俗物の夕暮れ

かええってきたぞーかええってきたぞー!

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 衝撃的でした。夢の話です。
 
 主人公(状況から推測するに僕)が母方の祖母の家で留守番をしているところから始まります。
 1人で留守番だなんて……わざわざ夢の中でまで現実に即した配役しなくてもよろしいものをね…。
 で、1人で詰め将棋だか1人将棋だかをやっていると、突如近代兵器で武装した外人盗賊部隊が襲撃してきます。ええ、僕の祖母の家を。黄金の指を捜しているらしく、下顎にライフルの銃口を押し付けられて脅迫されながら薬指を確認されました。
 なんとなく捕らえられた後、また1人でお留守番。何と言うか…見張りくらい置いてってと。体の自由くらい奪ってってと。なんなのこの扱い。ソファーで寝転がっちゃうよ?
 しばらくして(夢だからかほとんど一瞬でしたが)家族が帰宅。お寿司食べてきたーとか、和やかななかにも緊迫感のある話をしていると、再び外人部隊襲来。幹部格の男3人(ショーン・コネリー似の男とチーマー2人)と父がなにやら話している隙に堂々と玄関から外へ出る。見張りなし。彼等のやる気のなさが伺える。
 踵を返して屋内へ戻ると、もう外人たちはおらず、父が槍を2本渡してくる。木の棒の先に尖った刃をつけただけの、足軽が使うような貧弱な槍を2本です。それから、細部は曖昧ですが「黄金の指を持つ男を倒せ」という内容を告げられ、槍を抱いた僕が、なんか神妙な顔で頷くシーンが、”僕の”目の前で展開されました。
 「 お 前 は 誰 だ 」と思わずにいられませんでした。えー……気を取り直して…。 はい! ここからとっても最近のアクション映画らしくなっていきますよー!

 場面が変わります。本当に変わります。気づくとそこはもうアフリカ! 気分は若きオビワン・ケノービ!!
 サバンナと言えばいいのか、荒野に整列した外人部隊の兵士たちをざーっと掃くようにアングルが移動していきます。大部隊です。
 その列の後ろの菩提樹の陰から、そっと様子を伺う僕。不愉快なことに、ここでも僕の鏡像が”僕”の眼前で道化たことをしてるわけです。
 僕は「よし……!」と小声で呟くと、何の考えもなく1本の槍を兵士の列に投げつけます。で、さっと木の陰に隠れる。
 当然命中して、兵士たちは騒ぎ出すんですが、その槍を投げた張本人がすぐ後ろの木に隠れていることに気がつかず、「敵襲ー!!」とかいって大混乱を起こします。僕はその混乱を木から顔だけ覗かせて眺め、さも計算通りのように、したり顔でほくそえんでいる。
 なんという茶番!!!!! しかし僕の快進撃もここまででした。

 得意満面に浮かべた僕の、肩が何者かによって叩かれます。
 振り向くとそこには、さっきの幹部格の3人がそろってニヤニヤ笑っています。

 what a culmination!! カタルシスもなにもあったものじゃありません。
 そしてさらに驚くべきことに、

 ここで 夢 か ら 覚 め ま す !!!!!!!!

 当然予測されるべきCGとワイヤーアクションとスタントを駆使した激しいアクションシーン!
 僕に迫る不整脈という肉体限界(タイムリミット)!!
 
 何よりも、黄金の指を持つ男の正体とは!!!!!!!!!!!

 これら全ての真相は、朝露と等しく気化してしまいましたとさ。
 製作局に問い合わせてみたところ、「続編製作の予定は、現時点ではございません」ですって。
 馬鹿にしてますよね。全く。

 先日初めて明晰夢を見ました。

 夜の中央線快速の電車の中、外を眺めているような気がしました。夜なのに月の光が太陽みたいに明るくて景色がよく見えます。
 電車のアナウンスがずーっとわけのわからないことをぼそぼそ言ってます。
 「空の腕にたとえいったとしたらリンゴ色で電信に生態は打てない。仕方がないのでちなみに月影は見切るな」
 こんな感じのことを言ってたかな・・・。ダダっぽいですね。
 多分山手線に乗り換えて、なぜか終点に着く。
 そこから、映画みたいに視点が上空から電車を鳥瞰するような感じになって、他の走っている電車をぐぐーっとズームアップしていったかと思うとそのまま車中に入る。
 窓の外を見ていると、高層ビル群が切れてライトブルーの大聖堂みたいな建物がどどーんと立っている。ビザンツ様式とゴシック建築のあいの子で尖塔がにょきにょき生えている。
 これを見てなぜか「あー、こりゃ夢だ」と思う。
 今何時なんだろうと思っていたら、どこかから「そーですねー、そーですねー」という声が聞こえてきて、「とりあえず起きよう……」と、起きたいなぁと念じてたらすぐ目が覚めた。

 起きたとき、今まで経験したことのないような脳の痺れを感じました。夢を見ているときって脳みそ痺れてるのかな…?
 こんな異様な夢でなければ、ヴェルギリウスでも召喚して地獄めぐりとしゃれ込むところだったんですが、もったいないことをしました……。次みるときはもっと心にゆとりを持ちたいですね。

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