俗物の夕暮れ

かええってきたぞーかええってきたぞー!

精神

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魂脂嘆

 身体に贅肉がつく感覚というのは、多くの人が感じたことがあると思います。
 僕は、たいして体型の変化を経験したことはないのですが、やや細身のズボンがきついと感じる時には、「少し肉がついたか」と思います。

 「精神に贅肉がつく」という感覚を自覚したことがある方はいるでしょうか。
 これについては物理現象ではないため、感じ方が千差万別で、どのようなものかということをなかなか概括的に言えないのですが、僕の場合を例にとって少し書いてみましょう。
 精神的な脂肪のようなものを意識するとき、頭の重さを感じます。これは質量的に重いということと、頭の働きが鈍いという二つの意味で重いのです。多少学術的な文章を読んでもあまり頭に入らず、体力=集中力はどうしても長続きせず、息を切らしたかのような強烈な疲労感に襲われます。気分は沈鬱です。
 主な症状としては以下のものが当てはまると思います。飽くまで僕の場合。
  1、かつて苦もなく読めた文章が読めない。
  2、理論展開の途中、必要な専門用語を忘れて思い出せない。
  3、関心の範囲が減少する。
  4、刺激=感動に鈍感になる(感動というのは広義)。
 
 普段なんとなしに行う思索の中で、ふとこの贅肉の部分を意識すると、「僕も駄目になったものだ」と思います。
 

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