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林 亜未
林亜美は高橋咲の「15歳 天井桟敷物語」の中に
少しだけ書かれています。
高橋は、林との初対面をこのように綴っています。
いつものようにみっちゃんの部屋に行くと一人の少女のような女性がいた。
華奢な体つきはどう見ても少女なのだが、
傍に行ってみると、濃い化粧をして、
肌はカサカサしている。瞳は人形のように大きく、白眼は充血していた。
煙草を持った指先は、細く萎びている。
老女が人形に化けたのか、人形が老女に化けているのか、
そんな不思議な女性だ。
「亜美、さっき話していた咲よ」
みっちゃんに紹介された亜美は、胡坐をかいていた上半身をわたしに向け、口を横に伸ばし、ニタッと笑った。
「林亜美でーす」
林は劇団とは関係なく田中未知と知り合ったとようですが、
その経緯はわかりません。
この老少女?は時にも幼女でもあり、あまりにも自由奔放で周囲に迷惑をかけながらも誰にも憎まれない存在だったようです。
寺山や田中に平気で小銭をねだる。15歳の咲にも煙草を買ってとねだる。ラムネ菓子のように白い錠剤を口の中に放り込んで噛み砕く・・・。
林はやがて劇団に顔を出し、劇団員からもねだるようになり、
いつの間にか劇団員と同化して劇団員扱いになったようです。
天井桟敷では入団試験を経ないで劇団員になったケースは少ないと
言われています。
邪宗門で(1971)佐々田季司演じる人形遣いに操られる人形を演じ、
同年、「青少年のための無人島入門」の冒頭、シーザーと木箱で無人島を
作り上げるシーン等に出演。
5月大舘公演「寺山修司とJ・A・シーザーの若者との七時間半」で
藤原薫。中沢清らと詩の朗読で参加
大舘公演後、姿を消していた林は1974年、12月の「盲人書簡・上海篇」の稽古が始まってから、フラ〜っと劇団に姿を見せ、たまたまサルバドール・タリの休演で
役があいていた人形役を演じたといいます。 甲斐守紀広の回で割愛した情報の中に林に関するものがありました。
彼の実家に同期の山田勇男が一時期居候していた時に、
その山田の元にさらに林が居候をしていたというものです。
その後、何処へ消えたのか知る由もありません。 異才・奇才が集った天井桟敷だからこそ
林亜未は受け入れられたのではないでしょうか。
天井桟敷以外の劇団であったなら彼女の居場所は
無かったように思います。
近況をご存じの方は情報をお寄せください。
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