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最近のわが家5匹の猫ごはんは、8割が市販のドライフード、2割がちょっと手作りしたお肉や魚であり、時間と手間のかかった愛情たっぷり「まぜごはん」である。
さて本日のトッピングメニューはささみ。
だいたいいつもごはんをあげる夜7時になり、冷蔵庫からささみを取り出す。そこで「そうだ彩りに」と思い立ち、ベランダでお猫様方のために育てている猫草としそを収穫しに行った。
この猛暑で早朝にまいた水分はからっからに飛び、面倒ながらも水撒きをまずする。
猫草が大好きな2匹アメショーの「ろく」と太っちょスコの「キャサリン」が窓をかりかりして、汗をかきつつジョーロをふる私を応援している。
そして5分はかかっただろうか。収穫物を持って室内に戻り、「さあごはん作るよー」と台所に向かったときだ。
一番最後にわが家に来た鼻水模様のスコ「しわす」が、しゅたたっと台所から駆け抜けていった。そのあとを他4匹が追いかけていく。
だがまあこの時点では、いつもの空腹時のおかしなテンションによる奇行だと思っていたのだが、さてささみをレンジに入れようと皿を見て、あぜんとした。
カラである。皿の底が見えている。何もないではないか。
まさか、と台所から出たところで、また猫5匹が駆けていく。先頭はやはり末っ子「しわす」だ。
ちょっと待て、君。ひきづってる肌色のものはなんだい!生のささみ君ではないのかえ。
お兄ちゃんお姉ちゃん猫4匹にまざり、私も「しわす」を追う。人間様にかなうと思ってるのか。ほーらすぐ追いつく。
が、ちょこまかとテーブルやベッドをかいくぐり、「しわす」は逃げ続ける。ぶるぶる顔をゆすったりするのは、ささみ君をいたぶっているつもりなのか。
すり抜けられて行き場のない手を見ながら、脳内で再生されるのは「お魚くわえたどら猫〜追いかけて〜」であるが、わが家は「魚じゃねーささみだし!」。しかもピンク色。おまけにくにゃんくにゃんと動く分、「見た目怖いわ!」。大変グロテスクである。
なんとかささみをとり返すと、「けけけけ」と妖怪のような鳴き声で見上げてきた。ちなみに口からは、はみだした生肉の欠片がのぞいている。
「しわす」は尻尾で床をしきりにたたいている。視線の先には私がとり返したささみが、しかし当初から2/3ほどの大きさになってしまったささみが、髪の毛やらゴミをつけて揺れている。
「けけけけけ!」
言い返して私は台所に閉じこもった。水で汚れを洗い落とすと、むざんに食いちぎられたささみ君がぬれそぼってくったりして見えた。
レンジに入れると、タッパーの中でそれなりに元気を取り戻したかのようにパンパンはじけて白くなっていった。
ドライフードを5匹の器にいれつつ、「しわす」のだけちょっと少なめにする。当然である。「しわす」は一足先にささみにありついたのだから。
ドライフードにささみを割いてのせて、猫草としそをきざんでトッピング。ささみから出た汁もつゆだくが好きな日本猫「ちゃい」のごはんにかけて。
「ごはんだよー」
なんだか今日はいつにもまして大変なごはん作りだった。
いまだに脳内はさざえさんのテーマがなり続けていた。ちなみに歌詞は違う。「ささみをくわえた末っ子〜追いかけて〜」♪
・・・・・・はあ。
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2児のママです♪って初ではないので、知ってますかね♪
私もこんな風に書けたらいいんですけどねっ♪
私もこんな風にかければいいんですが一方的になってしまって(・・;)
以前より改善出来ているか分からないですが是非、遊びに来て下さいネ♪
2015/10/8(木) 午後 1:16 [ ゆうこ ]