特定非営利活動法人てのひら・人身売買に立ち向かう会

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9月初旬から始めた日本語読み書き教室ですが、順調に進んでいます。参加者は当初よりいろいろな事情で多くはないですが、参加される方は皆熱心に講義に臨んでいます。この日本語読み書き教室には、これまで民間シェルターで行ってきた教室とは違う目的があります。それは、生活のなかで少しでも活かせる日本語を学ぶということです。シェルター等を出て、あるいは地域のなかで福祉事務所からの支援を受けて生活されている女性を主な対象にしているため、日本に定住していく人たちがその主な対象だからです。

先日は写真のような絵本の読み聞かせを授業の最後に行いました。私は事務仕事をしながら様子をチラチラ見ていたのですが、何だか成人女性に読み聞かせというのも失礼じゃないかと最初は思ったのです。が、一文一文講師は丁寧に濁音などを説明しながら話を読んでいきます。考えてみると日本語のテキストに載っている文章は硬いので、常用できるような例文でないことも多いです。

でも、絵本に出てくるものは言葉も簡単だけれど、それでいて常用する言葉が多様であるし、外国籍の方にはわかりにく日本語の形容表現(「ちゃぷちゃぷ」、「ひゅー」(風が吹く音))を一番学べるものなのだと気が付きました。子どもと話すとき、周りの人と話すとき、こういう表現を知っているか知らないかで意味の理解がだいぶかわってくるのかもしれないと、その時ハッとさせられました。

この間、たまたまろう教育を進めるNPOのお誘いでセッションさせてもらいましたが、そのNPOの話を聞いたり、自らもろうでわが子もろうである女性のお話を聞きながらいろいろなインスピレーションを受けました。が、その中でも何が一番共通かと言うと、コミュニケーションできることのたいせつさです。手話のことは私もまだよくわからないのですが、日本手話という手話はテレビ等の手話通訳とまったく異なるもので、それを使ったコミュニケーションの方が、ろうの人たちには一番わかりやすいのだそうです。

外国籍の女性への日本語読み書き教室も文法や硬すぎることを学ぶよりも、適切さは重要ですが、「最も当事者にとって使える言葉や読み書き」を学べる場にできることが一番たいせつなことだと感じました。おかげさまで、これまでの講師たちも今年度から新たに講師となった方々もそのことを共通認識としてたいせつにしていってくれているので、とてもありがたいです。

10月23日(日)には福岡でさまざまな背景を抱えた女性たちが参加する日本語教室を運営し、女性とその子どものための避難所も運営する「女性エンパワーメントセンター福岡」の松崎百合子さんをお迎えし、ミニシンポジウムを行います。ご関心のある方はぜひ:http://blogs.yahoo.co.jp/tenohira_is_for_children/60815520.html

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