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思えばもう1ヶ月も前の話になるのだろうか。
月日の経つのは早いもので、ちょっとダラダラしていたり忙しがったりしていると、あっという間に1か月が経ってしまった。
誠に困ったことで、これでは気が付けばに本当に100歳を迎えてしまい、2000万円も足りないことになってしまう。
もっと具合の悪いことには、本当は2000万円では足りなくて、3000万円だとか5000万円だとかがないと、生きて行かれないらしい。
こんなところで、ビールなど飲んでいるわけにはいかなくて、むしろビールを売る仕事でもしなければならないのだ。
ということで、その研究のためにも、クァン ビアホイ(越南ビアホール)に行かなくてはいけないことにして、まずは一杯である。
いつかご紹介したThu Hang(チュ ハンかな?)という、何店舗かの大箱店をもっているチェーン店の内の一つに入ったと思われる。
「思われる」と書いたように、自信がないのは、行ってから1か月も経っているばかりでなく、どの店も大変に外観が似ていて、
この日この店の前に立った時には、また同じ店に来たかなと思ったのですが、中に入るとテレビの位置だとかが微妙に違っていることに気が付いて、やっぱり別の店だと思い直したりしたようなことだったからだ。
で、まあこんなことはさしたる問題ではなく、今回の旅ではビアホイの料理に注目してみようという企画なので、なにを食べるかが問題である。
ガイドをしてくれているキエン青年にそんな事情を話したところ、では任せてくれということで、こんな料理が出て来た。
典型的なビアホイ料理だというのだが、一品は空心菜の炒め物で、まあ確かにどこでも出て来る。
どうもベトナムのビアホイでは、日本における居酒屋の枝豆のような調子で、この空心菜の炒め物を注文するようである。
また、その右は云わば鶏のから揚げで、これも日本のビアホールや居酒屋の定番の料理であるので、驚くことはないのだけれど、鶏が地鶏過ぎる地鶏のために大いに固い。
歯の弱いアタシなどにはもったいないような鶏のから揚げで、しかし、このように肉がしっかりとしていないと、彼らは食べた気がしないどころか、美味しいと感じないとのこと。
そういえばこの地では牛でも豚でも肉が固い。
キエン青年のような日本生活を経験した連中は、日本の肉の柔らかさを知っていて、自国の肉の固さが日本人にどれだけ応えるかを理解してくれるのだが、料理人はそんなことにお構いなく、自国の顧客のために自国民のご希望・ご要望にお応えすべく頑張るので、仕方がない。
そうしてもう一品、空心菜の炒め物の左側に写っているのが、山羊の肉の焼いたようなものであって、これも頗る固いのである。
一体に山羊というものはどちらかと云えば痩せていて、そんなに肉の量は多くない。
その上、筋肉質であるので、まあ固いのである。
が、せっかく「任せてくれ」「頼んだぞ」の会話で出てきたものなので、有無をいうような状況ではないから黙々と齧ることとなった。
が、キエン青年もやはり固すぎることに気が付いたらしく、これは本来の山羊肉の料理方法ではないと云い出した。
どうも一度は蒸すような工程を経て、ちょっとは柔らかくして食べるものらしい。
というのは、本人曰く、山羊料理店でアルバイトをしていた経験があるので、料理方法には詳しいと云うわけだ。
そうして、この料理方法ではダメであるということで、ここのお店のアルバイトらしい女子にクレームをいれたのだが、
注文を取る際に、となりの席に腰かけて聞くような子供がそんなクレームに心底対応するはずもなく、キエン青年は適当にあしらわれて、問題は解決らしいことになった。
アタシは「まあ可愛い娘と話もできたしいいぢゃないか」と慰めてその場を収めたのだが、それでもやっぱり肉は固かったのでありました。
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2019年06月23日
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