オタク外来

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暗い世相

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どうも令和になってから明るい話題、明るいニュースがない。雇用が増え、景気は良くなったというのですがね。なんだかWW2の時の大本営発表の『連戦連勝のニュース』のようで、まったく実感がない。

昨日は、どうしても足りない部品があって、問屋の倉庫をあさりに行った。1と2分の1のタイヤをはいた旅行車両を新しいフレームとキャリアに移植するのだが、26インチと1と2分の1のタイヤと云うのは650Bの42Bよりも外径が大きい。前のフレームには8分の3用の泥除けに入れていたので、クリアランスがものすごく少なかった。

行く目的地から考えて、これでは泥がぬかるんでいたら、タイヤが回らなくなるな〜と気になっていた。

こうしたことはヴェテランならご存じ。赤土のぬかるみなどで、タイヤの外側に泥がついて、泥除けの中に詰まると、タイヤは回らなくなるし、木の枝でほっじったぐらいでは取れません。にっちもさっちも動かなくなる。そういうことがあるからMTBには半周まわる泥除けを付けない。

問屋の倉庫をかき回すこと1時間。あった〜〜。昔のメーカー車の幅広、大直径用泥除け。

これは半径が大きいので、うちのフレームに入れてもシートチューブと泥除けの背中がほとんどくっつく。うちの28号はシートが寝ていることもあるが、チェンステーが一般の旅行用車よりはるかに長いのに、このクリアランスです。

フロントのキャリアは取り付け方法をずいぶん悩んだ。キャリアは頑丈なのですが、いろいろと考えて、27号のようなフロントサイドバッグはやめた。実は、一度作ってからやめている。

フロントのサイドバッグはきわめて有効なもので、リアのサイドバッグは重いものを積むと、ペダリングによるフレームのブレがハンドルへ帰ってきて、直進性が乱される。だから、サイドバッグを4つ付けるキャンピング車では前の2つに重いものを積むのが基本だ。

しかし、これにはけっこうな乗車技術が必要とされ、ビギナーは必ずと言ってよいほど、乗り始めでフロントのサイドバッグを引っ掛けて大転倒する。『いや〜〜、これは初心者にはやめたほうがいいな〜』と急遽代替案でまとめた。

こういうことは、『1台づつ、すべてゼロからの設計』に等しい。どこかのメーカーに試作車両として納めるには、2〜3台試作してみて、しばらく実用で使ってみて、少なくとも半年ぐらいの検証・製作時間が必要だろう。

それから考えたら、ロードレーサーははるかに製作が簡単だ。

この間、その話をしたら『一番作るのが難しい自転車は何ですか?』と訊かれた。
『それはロッド・ブレーキでフルチェンケースの自転車に決まっている』と答えた。これはじつにむずかしい。多くの『後輪のロッドブレーキは利かない』。日本の実用車の後輪のロッドブレーキも利かない。私が今まで乗った中で、ボーデンワイヤーで引くカンティブレーキぐらい利くロッドブレーキは、サンビーム、B.S.A.のボトムブラケットの下をタワーを介して動かすタイプのもの、カンティ(サンジェとまったく同じ構造のモニター・スーパー・カムのブレーキ)を直付けしてロッドで引くドーズのロードスターだけだ。

そういうもののmodern Takeを作って見たかったが、どうも時間的に間に合いそうもありません。


ある、有名なプロ・ショップがやめるらしい、という噂を問屋で聞いた。不景気で、家賃がキツイらしい。『月に50万円では利かない家賃だろう』という話だった。そこが辞めると、ロード界へのインパクトが大きいのではないか?世の中、あまり景気の良い話はきこえてこない。

嵐の前の静けさ?

いまからひと月ほど前に、或る有名な自転車関係の老舗が廃業するという話を聞きました。

『ほんとうかな?』と半信半疑で、あちこちに訊いたが、みんな、『7月いっぱいで廃業らしいです』という答え。インターネット上のHPには何も書いていない。

しかし、その会社、60年以上やっている。凝った自転車、とくにツーリング系のものでは、かなり名を知られている。1960年代末には『Hさん』が溶接部分を焼きまくり、赤めまくりで、ずいぶんヒビが入ったりもしたが、その後、一時期仁さんもやっていたはず。

じつは私は60年代にヒビが入っているそのブランドのフレームを見て、嫌だなと思って仁さんのところへいった記憶がある。その後は作り手が変わって、かなり乗り良くなった。

私にとってはけっこう懐かしい響きのあるブランドだ。なくなるとけっこう困るところなのではないか?

そこは問屋としてサンツァーを応援していた関係で、サンツアー消滅のあとは、いじめのかぎりをつくされていたと聞いたことがある。消滅するなら残念なことだ。チョイスが減るわけですからね。

そこのフレームを作っている職人さんもたぶん、私と同じ年代なのではないかな?HRさんも車椅子に乗ってフレームを作っているというし、関西のビルダーのIRさんももはやYOを去っている。

趣味の自転車、とくに『非競技系の旅行道具』のものは、あと5年ぐらいで一気になくなるのではないかな?


それは、消費者の要望だから、仕方のない変化でしょう。私はチャールズ皇太子がやっておられるオーガニックのビスケットを好んで買っていた。高かったのですが、それでも『星跋扈』人魚屋のコーヒー2杯分で一箱だと思うとなんということはなかった。

それがまったくうちの近所では買えなくなった。では替わりに『カントリー・モグモグ』のしけった感じのヤツとか『オレオレオー』の乳化剤サンドとかでは、私には替わりにならない。だから、何もそうしたものは買わないという状況になっている。

これと同じことはあらゆる分野で言えるかもしれない。私はサイフォンでいれた珈琲かドリップが好きなのだが、北米系の『じりっとくる苦さ』のコーヒーを飲みたいと思わない。濃いものが飲みたい時は、イタリアの甘い苦さのドッピオを飲みに行く。

それ以外にチョイスがなくなれば、スパッとあるところでやめる。煙草もそうだった。

自転車は???これはまだまだ『抜け道』があるので、存命中はやめないつもりだ。

1号車もいよいよ重篤

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『やれば、数十万円の赤字持ち出し。すでにかけた時間は何十時間か?100時間越えか?』、そういう仕事もある。

このところ、そうした先延ばしにしてきたものをあいついでやったわけですが、28号の1号車は現在、フロントフォークが外されています。

いまのうちのグリーンが『気に入らない』という。1号車の、緑の強い色にしてくれ、というのですが、1号車は関西で塗っている。しかも、塗った当の本人はみまかっています。しかも、1号車は緑の塗料の中にアルミの粉を入れていて、現在のうちの塗装とはやり方が違う。

当然、使用している塗料のメーカーも違います。

どういうことかというと、その方のために塗料を新たに買う。『プラカラーのサイズで』などというのは存在しない(笑)。塗装のガンものノズルも、別メーカーのものを使ったら、違うメーカーのインクを混ぜた万年筆のようになるので、これもじつはたいへんなこと。

『正直、こういう仕事はくだらないな〜』と思いますね。28号のフロントフォークを色見本として、分解して汚れ落としする。これだけで2時間以上かかり、それをまた塗料屋へ送ったり、塗師に送ったりで、なんやかやで、輸送料金で1万円ほどはかかる。


それで、トータルで、ヘッド小物、シートピラーを旋盤で加工して、特別サイズにして、ハンドル・ステムを付け、ブレーキをこちらで付け、ブレーキレバーを付け、ホイールの組み合わせをして、ペダルを付け、前後のキャリアを特製して、色のわがままをいって、チェンはこちらで付け、フリーはもう歯飛びするので交換、、すべてで14万円(笑)。

ありえないでしょう。NITTOさんのキャリアを前後買えば、それだけで7〜8万行く。外で、特別な色に塗ったら、ショップにもよるでしょうが、3万円〜3万五千円はいわれるのではないか?


ピラーを特別な寸法に旋盤でさらい、フロントキャリア用のハブ軸留めの旋盤部品、及び、重量増を緩和するためのアルミ合金製ヘッドスペーサーを旋盤でひけば、これで1万円はゆく。つまり、ブレーキ、フリーホイールは各1万円はしますから、つまり、『組み直し代金、ならびにフレームは無料奉仕』(笑)。わけですからね。どんどんなし崩し。

その方、貧乏なふりをしているが、じつはかなり大きい木造の一軒家にお住まいです。何というのか、顔を思い浮かべるだけで、なんだか不愉快になってくる。しかも、他の仕事はどんどん遅れるわけですからね。


うちの1号車は、フロントフォークも分解され、いよいよ乗れる気配ではなくなってきた。これぞほんとうの『菩薩道』かもしれない(笑)。1号車に思わず手を合わせます(爆)。

なにげに、やっていますが、じつは、仁さんは、うちの長さのオフセットの治具を持っていなかった。なので、1号車のフロントフォークは『2段曲げ』になっている。これ以外にやり方がありませんでしたから。

それが今では一発で曲がっている。こうした進歩はいままでブログ上で書いたことがありませんでしたが、私が力を注ぎたいのはそうした部分です。

重さと軽さ

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昔、故ジンダ君が『ダウンジャケットの暖かさと綿のふとんの暖かさは違う。バイクも同じで、重さが乗り味の場合もある』ということを言って、なるほどと思ったことがある。

自転車の場合、自転車の重さが効いてくるのは、おもに登坂の登坂抵抗、それと加速の時の加速抵抗。操舵保持の時、車輪が軽いと有利と言うことはあるが、フロントフォークの諸寸法の調整で、これはほとんど差を感じられない。

古い車両をいじっていると、重い自転車でまことによく走るのがある。一方で総アルミのカミン・アージェント(カミナール)などは、軽いことは軽いが走らない。昔、故ジョン・ピンカートンに『買わないか?』と言われたが、乗ってみるとどうも好きになれなかった。

私は『坂ではギア比を落とせばよい』とか、『いよいよ登れなければ、いさぎよく押せばよい』ぐらいに考えているので(笑)、うちの自転車ではあまり軽くしようと考えたことはない。あの、ジーノ・バリタリですら、ファウスト・コッピについて行けなくなって、坂道で降りて押してしまっている写真を残している。

『我々アマチュアが、それもツーリストが坂で押してはずかしいことなど何もない』(笑)。

しかし、輪行28号のことがあってから、『重さをはかりながら組んだりしている』(笑)。シートピラーも中に入っている部分は、不要の部分は切り落とし、ギリギリの長さにする。ヘッドのスペーサーなどでも、いままではスチールでやっていたのをアルミ合金に変えたりしている。

『軽さはお金の3段逆スライド』(爆)で、10kgを切ったその先は、9.5kgから向こうは急激に軽量化にお金がかかるようになる。ペダルやクランクシャフトにチタンを使ったり、ネジやボルトを特製したり、フライスで溝をいれて軽量化したり。超高級なタイヤとリムにしたり。ハブのシャフトを、特注のチタンにしたり。

そこで、『ハンドルもチタンで特注しよう』とか言い始めたら、すぐ100万円突破になる。だからうちはそこまではやらない。しかし、それでも安いほうだ。クルマのほうでは、超車ではマフラーの先っぽのチタン製のハニカム構造の部分が1千万円をはるかに超えたりする。

10kgのスチール・フレームの車両と8kgのスチールフレームの車両では、同じ外観でもコストが激烈に変わると考えて良い。

しかし、自転車の転がり抵抗は『自転車の重量+乗員の重量×タイヤの転がり抵抗係数』だから、自分の体重が2kg増えたら、いくらコストをかけても元の木阿弥(笑)。

しかし、この業界では『しろうとを驚かす』と言ったりしますが(爆)、『手で持った軽さというのは、ビギナーや門外漢にはきわめて大きい説得力がある』。


うちのような車両は、あまり重量は関係がない。しかも、600mm超えの、一般には流通していないサイズの車両を作ったりしているので、むしろ、そこまで大きいサイズの車両は軽量化が難しい。本来ならば、大きいサイズのものはチューブの断面を大きくして、薄くして、、、というのをすると軽くは出来るだろうが、ただでさえ儲からないのに、一個人がそこまで、さらに材料を特注して倉庫代をかけてストックして、、というのはできない。


なので、『あの大メーカーのカーボンフレームの自転車は何キロですが、、、』と言われても、それはうちの守備範囲ではない。うちは競技用の車両ではなく、『自転車を軸とした、エネルギー使用量と環境負荷を出来る限り少なくするライフスタイル実現のための自転車』というのがベースなので。


一方で、最近は逆にリアキャリアのトップの天板のつなぎ目に継ぎ手を入れて、表にロウが盛り上がらないようにしたりしている。もちろん『重量増』です(笑)。

仙人クラウド甦生

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日常の足がなくなると、とにかく不便なので、他の人のホイールをやっているついでに仙人クラウドのホイールを修理。フリーは『禁じ手』の30Tを入れた(笑)。もう歳も歳だし。どこでも行けそうな気がしてきた(爆)。

たま爺と電話で話した。
『ワタシもやってますよ〜。30Tの歯をグラインダーで削って1歯とびにして(よいこはやってはいけません)、15Tにして、乗ってますよ〜。アナタは24Tいままで乗ってたんだ〜。へえ〜ご苦労様なことで。ヒッヒッヒ。』

8分の1で30Tのフリーはないでしょうよ(笑)。ロードやスポルテイーフもローは22Tで変速器は縦型のカンパで、、、(爆)。それが無類にカッコ良い。しかし、そういうのは10代から半世紀もやったんだから、もう、そろそろ年相応にしようということです。

それにしても、身シュランはすでにかなりいびつになってきている。3か月ぐらいではないか?『どっ、どっ、どっ、』と鼓動のようになるのがものすごく不愉快。ぽにゃレーサーも同様の症状が半年以内に出るのがけっこうある。それにもかかわらず、フロントのミツボシはすでにトレッドの寿命まで2〜3か月だというのに、真円の狂い具合は2mmとか、そういう世界。

まあ、市場を席捲したら、『やりたくないもの、めんどくさいものはいい加減に作り、高価なものはちゃんとつくり、高価格商品へ誘導する』そういうスタンスなのかもしれないが、私はそれは間違っていると思う。

チューブラーは、昔はクレメンを買っても、ダレッサンドロを買っても、ウオルバーを買っても、ユーチンソンを買っても、どれも素晴らしく良かった。1990年代からチューブラーはすぐヘビが卵を呑んだようにすぐなる東南アジア製になって、人気を落とした。


どうも同じ図式がWO(クリンチャーという用語自体が野蛮国アメリカの間違った用語だ。『クリンチャーと云うのは、1905年ごろからほぼ100年間、ヨーロッパでも日本でも、本来はBE式、要するに実用車の『耳付きタイヤ』を意味する用語だった)にも言える。


これからチューブレスに移行させようと思っているのかもしれないが、うちへ来る『工房』と自分で言っている方のブログで、いつも他人の自転車を組み直している方が、自分の車両のチューブレス・タイヤのスローパンクを2か月以上、治せないで、『バルブの周辺かな?』と走行途中でエアーをつぎ足し走行していることが記事になっていた。

私はそれは嫌だ。目的地へ行く途中で2回も3回も毎回エアーを補充しているような走り方は鬱陶しい。

また、それをそれほどの期間、彼ほどのマニアが放置するくらい、チューブレスのトラブルシューティングは面倒だということだ。

ツールやジロのような、サポートの伴走車からスペアホイールを投げ渡してくれない、1人での自転車旅行で、東北や四国の山岳ツーリング中にスローパンクやリム打ちパンクをやったら、どうやって始末をつけるのか?

クルマに伴走してもらわないといけない自転車は、私は『介助レーサー』と呼ぶ。


何回も書くが、チューブレス・タイヤは今から90年前、英国のゴールデン・サンビームでは標準装備だった。べつに最新のものではない。


しかし、うちの車両はホイールベース長い。チェンが1.5台分使う。不思議なことに、サンツアーでは長さを一コマ単位で正確にだすと、上下のチェンがほぼ平行になる。偶然なのか?あるいは、そういうギアレシオを想定していたのか?

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