特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会

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関東圏内は大雪に見舞われた一日でしたが、当日は会場に入りきれないほどの参加者が見えられ、「どうしたら、人身売買をなくすことができるのか」と題したワークショップは、大盛況となりました。ゲストには国際NGO・反差別国際運動の事務局長・原由利子さん、そして人身売買をはじめ人権をテーマにした作品をつくり続けている映画監督・村上なほさんをお招きしました。ゲストのお話が大変に盛り上がり、人身売買の基本的な概要や実情を中心に、それぞれの取り組みまで、人身売買をより身近な問題としてとらえられる機会になったことが、参加者アンケートからもうかがえました。

特に、原さんがお話の中で一貫して伝えようとされていた「これは人権の問題だ」という視点。この問題が誰の身にでも起こりうることを示唆していたと感じ、そのことを訴えてくださったことがとてもよかったと思いました。また、女性たちを経済的に未発展である諸国から日本に入国させ、人身売買が起こってきた経緯とそのうえで起こっていた性的搾取、そして、それが摘発されるようになってからは、研修生・技能実習生、国際結婚あっせんや偽装結婚で外国籍女性(男性も含む)を入国させ、暴力でコントロールし、搾取する、強制的に働かせる現状まで、非常に丁寧に実情と概念を併せて説明してくださいました。

◆反差別国際運動のWebサイト:http://www.imadr.org/japan/

村上さんはご自身がなぜ人身売買に関心をもったのかというそもそものお話から、人身売買を自分はどんな問題であると捉えているのか、自分自身の当事者性(加害者性、被害者性)について、自らの経験や言葉で語られていたのが印象的でした。2010年春に北タイの少数民族の子どもたちで、人身売買等の被害に遭いやすい子どもたちが暮らすNGOの生活寮で、その子どもたちの感性を引き出し、育むエンパワメント活動として行ったフォトワークショップの記録映像も参加者からの反響は大きかったです。「へぇ〜、こんなふうに取り組んでいる人もいるんだ」という感想を残された方が多くいました。

◆村上さんのNo!Trafficking ProjectのWebサイト:http://prismscapefilm.com/notra/about/

ただ、反省としては、お話の後に個人ワークとミニグループワークを行ったのですが、この時間が不十分であったこと、タイムマネジメントをファシリテーターである私(モモセ)がうまく行えなかったことがありました。やはり、2人のゲストの濃厚かつ複雑なテーマを取り扱ったお話を再度、自分の気持ちの面、頭の中で、落ち着かせ、整理するために、参加者が自分自身が感じたことや思ったことを振り返り、その理由を自分なりに見つめてみる、そしてできる範囲で周りにも共有するというプロセスをもう少し行えた方が「ワークショップ」である意味を感じていただけたろうと、アンケートを読む限り思いました。

反省すべき点は他にもありましたが、ほとんどの人が今回のテーマの裏にあった「自分でも人身売買に何かしら関わってみよう!」という気持ちに火を付けられたと残されていることは幸いでした。知らせる側の責任として、ただ知らせるだけでなく、どんな反応や目的を達成するために行うのか、そういう意味での「つくり込み」を惜しまずに行っていくことが、よりよい啓発活動の源になると再認識させていただきました。今回ご参加くださった皆様、ゲストの原さん、村上さん、そしてメンバーに感謝いたします!

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