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自転車の場合、ただひとつの部品が足りないことで動かなくなる。そのよい例がボトムブラケットです。

私が四国を走った28号の一号車は、たまたま1967年頃からの付き合いの仁さんが箱入りのトリオンフの売れ残りを完品で持っていて、『もう売れ残ってずいぶんになるんだ。安くするから買ってよ』と言われて、買って1号車に付けた。

ところが、『R&Fさんのとまったく同じにしてくれ』と自分で部品を買って、送って来る方がいる。

トリオンフは、当時のものはシャフトは114mmがスタンダード。チェンラインの都合で115.5mmのものや、それ以上のものもあった。ところが、いま中古や売れ残りで世にあるもののほとんどが、シャフトがミッシングしているか、110mmとか111mmのものが、とぼけて組み合わされて、あたかも完品であるかのようにみせかけてある。

110mm前後だと、一部メーカー車のように断面積が半分以下になるくくらい思いっ切り右チェンステーがつぶしていないと入らない。そういうものは頑張ってもつかない。

トリプルのシャフトは長いから帳尻を合わせられますが、トリプルのシャフトはもっと世の中にない。

『出てこない物を待っている』ような具合なので、結局2号車のシャフトを抜いて使うことにした。組みかけの車両が視界に入っているだけで鬱陶しい。ブログを見ておられる方は、『最近、28号の1号車もフランスのサドルがついた2号車もまったく登場していない』のに気が付かれたと思う。

それは、『欲しい、欲しい、同じのが欲しい、最高の部品で組んだのが欲しい』という方へのお付き合いで、『自分の車両から部品を剥ぎ取って使っている』から。私自身の実用に供している物が乗れなくなっている。

私が乗る分は、現在、仙人クラウド以外ありません。あれは日常用の26インチのスチールリムだから、あれを輪行するとか、あれで往復180kmとかは考えられない。

つまり、このところずっと、どこへもサイクリングに出かけられないでいる。

『人の持っているものが欲しい』という心理は、CHIBAさんのエルスから始まって、ずっと雑誌があおって来たと思う。これは人を幸福にするのかな?と思いますね。玩物喪志(がんぶつそうし)。これはクルマなどでも同じ。『所有したら安心して、もう使わない』。

昨日は、これから修理なども独学したいという方のところへ1台嫁入りしましたが、クランクはスーパー・マキシーの未使用デッドストック。信頼性高いし、シャフトはじつは現行の町乗り車両のボロンのシャフトでなんとかなる。ボロンは旋盤のバイトを作ったりする材料でかなりしっかりしている。テーパーも吸い付くように合います。こういうのは、『いくらでもツブシが利く。どうやっても乗り続けられる』。インナーが40T超えで大きく見えますが、リアのローが30Tだから実質問題ない。私の一号車もフロントインナ―42Tでリアはロー26Tでしたから。

一方のトリオンフやヴイクトリーだと、右椀の厚さに薄いのも厚いのも、中ぐらいのもあり、同じ長さのシャフトでもベアリング滑走面の位置が寄っているのも離れているのも、同じ68mmのBB用でもある。そういうものは、『すべてわかっている人が使うべきものだ』。

左側のシャフトは、同じ長さでも滑走面の位置が微妙に、ワンの厚さに合わせて違っているのがわかる。トリプル用は防水・防塵のために、ワンが厚いので、滑走面が思いっ切り内側に寄っている。これはそれ専用のワンを使用しないといけないことを示している。

自転車はただひとつのことで、走らない場合がある。これはレストアをやっているとよくわかる。先日はあるところからハブが回って来たのですが、そのマキシカーのハブはフロントのオーバーロックナット寸法が106mmだった。ワッシャーもナットも抜けない(爆)。つまり、フロントフォークを特注寸法でまったく新規に製作するよりほかない。たぶん、ヴェロソレックスとかタンデム用でしょう。

最後は『物ではない』。自転車で幸福になるには『物中心』を離れてみたほうが良い、と私は思いますがね。

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