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効率時代?

昨日は立ち仕事で左足の不具合が再発して、腰まで痛くなった。そういう時の痛さは嫌な痛さで悪寒までともなう。

『じわじわとくる痛さ』でしばらく横になったが、寝汗をかいた。ほんとうは一か月ぐらい湯治にでもゆくべきなんだろうが、『10連休前にどうしても!』というひとたちがいるのでそうするわけにもゆかない。

なんとか早いうちにこうした生活から足を洗いたいと思う。

1人でやっているから時間はかかる。時間がかかるということは、材料を確保して倉庫へ入れている倉庫料もかかるわけで、ハブとフリーを40個、シュパーブとカンパでストックすれば100万円を超える。そこへ特注のフレームチューブをストックして、今度はマヴイックもアンブロシオも手組用のリムを大量に生産中止するので、その確保もある。

実際、ショーで展示した時は問屋も絡んでいたわけだが、その問屋もサドルの独占代理店をはずされ、いまはビルの建て直しをやっているくらいだから、状況は相当変わった。実際、ビルダーの中には貸しビル業になった人いるし、先代がマンション化して、自転車の儲けが厳しくても家賃でどうにかなる体制をつくったひともいる。

うちは考えてみるとショーの時から倉庫代を100万円の桁で払ったわけですから。これほど割の合わない仕事はない。

『こういう車両が無かったら困るだろう』というような善意でやりはじめて、その人が一番苦しむというのが、私は現代日本の最大の問題だと思う。

ある方がうちへ来て、その方の彼女の身長が153cmだという。『普通の身長です』というのですが、確かにそうかもしれないが、現代のメーカーは、そういう女性の乗り手に配慮はゼロです。

クランクは身長の10分の1が良いと言われている。回転型のひとはそれより短くなる。うちへよくのぞきに来る変速器のMOOK本も出すマニアの方は身長が185cm超級だが、クランクは175mm。180mmは長く感じるという。

この具合で行けば、身長が153cmならば、クランクは150mm、147.5mmぐらいが本来は欲しい。アウターリングは44Tとかが好ましいはずだ。しかし、カンパのレコードにも、シマノのデュラエースにも150mmとか155mmとかのクランクはない。昔のフランスのTAの5ピン・アルミ・クランクにも英国のウィリアムスにも、そういう短いクランクはあった。

1970年ごろのラレーでもフレームサイズ505mmとかのものには150mmの短いクランクが入っていた。

競技用コンポのメーカーにしてみたら、身長153cmのひとがツール・ド・フランスで優勝する可能性はほぼゼロだから、そういうものは作らなくてよい、というスタンスなのだろう。

ところが、ボルサリーノの帽子などには、あるバイク雑誌の編集長がかぶれる帽子がある。彼は頭が大きく、世の中にあるほとんどのヘルメットがかぶれない。滅多にない超特大しかかぶれない人なのだが、ボルサリーノにはちゃんとそのサイズがあるのだという。それこそが、ポリシーのあるものづくりなのではないのか?と私などは思いますね。

スマホなどは、手のサイズに合わせて数種類作らなくてよいから、あれは楽だとおもいますね(笑)。


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