全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

あと3時間、+2時間

イメージ 1

イメージ 1

自転車の組み立て、再度分解して、箱詰めは、ほんとうに気力をとられます。

ほかの溶接終了フレームをヤスリがけして、あとは塗装完了フレームを点検して、ネジをさらい、さらに一台組んでみる。1日の休みを取ったので、ぶりかえした左足のぐあいがやや回復した。ほんとうはシッカリ療養しないと癖になると思うのだが。

しかし、フレームの中をワイーヤー貫通などという凝ったことを、我ながらよくやっている。昭和30〜40年代のオーダー車なら、当時の蔵雲の4分の1ぐらいしたものだ。鳥山先生の『シクロテクニーク』の初めの数ページに、マニアが目を見はるような垂涎の的の特殊工作として写真が載っている。

現代の貨幣価値なら100万円ぐらいだろう。自転車界の職人仕事は安くなってしまったとつくづく思う。


あと組み立てに3時間。分解して、箱詰めに2時間。あと一息。日曜日はない。

英国の競技車両

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3 イメージ 4

イメージ 4

ある方のブログで、チネッリの記事をみて、私がコメントでチネッリと英国自転車の話を書いたのですが、私はチネッリもラッジもそれぞれ10台ぐらい所有して乗ったことがあります。

ラッジはオリンピックでもけっこうメダルをとっています。何よりも、ラッジはリアの車輪をチェンによって駆動して、ハンドルによって前輪で操舵する、2輪車の元祖である『クロコダイル』の発明者を擁護して、ダン・ラッジがその特許を買い取ったので、現代のすべての後輪チェン駆動の自転車の祖なのです。

いわば自転車にとっては『鳥における始祖鳥』のような存在。ラッジ・ウィットワースを知らずして、自転車を語ることなかれ。


実際に乗ってみると、ラッジの軽く前へ出る独特の軽快な加速反応は何とも言えず気持ちが良い。ラッジは特別に変わった断面とスウェージングのラッジ特有のフレームチューブを使っていました。

そして、1905年頃から、『なで肩フォーククラウン』の自転車を製造していた。『コーナリングでふんばり、加速時にはリジッドでありながら、振動減衰性が良い』と書かれていた。じつは、これは半世紀ほどあとのチネッリもほとんど同じセールストークを書いていたのがロン・キッチンのEVERYTHIN CYCLING の中に見えます。

なで肩フォーククラウンも似ている。1960年代のチネッリのピスト車両にはステムのきしみ防止に『ピスタヘッド』というバンドがかまされていますが、これも写真にアップした1928年ごろの黒いラッジのものによく似ています。チネッリのシートステーの集合部分は、英国車そのもの。1947年頃のチネッリはシートの溶接をシートラグのわきに持ってきていて、ラッジ・ウィットワースの1920年代のものとまったく同じだった。

日本では『イタリアン・カット』と言われるラグはじつは英国生まれで、1920年代に『カットアウェー・ラグ』とか『フィッシュ・テール・ラグ』として現れています。

それがカタチを変え、1930年代には、ほぼ現在イタリアンカットの名前で呼ばれているWW2以降のイタリアのものと見分けがつかない形状になっていた。イタリアより英国の方がはるかに先に考案して、生産していたのです。

ラッジは有名なマン島のバイクレースでも優勝していますが、自転車のほうもオリンピックをはじめとして、多くのメダルを取っている。クロード・バトラーもそうとうな量世界選手権やオリンピックでメダルを取っていますが、イタリアのメーカーはかなり、その設計の写しをやっている。ラッジも選手用は別枠でやっていたし、クロード・バトラーもビルダーが30人ほどもいたので、『誰が作ったものか?』というのが大きい問題になります。

そのあたりのことは、日本では雑誌に出たことが無いので、ここに書いておきます。左の2枚は1969年の英国のカタログよりチネッリ。

ゴールデン・ウィーク中に、仕事のあと、仙人クラウドを飛ばして、くらやみ祭りの最後の最後、10分〜15分を見に行った話は書きました。ほんとうは速い仙人クラウド(笑)。意図的に速く走らないようにして、また、速く走れないように構成しているのだが、だんだんタガが緩んでいる。上半身姿勢を1号車と同じにしてしまった(笑)。

そうしたとき、今の法律では、自転車は軽車両、車道を走るわけですが、『自転車が車道を走っているのが気に入らないドライヴァーがいる』。ゴールデンウィークの終わり、そういう人が一人いた。

アレックスの言葉を借りると『エンジンはヘンなところについているし、やかましい。不必要に速い、ヒットラーの膝の上でナデナデされていたラップ・ドッグだったのだが、なでられているうちに大きくなって、速くなった。』というクルマのオープンでした(笑)。『彼等4輪』か『僕・スター』か知らないが(爆)。

そのクルマの運転者が『オウッ、イエッ、オッラぁ〜ゴら〜〜〜』と人間の言葉でない何かを発して追い越していった。

昭和30〜40年代、ヨーロッパのスポーツに乗る人が、人語ならざるものを他の路上交通者に向かって怒鳴ると言うことはなかった。バブル期以降変ってしまったことです。

たぶん、『車両の運動性能があがるにつれ、自分の身体能力が上がったように錯覚して、自我肥大して、他の通行者を蹴散らして行こう』というメンタリティになるのだろうと思う。『なんでコイツはこんなに遅いのか』とか『下手くそ!オレがうまいところを見せつけてやる』というメンタリティ生んでいるように見える。

設計している人たちがまた、そういう気分を生み出すものを作り、CMを作っている。

Road Rage Englandで検索したら、ローランド・ゴリラのように荒れ狂うドライヴァ―達の8割がドイッチェランド・ババリアのクルマに乗っていたのでおおいにウケた(爆)。それはわずか0.3馬力、マックス1馬力の人間を500馬力ぐらいにする『外骨格のパワースーツ』ですから、内面の問題がモロにでる。

たまたまプリプリ臼さまのタクシーに乗る機会があったのですが、あれは奇妙な設計だなと思った。あの全体のシルエットから視線をずらさない計器のデザインに至るまで、設計者はかつてのDSを意識して、それのモダン・ティクを目指したのだと思う。だからあのシフトレバーの奇妙な操作パターンは、バスのリモート・コントロールのシフトレバーと2CVのレバーを合体させたようなものになっている。あれは、通常の目でどのギアに入っているかわかるクルマに40年、50年乗ってきた人は、一瞬のとっさの時に、とまどうのではないか?後ろから見ていても、どのギアに入れているのか全くわからない。

また、後方視界もマセラーティ・エンジンのダブル・シェブロンのように分割のリア窓だったりして、きわめてみづらい。ああいうのは、高齢者がチョイスするべきデザインではないと思う。なぜかつてのタクシー車両の豊グライドのようにコラムシフトにして、見やすいところにオートマのインディケーターを持ってこなかったのか?


私は『マン=マシン・システム』を読み違えていると思いますね。

動かなくする危険

イメージ 1

これは、自動車、バイク、自転車、なんでもそうですが、『動かなくしてしまう』のはじつに危険なのです。再度、動くようにするには新規に組むより3倍以上のエネルギーが必要な気がする。

この『部品を剥ぎ取る』ことの危険は、古いクルマやバイクをやっている人は御存知のはず。

ガレージや駐輪場で、そうして動かず、朽ちはててゆくバイクやスクーターをよく見る。どういうものだか、そうなのです。

今日は医療関係者と母の関係で会うので、半日休養しようと思いますが、28号は1号車も2号車も動かない。パーシー・エリスも部品がどうしてもないという人に渡してしまって、動かない。動くのは仙人クラウドと輪行仕様車だけ。

何とかしないと、このまま朽ち果てます。乗らずに置いて置くと、『他の部分も要掃除、用メンテになって、新規に組む手間+掃除と磨きの手間、+部品を八方手を尽くして探す手間で、トータル3倍以上の気力がいる。

さらに、心理的に、『動かない車両を毎日見ていることへのストレス』がある。場所ふさぎでもある。

なので、いままで何十人の『にわかマニア』の人が、古い車両をいきなり全部バラして、塗装を剥離しはじめるような愚かなことをするのをずいぶん見ましたが、うまくいったためしがない。味も貫禄もおとしてしまうのが関の山。再メッキをして走らなくなったり、不具合が出たり、穴が開いたり。

乗りながら調子を出し、磨きこんでゆくというのが基本です。

目下、天下に号令を発して、部品を探しているところ。6月の梅雨の前までに何とかしないと、こんどは乗っていないサドルもタイヤも何もすべてやられる。使うのをやめた財布がみるみる汚くなってゆくのに似ている。

回復力

イメージ 1

10連休。連続働き。自転車というのはけっこう力仕事で、フォークを曲げる、うちの場合バルケッタのトップチューブを曲げる、、、すべてかなりの力仕事です。

さらに、ヤスリをかけたりというのがたいへんな手間と時間と労働。場合によっては『部品の磨き』などもあるのですが、これも指や手のひらがつるくらいこたえる。

くわえて、場合によっては鉄の塊の工具、大道具を動かす。そして、ひとたび組んだ自転車を再度分解して、梱包する。これも1時間では出来ません。丁寧にやれば3時間かかる。

時間を急がされている場合、スペースがない場合は自分で持って行く。引き取りは5時までですから。

最近は箱のサイズの限界サイズが小さくされたので、通常の自転車用の箱では矢的は持って行かない。箱も作りなおす必要がある。

通常は、フロントフォークを抜いてしまえば、小さい箱に入ります。『通人』はそうして送る。これが一番壊れないし(軽くて小さいので落とされない)、収まりが良い。


しかし、この荷づくりというのもけっこう手間なのです。梱包のパッキングも3000円以上かかる。天候によっては、自転車店の箱も濡れたりしていてクシャクシャで使えない。このあいだのヒョウのあともダメでした。

そんなことを毎日12時間以上10日もやっていると、なかなか回復しませんな。10日で5台組んで出すのは骨だ。組んでバラして、箱詰めするだけでなく、他のフレームのこともやっているわけですから。さらに介護をやっている。明日は休むつもりです。


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事