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高校生の時分から時々マイブームが起きて読み返す、南方熊楠。
昨年からその展覧会があると聞いて、楽しみにしながら愚図愚図としていましたが、やっと見物に行くことができました。
その分、期待も大きく膨らんで、こりゃ見物に時間がかかるぞと、たっぷり時間を用意して、いざ国立科学博物館へ。
ここで気が付けばよかったのだが、なんで科学博物館で南方熊楠展なんだろうと。
行ってみれば、特別展ではなくて、一般展示の中での南方熊楠コーナーでありました。
ですので、こんな小学生の社会科見物に紛れて、アラカン(アラウンド還暦)のオッサンが650円だかの切符を自動販売機で買って、入場。
大多数のご見物である小学生にも分かるように、「てんぎゃん」というマンガを下敷きにした展示でも良いような気もしたのですが、とっても本格的というか、さすが「国立」だけのことがある深い内容。
ただ、残念だったのが「科学博物館」だけに、展示内容のおおよそ7割がたが粘菌系のもので、アタシのような文系からのアプローチである宗教や文化人類学的な系統へのアプローチは少ない。
神社合祀令反対のことが少々触れられていましたが、その運動中に投獄された際にも、粘菌の採集をしたエピソードの方へ行ってしまい、もうちょっと踏み込んだ解説が欲しかったような。
「100年早かった智の人」の全体像は、あまりにも大きすぎて、「科学博物館」だけでは、ちょっと展示しきれなかったのかな。
今度は「民族学博物館」だとか、「天文台」だとか、いくつかの博物館が連携して分野ごとに分担した展示会でもやってくれないかな〜なんて妄想しながら、小一時間で撤収と相成りました。
南方熊楠のあの右へ行ったり左に逸れたりする文体のような、そんな楽しい展示会があるといいのにな。
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2018年02月17日
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