俗物の夕暮れ

かええってきたぞーかええってきたぞー!

生活

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 「ご飯がおいしく炊けていると1日幸せだよね。賢者は幸せを近くに置くっていうけど、賢者はともかく僕は幸せ者かもなぁ」

 ピン・・ポーン !!

 「はーい。あっどうもすいません。サインでいいですか? はい、ええ、あっ、どうも、ご苦労様です。……ん…りんご…みかん………おほっ! さつまいも! ふかして食べるか…」

 「conflict between psychological and phy…フィ……physical needs!! …………なーに言ってんだろ」

 「空が…青いねぇー。まあまあ…そうせかさないでくれよ…」

 「ヘイスト、そして全員ジャンプ。これが勝利の方程式」

 「ウッ……ぐるじい……トトちゃん(僕の正妻。洋式便器)ぐるじいよ……」

 ゴンッ!!

 「イデっ!!!」

 「ネットカフェ難民かー。ホームレスがいるくらいだからなぁ。いるんだろうなぁ…。はぁ……」

 「天気予報は……終わってる」

 「………今日も一日が過ぎていったか……」

 「……ね…るか……」


 僕の1日。夜になるにしたがって色々なことが頭をよぎり、実存を責め苛まれ、逃避。しかしまわりこまれてしまった!! 現実からはにげられない!! とかいうのは本当ですね…最近寝付きも悪くって……

 と い う こ と で は な く !

 独り言多いなー、というのが今日の言いたいことなのです。
 
 ほんとうだよ! ほんとはもうちょっといそがしいんだよ! もうちょっと… ちょっとだけ…だけど……

 発掘作業はとっても緩やかに進行中…。

 いきなり・・・カムイ伝とか火の鳥とか掘り出してしまって、早くも作業は暗礁に乗り上げた・・・。

 その後・・・太古の昔、僕原初年代記(腐海書房、2007年)によると神代の時代に書かれたと思しき試験の答案を数点。「3000字もよく覚えられたなー」と埃まみれの感慨にひたり、そっと文箱にしまったり「うわあああああああああ」と即折りたたんで再度封印したり。

 ボルヘスとかラブクラフトとかを見つけて、一瞬この発掘によって旧き神たちの研究ノートとか見つかったらどうしよう・・・死ぬときの言葉考えておこう・・・とか馬鹿なこと考えたり。

 「人間的な、あまりに人間的な」なんかが3冊もかぶっているのはどういうことだ!!!

 よーし! この調子でもっと有用な書籍とか日用品とか娯楽品を掘り出すのだ!
 1日12時間、火曜と日曜は8時間、1部屋に6人住んで風呂なし、トイレは家外。
 うちの工場の労働者はこんなに快適な住環境で仕事に勤しんでおります。
 賃金? プ ラ イ ス レ ス な 思 い 出 で す !

 正月はぶらぶらして過ごしました。あてもなく。
 冬というのに温かいから、(自分のなかでは)無茶な行軍もしました。
 日付は明確に覚えていませんが、かつて大学の先輩に、電車が終わってから、諸事情により家から放り出され(主観的表現)、吹きすさぶ、いやもうほんとに吹き荒れる寒風の下、2時間かけて自宅へ帰り着き、風邪で3日間寝込んだという、省みるたびに粉薬くさい思い出の道を、テクテク歩いてみたりしました。余談ですが、この時の病はかなり苦しく、19世紀のパリ市街に築いたバリケードを、官軍相手に1人で支えるというミゼラブルな幻覚を見ました。
 道すがら皇居の一般参賀を遠巻きに眺めたり、大学に通うのに使っていた道を歩いてみたりして、以前下宿していたところの前まで来て、満足して電車で帰ってきました。根性なくなっちゃって。
 私的な考えですが、年の瀬や年初め、とりわけ大晦日や元旦の東京は、散歩するのが一番楽しいです。時期柄の独特の雰囲気と言うのもあるのですが、東京の地肌の部分がいつもよりはっきり感じられる気がします。上京してきてから、正月はぶらぶら歩くのが定番となっていますね。
 
 まぁ、実家に帰るお金がなかったというのも正しい見方かも知れません。今となってはもう帰るに帰れませんし……。

 そして、現在は押入れの整理に精を出しています。
 かなり早い段階から、押入れの中に詰め込んだまま未整理の荷物がかなりの量で存在するということに気づいてはいました。どうせほとんど書籍だし、本棚もないのでそのままにしておいたのですが、何気なく押入れを開けてみると、突如三方から僕を襲い来る影!

 右手からはミヒャエル・エンデ全集(第13巻)が! 左手やや上空からは寺田寅彦随筆集(文庫版)が! そして正面からはロシヤ語便覧(極めて詳細な解説と「くたばりやがれ!」を代表とするやや気取った例文を満載したハラショーなソ連期ロシア語文法書。現在絶版なのが悔やまれる)が!

 彼らは巧みな連携で僕の目を翻弄し、一瞬できた隙をついて足元を急襲しました。幸いにも彼らの攻撃が僕を傷つけることはありませんでしたが、彼らのテロ行為は世論をうごかし、基本条約締結のための使節団を派遣させしむるに至りました。

 ということではじめたはいいですが、開けてびっくり玉手箱、ダンボール8箱、その他積まれた本や散乱したノートらしきものの断片や紙束の数々に、びっくりどころかうんざりしてしまいました。楽しくもありますが。


 ………埋蔵金でも……出てこないかなっ。

 大学入りたての頃…

 カラマーゾフを徹夜で読んでそのまま授業を受け、先輩とひとしきり飲み食い喋って家に帰り、机に座ってその日借りてきたブローデルの『地中海』を夜明けまで読んで、また大学へ向かった。

 こんな馬鹿みたいな生活を成り立たせてきた若い力が羨ましい。
 衰えてしまった体力のなんといきどおろしいことだろうか。1日6時間は寝ないとどうしようもないとは…。
 ああ……折角、折角ひたむきさだけは、過去に打ち勝てそうなのに……。

 よい羊飼いさん! 一日早いけど便宜的なお誕生日おめでとう! 個人的には冬じゃないと思うんだけど、もはや形式だからそんなこと気にしても仕方ないよね。おめでとう!

 他の12月24日と25日にお誕生日の人もおめでとう! 充実した生活を送れるといいですね!

 僕? 僕も今日は忙しいですよー。色々予定組んじゃってますから。
 
 1、机の上を整理する。
 
 2、ご飯作る。久しぶりにシチュー。超贅沢。肉? 都市伝説でしょ?
 
 3、『ドン・キホーテ』一気読み。1番好きといっても過言ではない本。ドストがいなければ。

 うーん……とっても充実…。これは徹夜になるなー。
 え? もっちろん今日はずっと一人ですよ。何で人と会う必要があります?

 
 ク  リ  ス  マ  ス  だ  か  ら  ?


 無駄無駄無駄ぁー! 実存主義者にそんな脆弱な思想攻撃が効くと思うなよ!

 前夜・聖夜宣伝省長官! どうやら今年も僕の勝ちですな!
 では、また来年勝負だ。 

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