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英国らしさ

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英国へ行く前から、『英国らしさ』に対する漠然としたイメージがありました。

ウェッジウッドのティーカップで紅茶を飲み、スコッチをたしなみ、クルマはブリティッシュ・グリーンのジャギュア、、、こういうイメージすべてが英国での生活中に覆された。

たぶん、立場を変えれば、日本もまったく同じでしょう。枯山水の庭のある平屋に住み、早朝は神棚に柏手をうって、それから稔侍仏にお経をあげ、それから抜刀術などしばらく練習し、井戸端で水を浴び、さっぱりしたら、一汁一菜の朝飯、、。

そんな日本人は絶滅危惧種だ(笑)。


しかし、英国のイメージの場合は根底から違っていた。まず紅茶はみんな『マグカップで飲む』。そして、英国でカップをいろいろとみてみると、ウェッジウッドは格が高くない。ウスターやダルトンのほうが格が上。酒はスコッチよりもむしろシェリーやルビーポートを上質の葉巻とたしなむ。クルマは、、これが問題で、ジャギュアはBOOKMAKER(賭け事師、馬券業者)、女たらし、成り上がりのフドーさん屋、悪党、そういう人たちの乗り物というイメージが強い。だから彼らは最近、それを逆手に取って『Oh, yes, it is good to be bad.』とテレビCMでやった。

このイメージの悪かったことはTop Gearのオリジナル・メンバーだったクィンティン・ウィルソンが言っている。


ポアロのドラマを見ても、ミスマープルをみても、悪人はジャギュアに乗り、警部はハンバーに乗っている。弁護士とか医者はローヴァ―。


それで、『色』ですが、私は『英国的なクルマの色はグリーンだと思っていた』。しかし、実際に英国に住んでみると、『英国的な色は、独特の濃いブルー、陶磁器のようなチューダー・ホワイト、あるいは白樺色の銀がかったシルヴァー・バーチ、マルーンではないのか?』という感じが強くする。


そして、乗り物と云うのは、『風景との産物』であるという要素がある。英国で見ると、ある種のクルマはじつに風景によく合っている。最近のクルマが面白くないのは、『世界中どこへでも輸出できるような単一マーケット向けの無個性なカタチをしている』ことにつきる。


ところで、不思議なもので、そうしたものを『数見ていると、これはデザイナーが何を見てこの形にしたのかな』、というのが見える。最近の日本の軽自動車Sでかつて存在したHONDA−Zによく似たテールゲートのものがある。サイドの4つのドアの形状はSUBARU レックス。

こうしたことは、昔もあった。豊太の最初の蔵雲、あるいは『限定仕様のオリジン』は、1954年のフォードのCRESTLINEのフロント・グリルにハンバーのスーパースナイプのリアヴュー、サイドヴューを合体させるとほぼ近いものが出来上がる(右端2枚目はハンバー)。セドリックの1962年の『横目4灯』もネタ元はハンバー(右から3枚目もハンバー)だ。

現代の勉トレーも、ミュル残ヌなども、私は最初に見た時は『ああ、P5のマーク1(左端)と、タービン・エンジンのJET-1(左から3枚目、4枚目)を元のイメージにしたな、と思った。

ローヴァ―はロールス・ロイスの航空機用タービン・エンジンを使ったクルマをつくり、BRMと組んでレースに出させたことがあった。まったく無敵で、日本のレースでもタービン・エンジンのクルマが走ったことがあった。あまりに差が歴然としていたので、ついにはレースでは禁止されるにいたりました。

それでもやっぱり現代の勉トレーはいったい世界のどこの風景としっくりくるのかな?と私などは思う。


昔、アレックスが『三島由紀夫が住んでいた家が見たい』というので、馬込のほうへ出居村ーのスーパーV8で連れて行った。三島邸でアレックスはピンポンダッシュをして、そののちそこを離れたのだが、スーパーV8のロングホイールベースでは路地から出るのに大変苦労した。ギリギリ。
『これは出られんじゃろう。』
というアレックスだったが、電柱をギリギリクリアして出られた。御大、
『ミラクルじゃ。』
のひとこと。それよりデカい『塗り壁亡霊(ファンタム)』や勉トレーでは身動きが取れない。日本では使い物にならないだろう。昔Top Gearでクラークソンとメイの二人が勉津とシャドーでロンドンの中でパーキングを探してうろうろすることをやりましたが、まったく停められず、ついにガス欠になった。ロンドンでは、そうした車はショーファードリヴンで、主人を降ろすと走り去るのが普通。


Youtubeで、以下の『アウトランダー』からの抜粋をみてみると興味深いと思います。

QUEEN ELIZABETH PRIVATELY OWENED A SIMILAR ROVER P5 AS SHOWN IN THIS VIDEO

同様に、日本の乗り物にも『日本の風景としっくりくるカタチ』があったはずだが、日本では風景もクルマも同時に双方が壊されて個性を失くしたと思う。私はじつは1990年代以降の(2000年からの)蔵雲を認めていません。

アップしたJGY280という車両をヴィデオで見つけてハッとしました。それはホーム・オフィスのクルマ、つまり女王陛下が乗られていた車両そのものです。


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