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「野球のルールってなんでこうも難しいんだろうね」
「ここのところの大学野球、ビデオで観てるんですけどね、
なにがおもしろいってジャッジがおもしろい」
「なにいってんの、裕ちゃん見たさじゃないの」
「いやいや。最後は不敗神話に賭けたというあの応武監督のクレームと対応する審判の緊迫したかんじ」
「監督ってのは、ジャッジにはクレームつけられないわけよ。つけていいのはルールね」
「そうなんだよねー。東京六大学、選手でさえルール間違えた。それにジャッジがつられそうになって、応武監督の猛アピール。決勝戦でも確かバットが守備妨害かどうかって、結局ファールをとったりと」
「ジャッジで流れが変わるしね。…とはいっても名監督をあんまり敵にしたくないでしょうしね」
「こらこら、フェアでお願いしますよ」
「ゲストや解説も味わい深い。『たった一人のヒーローがここまで盛り上げる』といえば
『苦しい時期を乗り越えて全員で勝ち取った勝利』と」
「全日本の決勝で河原井監督が『斉藤君のマウンド度胸には度肝を抜かれる。騒がれるほど冷静に徹する技術を持つ。打者にとってはまさかというカードを切ってくる』とコメントしていたような」
「打者のウラのウラを読んでくる、詰め将棋みたいですね。
走者を背負ってもチェスの駒くらいに思ってるんでしょうね。中学以来とかいってた、一塁牽制も完全にはめてましたしね」
「継投の松下投手が真逆のスタイルで河原井監督いわく『打者に向かってくるタイプ』。打者も翻弄されてそうでした」
「河原井監督がしきりに『コントロールが…コントロールが…』とコメントし辛そうなのにうけました」
「でも実況は『フォアボールはありません』って」
「斉藤君の間の取り方も打者いやがるでしょうけど、松下君みたいにガンガンこらりれるのもタイミング合わせ辛そうであの継投は絶妙なかんじ。きっと松下センパイにいじられてるんだろうなーっていうベンチの様子でした。日米大学野球選考も発表されたけど、松下センパイがいなくて斉藤君もちょっとさみしいだろうな」
「しかしさぁ…あの華奢な体格で優勝そうなめでしょ。去年の甲子園もそうだけど、マウンドぜったいアツいんだし、涼しげすぎだろ。しかもコメントはあくまで学生らしく『勉強のつもりで』。血を吐くくらい過酷な練習の日々のはずだし、ねたみやいびりも無いはずないのに、『さわやか』すぎじゃないのかぁ〜納得いかないね」
「まあ、ひがむな。ギャップルールってやつだ。おとな社会のゆがみがもたらした特待生問題も背負っている彼らには決意ってのがあるはずさ。野球に人生をかけた少年達の未来がかかっている…」
「くーっ、かっこいいですねぇ。武士の一分みたい(観てないけど)くれぐれもマスコミのえじきになりませんように。」
「マスコミの一分てぇのも見せていただこうとするかってね」
「なんでべらんめい調なんだ」
どうぞ、日本野球のすばらしさを
見せつけてきてくださいっ!
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