演劇実験室◎天井桟敷の人々

奇人・変人・怪優・家出人・亡命者・・・1000人余の人々の今を追う

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ぽぴいはな


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ぽぴいはな

ぽぴいはなは1972年1月の「邪宗門」では情宣を、
そして同年秋のヨーロッパ公演「阿片戦争」「走れメロス」に出演、
そして、1973年8月、杉並区の小さな公園で上演された
「地球空洞説」では美装を担当。

「阿片戦争」は、観客が幾つもの空間を巡り、そこで出来事に遭遇する
形式で(お化け屋敷みたいな)進みます。
劇団員も手分けしてそれぞれの空間を与えられ
作と演出を担当します。

ぽぴいはなは「人形娼館」を作・演出しました。

以下、地下演劇6号から引用します。

人形娼館
これは人形に淫売をさせる家である。
歯に七色のマニキュアをしたやり手婆の人形使いと
せむしの用心棒の腹話術師、古衣裳、古葉書、剥製。

上演記録
(台本・演出 ぽぴいはな)

苦力、迷路を通り抜け、赤い籐椅子に座った人形と
人形溺愛少女を、照明の下へ投げ込む。

するすると伸びる白い糸。
少女は六メートル上の梁の上から苦力にあやつられ
人形との性的遊戯を始める。

少女は堪えきれず自らを慰め、人形の片足を産み出す。
花を捧げる

人形を抱き上げて少女は立ち上がり、
首吊り台へ向かう。
少女と同じように人形からも同じ様に糸が伸び、
首吊りの縄へ 縊りつけられる。

音楽がクライマックスに達し、浮き上がり宙吊りになる人形。
鈴の音を鳴らしながら空中に静止する。
同時に、一本の縄で天秤状に吊られていた生きたにわとり落下してくる。

くるくると人形を追い求めて昇天しようとする少女。
が、突然あやつりの糸を切られ、くずれ倒れる少女。

首吊りの縄をたぐりよせ、
無表情にあやとりをはじめる少女。
台の上に残された人形の片足を望遠鏡にしてゆっくり歩き出す少女。
望遠鏡を覗きながらゆっくりと去る。


上演後の総括シンポジウムでこの作品を
寺山は次のように語っています。

寺山「俺はね、ぽぴいのところはね、人形とニワトリの処刑機械の
印象がのこっている。
一つの滑車で人形とニワトリが左右に吊られていて
フランス人形のおもりが生きたニワトリだ。
フランス人形が昇天すると生きたニワトリが落ちてくるって
いうのは非常によく出来た降霊のパロディだと思ったね」

彼女は、この劇で装置の設計をした河田悠三と結婚し、
吉祥寺でリヤカーで移動花屋を始め、その後、大正通りに
花屋「4匹のねこ」を開業。
(河田の紹介と重複しています)

2002年8月からは、お店は河田が一人で経営しています。

ぽぴいはなさんのご冥福をお祈りいたします。










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