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今日は風水の話
ドラマ「天地人」の中で豊臣秀吉が黄金の力で直江兼継を自分の家臣にしようとするが、その黄金の魅力や権力という脅しに屈することなく、主君に対する「義」を最後まで貫く姿は秀吉の姿とは対照的に美しいものとして描かれていて話としては、この事の面白いのだが、風水を題材とする話としては秀吉の「大阪城」を中心に取り上げなければならない。
1585年石山本願寺の跡地に安土城をはるかに凌ぐスケールの大阪城が完成した。
この城は風水を意識したのか、外観は黒ベースに金で彩りをなし、天井、壁、障子の骨組みなども金でなされ、さらに度肝を抜くのは茶室もすべて金という驚くべきもの。
この石山本願寺は生前に織田信長が欲していた難攻不落の要塞で、風水的にいうと「富(黄金)」の集まる立地条件を満たしたところだ。
風水は五行を活用した理論だが、この城は「金」と「水」、すなわち大きな財を生む目的で造られた城でしょう。「金」の方位である京都の桂川から流れる「水」が、淀川の「水」と合流し、更に城にある「金」のパワーを押し上げる形になっている。
このように秀吉は主君織田信長と同じように、それまでの戦国時代になかった「経済」という力を背景に天下統一を成し遂げた。しかしすべては栄枯盛衰、「水の気」が強すぎる風水は得てして「土の気」を削いでしまい、後継者の運気を殺してしまう結果になったようだ。
金や権力の力に慢心してしまい、義の心を失い、人心が離れてしまう愚かさは何時の時代も繰り返されているようだ。
しかし、徳川家康が築いた江戸城(江戸市中を含む)は四代将軍家綱を得てこのマイナス要因をすべてクリアーした風水上画期的な都市へと変貌し、応仁の乱で乱れた京都ではなく「江戸しぐさ」を生み出す理想的な国家の中心となる東の都へと変わるのである。
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