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いや〜久々に良かったなぁ…と。しみじみ。
あらすじ
妹に同行を頼まれたパリ旅行で、セン(向井理)は妹に置いてけぼりをくらい、偶然、アオイ(中山美穂)と出会う。
センが落としたパスポートをアオイが踏んづけて滑って転ぶ…というような出会いかたで。 センのパスポートはその拍子に顔写真が破れ、アオイの靴のヒールは折れてしまう。
パリに長く住んでいるアオイは、センに大使館での手続きを勧め、大使館の住所と自分の名刺を手渡す。 パリで予約したホテルの名前を思い出せなくて困ったセンはアオイに助けを求め
そのお礼に…と食事に出かける。 そんな風に出会った二人が、パリで過ごす数日間のお話。
年上の女性が年下の男性と出会う…というような物語はたくさんあるんだけど
これは素敵だったなぁ。
向井理くんはちょっと苦手な感じの俳優さんだったんだけど
この映画を観て、好きになりました。
演技がとてもナチュラルで、礼儀正しく優しい感じの好青年をとてもイイ感じに演じてました。
相対する中山美穂も、年齢相応のしっかりした世話好きな、でもオバサン的でない
素敵な年上女性を演じていて、観ていて“背伸び感のない”雰囲気が良かったなぁ。
ここからはネタバレになるんだけど
アオイには子どもを亡くすという経験があって、それ以来、ひとや新しいことに心を開けないでいます。
そのアオイの心は、センとの出会いによって柔らかく溶けはじめるのです。
それはきっとセンが優しいということもあるだろうし
彼女のこころをこじ開けてどうこうしようとする強引な人間でないってこともあるだろうし
行きずりの旅人だっていうこともあるだろうと思う。
二人の年齢差だって関係しているのかもしれない。
とにかく、いろいろな意味で、センはアオイにとって“肩肘を張る相手”ではない、ということなのだろうと思う。
偶然、彼女の友達からアオイの傷を知ることになったセン。
彼がアオイの家のリビングの床で毛布にくるまって寝ようとするシーン。あれ、素敵だったなぁ。
「おやすみなさい」と言って自分の部屋に引き上げようとするアオイに向かって
大きく両手を拡げて「おいで〜」って甘えた声を出すんだよね。
ちょっとワインに酔った声で。
ああ、かわいい
結局、その声に負けて、隣りで毛布にくるって寝ころぶアオイは
これまで誰にも話してこなかった自分の傷を告白するの。
それを黙って聞くセン。
話し終えたアオイを優しく抱きしめる。
もう、そのシーンでは、完全にアオイに同化しちゃいました。
ドキドキ
ずっと誰かに聞いてほしかった思い。
自分の胸の奥にずっとしまっておいた氷のかたまりを
おそるおそる取り出してみたら、とてもあったかい手でそっと包んで溶かしてもらった、みたいな。
センはとてもとても優しい目をしていました。
「ああ、私はずっとこのあったかい手をずっと待ってたんだなぁ」って
そんな気持ちになるシーンでした。
ああ、どこかにこんな優しい男子がいたらなぁ。。。(遠い目)。
そのシーンから流れ始めた私の涙。止まんなくって
私も疲れているのかしら…何かにww
夢のような三日間を過ごして、センは日本に帰ってしまいます。
あれは夢だったのか…。
いや、夢じゃなかった…というのがエンディングで分かります。
そこはお楽しみってことで。
「新しい靴を買わなくちゃ」という題は、二人の出会いのシーンを象徴する言葉ですが
いつまでも歩き出せないでいたアオイの決心というか、そういう心の動きをあらわしているような気もします。
監督・脚本 北川悦吏子&プロデュース 岩井俊二で、主演が中山美穂、
音楽は坂本龍一という、私たちアラフォー世代にはピッタリはまる制作チームです。
激しいベッドシーンとか、そういうの苦手な私としては
年上女性&年下男性の、その手の映画はダメなんです(笑)。
で、こういう心の機微をていねいに描いた恋愛映画がとても好みなのです。
いやいや40代女性と20代男性で、このラブストーリーはナシでしょ…という苦情も聞こえてきそうですが
そういうのに共感しちゃうっていうか、憧れちゃうっていうか
そんな私は「自分ってオバサンなんだなぁ」とか思うわけですけど、でも、それでも良かったです。
その二人の関係と対比して、
センの妹・スズメ(桐谷美玲)とカンちゃん(綾野剛)の若いカップルが描かれているのも
なかなか良かったですよ。
岩井俊二監督の映画「ラブレター」(中山美穂主演)がとても好きで、
何だかそれを思いだす映画だったんですけど
彼女はその時々の年齢に合わせた素敵な役を演じられる女優さんなんだなぁ、と感心。
向井くんは、知っている男子にちょっと似ているので
少しだけ彼に重ねあわせて、トキメキながら観てしまいました(これはここだけの話ってことで・笑)。
ふうぅ。
みなさんも機会があったら観てみてください。
パリに行きたくなっちゃったなぁ。
誰か私と一緒にパリに行きませんか…
とか、つぶやきたくなるような映画です(笑)。
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<(_ _)>
私はどうも北川悦吏子さんの脚本がダメで・・・。
「人のSEXを笑うな」の、永作博美&松山ケンイチの方がしんみりしたなぁ・・・(私は何かに飢えているのでしょうか^^);
なんかね。
永作さんの主人公は、何が特に問題っていう訳じゃないけど、不安定なんですよ。その彼女に恋するのが松ケン。
そこに、テーマらしきものは殆どないんだけども、あの映画好きでした。
たぶん、私は「SEX」以上に「ロマンス」というものが照れ臭いんだと思うのね。だから北川脚本がダメなんだと思います<(_ _)>。
2013/8/25(日) 午後 8:14 [ - ]
>たぶん、私は「SEX」以上に「ロマンス」というものが照れ臭いんだと思うのね
てはぬーさん、なんか男前な発言だなぁ(笑)。
「人のSEXを笑うな」は私も見ました。
原作も読んだなぁ。
あれはあれで好きです。永作さん、素敵。
2013/8/26(月) 午後 8:13