2012/12/23 NHK BSプレミアム 平清盛

まず、最終回を見終わっての、感想、いや、自分だけの大感想を。
私は、清盛が好きです。
ただ、このドラマの清盛とは違う清盛が大好き・・・それを奥歯を噛み締めながら、しっかり思い直しました。
平家物語、というと、諸行無常、盛者必衰、ってな教訓、訓戒が主題。
驕り高ぶることなかれ、と。
しかしながら!!!
それって、単なる結果論じゃないか、それも清盛以下平家に関するだけの話で、普遍化はできないだろ!
驕り高ぶりながら、衰えることもなく、栄華を誇っている人間・一族って、数多く存在し、
現代においても跋扈してるじゃないか!
そう思うのです。
清盛は実力をもって、対抗勢力を駆逐し、平氏一族をできる限り繁栄させた。
もし、その独占・寡占のほどが、半分ほどだったら、平氏一統は滅亡せずに永らえることができたか???
そんな確約・保証はどこにも存在しない・・・神仏においても不明・不識であるはず。
盛者必衰の理を知ろうが知るまいが、そこを超越して驀進した清盛が好きなのです。
それが男というもの。
それこそが男の生き方。
そうじゃないでしょうか!!!!!!!!!
にも関わらず、女々しい琵琶法師の語り口に乗せられ、800年このかた、源平盛衰の物語を一面的・画一的にしか扱うことができなかった、日本の歴史。
その狭い視野を根底から覆す野心作になってほしい・・・・
単に念じて、一月以来、本作品を追尾してきました。。。。。。
結果・・・・・・・・・・
主題曲抜きで始まりました〜
落胆するシーンの連続でスタート
またしても生霊の登場。
汚いと批判された序盤、
リアリズム追求と私は受け止めましたが、単なる「こけおどし」「けれん」に過ぎなかったのでしょう。
悪霊、怨霊、生霊、なんでもアリ

こういうの大嫌い、最低

あのね、これは、あくまで私の感想ですから、
「私はそうは思わない。」
なんてコメントされても、リコメのしようもありませんよ。
「ああ、そう。そもそもあなたと私は価値観とか人生観とかが根本的に違うんでしょうね。」
って感じ。
「けれん」「こけおどし」でストーリーを作っていく、っていうのは、創作力の拙さの証明、と断じます。
清盛に水をかけたら、
「ジューっ!」

水が蒸発!?
演技してるフカキョンとか、よく吹き出さずに真面目にやれたもの

そういう医学的根拠があるの?
これも最低

これも、脚本のクセ、というか「逃げ」かな。
部分的に平家物語から抜け出たり、平家物語に戻ったり、そういうご都合主義。
清盛、大往生。
晩年の清盛は、エキセントリックになればなるほど、プロレスのゴールドバーグみたい。
コント風に見えて失笑

プロレスラー:ビル・ゴールドバーグ
あのね、こういう風に書くと、悪意がある、とか言う人必ず居ると思うんだけど、
もしそう思うんなら、私の筆力の拙さかもしれんから、そこは、根底の論旨だけを注視して、
表現の組立については、具体的に、こうあるべきだ、っていうのを示してくれる!?
そうしてくれたら、そういう逆悪意に対しても、まともに取り合うから、さ。
と、序盤で、大きくズッコケ。
そうこうしてるうちに、物語はあっという間に「壇ノ浦」

平氏は、連戦連敗して、追い詰められたそうです〜〜〜
これも、この本のクセでしょうね。
思い入れ部分にはいくらでも尺を使うくせに、平氏の絶頂期も、平氏の没落期も、あっさり簡単。
虫酸が走るほどの傲慢な平氏一門の大繁栄を見たかったし、
ドミノ倒しのように崩壊していく平氏一門の断末魔を逐一見せてほしかった。
そういうところは、平家物語のメインテーマを軽視しているようにも受け取れる。
あくまで「武士の世」云々にこだわりたいがための、作演出でありましょう。
フカキョン・・・
最後の場面が最も美しく輝いていました

年齢不詳だけど、不気味さはないから、ザッツオールライトでしょう。
知盛さん・・・
こういう過剰メイクは嫌い

黒澤明晩年の駄作みたい

とどめの「武士の世」談義。
しつこい、っていうか、ここまで来ると、
粘着気質みたいで、気味悪い

頼朝が平氏政権をどのように評価していたかについては緒論あるでしょうが、
最低限言えるのは、反面教師として客観的に見ていたことは間違いないでしょう。
武士の世を作った???
義務教育ではそのように教えているのでしょうか?
実力本位の実態社会に、法的根拠を与えたのが、頼朝の仕事だったと、私は考えています。
つまり、究極の現実主義者。
頭でっかちの、形而上的概念は極めて希薄だったのではないでしょうか。
だからこそ、範頼も義経も切り捨てることができた、と。
最後の感想として述べます。
ただし、悪意や皮肉ではなく、あくまで本当に素直な偽らざる感想です。
一言です。
「若い頃はピーターパンのような清盛だったのに、最後は海賊フック船長のように、狂おしく死んでいった。」
さて、来年は???
幕末の会津と言えば、純朴な人たちの集合体。
そういうイメージが強烈にインプットされています。
健気な女性のガンバリズムに終始することなく、骨太の男!のドラマを期待したい。
女性を主人公にするからこそ浮上する男の本質、というものが絶対にあるはずです。
女性を描くためには、その女性に関わる男性が、そして、当然、逆もまた真なり。
現時点では、まずは、そのように。
1年間、どうもありがとうございました。
大河ドラマを見続ける自分自身こそに、時の流れを感じたりもします。
過去の歴史こそが、現代の鑑かもしれません。
現代の目でしか、過去を振り返ることはできないのですから

(以上、今回も番組終了後2時間足らずで速記いたしました。)