昨晩はオイフォーの会という美味しいベトナム麺を食べる会がありました。
その会場は、本郷三丁目という江戸と田舎を分けるところ。
「本郷もかねやすまでは江戸の内」という有名な句がありますね。
ご質問は「明日(つまり今日)箱根に行くのだが、箱根の唄にある「万丈の山」とはどんなものか、またそれを見る事ができるのか」というものでした。
鉄飯碗も昔は国文学徒でありましたので、このご質問に関しては、キチンと答えなくてはならないと思いましたのは、あの唄については、漢文の素養に裏打ちされたが故に今ではなにを言っているのかチンプン漢文唄になってしまっているという文化的危機感もあって常日頃から「現代語訳」を考えていたことと、および子供の頃にお膝元の小田原に居た事なども相まって、感極まりテキトウにお答えしてしまいました。
なので、今朝は「ちゃんと調べてお答えしますよ」との約束を果たすべく、早朝よりパソコンに向かっているのであります。
で、まずは歌詞確認。
箱根八里
詩 鳥居忱
曲 滝廉太郎
第一章 昔の箱根
箱根の山は 天下の険 函谷関も物ならず
万丈の山 千仞の谷 前に聳え後に支う
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木 羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
天下に旅する剛毅の武士
大刀腰に足駄がけ 八里の岩根踏み鳴す
斯くこそありしか往時の武士
第二章 今の箱根
箱根の山は 天下の阻 蜀の桟道数ならず
万丈の山 千仞の谷 前に聳え後に支う
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木 羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
山野に狩り剛毅の壮士
猟銃肩に草鞋がけ 八里の岩根踏み破る
斯くこそありけれ近事の壮士
ですが、のっけから適当解説の訂正です。
鉄飯碗はこの唄の題を「箱根の山」と思いこんでいたのですが、本当は「箱根八里」でした。
これでは、おひささまが唄っていた「の半次郎〜♪」と云った風情で、やや不満でしたが、仕方がない。
で、「万丈の山」であります。
「バンジョー(楽器ね)が沢山ある山」という解説がおひささまからありましたので、バンジョーについての解説を一くさりしたのはヤカマシイ(なにしろあの楽器は音が大きいからね)ので割愛して、kazubonさんの「バンジョウは万丈やで」ということから解説の要は「万丈」に絞られたのであります。
鉄飯碗いわく、万丈を考えるにあたっては「丈」に注目すべきであり、その「丈」は「方丈記」の「丈」であって、
「方」は四角の事だから(前方後円墳なんて前が四角、後ろが円形のお墓というような「方」の用法を示したりして)、「丈」は大きさを示す言葉でしょう なんて真面目な顔して。
で、お約束の調査結果。
「万丈」を岩波書店の国語辞典を調べましたところ
「①一丈のの万倍。②非常に高く上がる事。「―の気炎」」とありました。
注目の「丈」はやっぱり「長さ」や「高さ」といった距離感を示す言葉だったのですね。
ですので「万丈の山」とくれば「うーんと高い山」というあたりが現代語訳でしょうか。
ということで、甘アマの自己採点では80点。
しっかりと要点は示していたものの説明力不足かと・・・。
と、こんなことをウダウダやっていたので、今朝は早くも反省会モード。
これも記事にできる程なんですが、割愛して。
それよりこのダラダラ記事を読んでいて、ネクシーさまやミーちゃんがロマンスカーに間に合わなくなったら大変です。
さあ、お楽しみのご家族旅行、行ってらっしゃい!