでしょうか。
 谷地の「肉そば」は鶏肉が基本。いろんな「肉そば」があるんですね〜。
 とても美味しゅうございました 
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   山形市「一休庵」の「肉そば」      喜多方市「坂内食堂」の「肉そば」

 冬本番となりました。
 
 観光名所を訪れる人も、冬の平日はかなり少ない感じです。
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大内宿
 
 
 茅葺き屋根に分厚く積もる雪・・・
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 シーズンになると行列ができるこのお店も、今ならすんなり入れます。
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 囲炉裏の席に座ると、なんだかほっとするのはなぜなんでしょう。 
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 ここの名物、高遠そばです。
 冷たい蕎麦に辛味のある大根おろしが乗り、その上には鰹節がたっぷり。
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 ネギを箸がわりにして食べるのがここの流儀。
 片手で丼を持ち、丼の縁に下唇を当てたまま、ネギで蕎麦をかきこむようにして食べます。
 ネギは、箸がわりであると同時に、薬味でもあります。
 時々これをかじりながら、蕎麦をかきこみます。 ネギの辛味がなかなか強烈です。
 
 来月、恒例の雪まつりも開催されます。
 「そば食い競争」参加者募集中だそうです (^-^)
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 厳しい寒さは続きますが、地下から湧き出づるあたたかな恵みは、凍えそうな心身を癒してくれます。
 会津の湯は、これからが旬なのかもしれません。
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湯野上温泉 「舘乃湯」
 
 唐突なタイトルですが、実は、お蕎麦屋さんの名前です。
 
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 山形の蕎麦と言えば、平打ちされた黒っぽい田舎蕎麦が印象的ですが、このお店で提供してくれるお蕎麦は、とても繊細な手打ちそばです。 蕎麦そのものの風味にこだわる「通好みのお店」ではないかと思います。
 
 蔵王温泉のメインストリートから外れ、「季の里」や「四季のホテル」に向かう途中にあります。
 新そばの季節になるたび、私はここにお邪魔することにしています。
 
 
 こちらは昨年の夏にいただいた「もりそば」(大盛)。 薬味に辛味大根のおろしがついてきます。
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 こちらが最近いただいた天もりそば(大盛)。 サクッとした揚げたての野菜天ぷらを塩でいただきます。
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 公式サイトは → こちら
 
 
 蔵王温泉は、まもなくスキーヤーと樹氷鑑賞で賑わう季節を迎えます。
 

箱そば

イメージ 1 二本松市の旧道沿いにある老舗のお蕎麦屋さんが、ここ「鈴石屋」さんです(地図)。創業60年以上になるそうで、古民家風の建物が歴史を感じさせます。
 
 二本松で昼食をとるような時は、必ずここを訪ねます。かれこれ10年以上は通っているでしょうか。
 
 道路を挟んで反対側に2ヶ所駐車場があります。週末はかなり混み合います。
 
 お蕎麦屋さんとは言っても、一通りのメニューがあり、カツ丼が隠れた人気メニューとなっています。また、意外にも暖かい「たぬきうどん」が美味いです。
 
 看板メニューは「箱そば」でしょう。私はこの「箱そば」が大好きなのですが、はっきり言って、蕎麦通の方には必ずしもオススメできません。
 
 なぜかと言うと、蕎麦の風味があまり感じられないからです。こんな言い方をするのはどうかとも思いますが、蕎麦だと思って注文しない方がいいかもしれません(笑)。
 
 でも、これが美味いんです! 平打ちで、ツルツルした食感がたまりません。そう、「稲庭うどん」のような食感なんです。
 
 「稲庭うどん」が既成の「うどん」の概念に当てはまらないのと同様、この「箱そば」も「蕎麦」を超越した存在かもしれません。
 
 これが「箱そば」(1,000円)の写真です(↓)。 最初から大盛りサイズです。イメージ 2
 薬味が豊富で、ツルツルした麺とトロロ・ナメコの相性がいいんですね〜。
 このほか、「箱天ざる」という豪華メニューもありますが、あまりに凄い天ぷらが付いてくるので食べ切れません(笑)。

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