極楽座の怪人

好きな映画のいっぱい詰まったブログです

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ゼログラビティ

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《アイマックスの3Dを観る》

 私、3Dの映画はあまり観ないほうで、両方あるときは、わざわざ2Dを選んだりします。
 3Dなのに全然立体感がない作品も多いし、あの眼鏡をかけると画面が暗くなって、長時間だと目が疲れることもあります。
 でも、今回、『ゼログラビティ』だけは3Dの評判がよかったので、どうせならアイマックスで観たいと思い、豊島園のユナイテッドシネマまで行きました。
 昔は新宿タカシマヤの12階に大好きな3Dのアイマックスシアターがあったのですが、あれは時期が早すぎたのかな。世間で3Dが話題になる前に閉館してしまいました。

 さて、今回の映画は地球のはるか上空、宇宙に浮かんでいるスペースシャトルが舞台、アイマックスだと、実際に自分が宇宙空間に漂っているようなリアルさです。

 サンドラ・ブロックふんする科学者が手動で修理の最中。それを補佐しているのがジョージ・クルーニーの飛行士。
 ロシアが自国の人工衛星を爆破したという情報が地上のNASAから伝えられ、しばらくして破片が恐ろしいスピードで飛んできます。
 スペースシャトルは破壊され、同僚たちは死亡、船外の科学者と飛行士のふたりだけが助かりますが、宇宙服の中の酸素はどんどん減っていきます。
 ここから一番近くのシャトルまで行き、それを操作して地球へ無事に帰還できるかどうかという話。

 約二時間弱の映画ですが、映画の進行がほぼ実際の時間と同じ。
 つまり、破片の被害を受け、移動し、修理し、地球へ向かうというその時間がほぼ二時間弱の間に起こるんですね。
 それでアイマックス。実際に二時間、いっしょに体験しているような。
 まるでディズニーランドのアトラクションの長時間版のような。

 ともかく、壁一面がスクリーン、アイマックスの『ゼログラビティ』の映像、3Dはすごいです。

ゼロ・グラビティ/2013/アメリカ/公開2013・12・13
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

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御手洗薫の愛と死

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《創作と名声と》

 地味だけど、オススメです。
 なにしろ、大ベテランの吉行和子が主演ですから。

 吉行和子ふんする著名な女流作家、御手洗薫。
 若い頃に恋愛小説で売り出し、推理作家として名声を確立。
 ある夜、運転する車で女性をはねてしまいます。その息子が示談のために作家の家を訪れる。
 ほとんど室内だけで舞台劇のようなせりふのやりとりの展開。
 被害者の息子は売れない作家で、新人賞ののち本を一冊出しただけ。あとはぱっとしません。
 彼は大作家の机の上の書きかけの原稿を見て、ある提案をします。
 示談に応じ、事故のことは公表しないから、そのかわり、その原稿をぼくにくれませんか。
 かくして、ベテラン御手洗薫が新人作家のゴーストライターになります。
 無名新人の名前で書くことで、スランプだった御手洗はどんどん着想が沸いてきて、面白い本ができあがり、これが新人の名前で売り出され、新人はにわかに売れっ子作家になります。
 さて、自分で書いてもいないのに、売れっ子としてもてはやされる新人。次回作の注文にどう対処するのか。

 出版社や編集者の思惑がからみ、御手洗薫の元秘書も登場しますが、大作家と新人のふたりのやりとりが基本です。

 最近、日本映画もたくさん上映されるようになり、大作や話題作も多いのですが、今ひとつ、俳優の演技面で物足りなさを感じておりました。今回、吉行和子と松岡充の演技のぶつかりあい、プロの俳優の演技をたっぷりと見せてもらって、大満足です。
 編集長の益岡徹と元秘書の松重豊も味わいがあって大好きな俳優です。

 オススメの一本。興味のある方はぜひとも。

御手洗薫の愛と死/2013/日本/公開2014・1・18
監督:両沢和幸
出演:吉行和子、松岡充、小島聖、松重豊、益岡徹、松下由樹、岡田浩暉

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ブランカニエベス

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《サイレント映画の新作》

 映画ができたのが1890年代といわれています。
 最初は記録映像的なものが、だんだんと物語を描くようになりますが、音声はありません。映画館では生演奏の伴奏があったり、日本では独自に活動写真弁士という解説を職業とする人も生まれました。
 1920年代後半にトーキーが実用化されて、音がでるようになり、サイレント映画は作られなくなります。
 3年前、話題になった『アーティスト』は新作なのにサイレント、モノクロ、スタンダードサイズという古いスタイルでした。
 今回、スペインでまた新しいサイレント映画が作られました。『ブランカニエベス』です。

 1920年代のスペイン。著名なスター闘牛士が牛の角に突かれて、重症。
 客席で観ていた妻はショックで出産。女の子を産むと死んでしまいます。
 半身不随になった闘牛士は美人の看護師と再婚。
 祖母に育てられていた少女カルメンは、祖母の死で父のもとへ。そこで継母にいじめられます。
 父はカルメンの素質を見抜き、密かに闘牛の技術を伝授しますが、継母の策略で死亡。
 継母は美しく育ったカルメンを憎み、愛人の運転手に殺させようとします。
 運転手は殺害に失敗、記憶を失ったカルメンは小人の闘牛士一座に救われます。

 なんだ。白雪姫か。
 そうだったんですね。白雪姫を1920年代のスペインに移して、そのまま1920年代のサイレント映画の技法で作ってしまった。

 なかなかの珍品です。けど、うーん。このラストはちょとがっかりかな。

ブランカニエベス/2012/スペイン・フランス/公開2013・12・7
監督:パブロ・ベルヘル
出演:マリベル・ベルドゥ、ダニエル・ヒメネス・カチョ、アンヘラ・モリーナ、マカレナ・ガルシア、ソフィア・オリア

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《1940年代のシャーロック・ホームズ》

 渋谷のシネマヴェーラでベイジル・ラスボーン主演の『シャーロック・ホームズ 闇夜の恐怖』を観ました。
 日本でシャーロック・ホームズ俳優といえば、1980年代のジェレミー・ブレットが一番有名だと思います。最近ではロバート・ダウニーJrやベネディクト・カンバーバッチですね。
 1940年代、ホームズ役者として名を馳せたのが、ベイジル・ラスボーンです。細身の風貌が原作のイメージにぴったりでした。
 シャーロック・ホームズは1850年代の生まれとされていますから、その活躍時期は19世紀末から20世紀初頭です。
 ですからホームズ物語を映画化するときは、19世紀末のロンドンが舞台になるのが普通です。
 BBCのベネディクト・カンバーバッチ主演『シャーロック』はアーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズを21世紀の現代ロンドンに置き換えたユニークな作品です。
 実はラスボーンのホームズものも1940年代の現代劇として描かれています。

 ロンドンからスコットランドのエジンバラへ向かう列車。
 老婦人の護衛のため、同乗するホームズとワトスン。
 彼女の息子の依頼で、狙われた伝説のダイヤモンドを守るのが目的です。
 列車に乗っているのは、休暇で釣りに行くレストレイド警部。親族の棺をエジンバラに送る若い女。胡散臭い数学者。ワトスンの戦友の軍人。
 車内で老婦人の息子が殺され、あっさりと宝石が奪われます。
 さて、犯人はだれでしょう。
 コナン・ドイルの原作にはない映画オリジナルのストーリー。
 ラスボーンのホームズ、板についています。

シャーロック・ホームズ 闇夜の恐怖/1946/アメリカ/
監督:ロイ・ウィリアム・ニール
出演:ベイジル・ラスボーン、ナイジェル・ブルース、アラン・モーブレイ、デニス・ホーイ

サイドエフェクト

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《薬害問題かと思うと》

 飯田橋ギンレイホールで『サイドエフェクト』を観てきました。
 薬の副作用についての映画です。
 ある女性が自殺未遂で病院に担ぎ込まれます。
 インサイダー取引で服役していた夫が出所。彼女は鬱病に悩まされている様子。
 精神科医が薬を与えますが、どの薬も吐き気がしたり、気分が悪くなったりで合いません。そこで売り出し中の新薬を試すと、とても良好。
 ところが、帰宅した夫を刺し殺し、何も記憶がないという。
 夢遊状態での犯行で、それを引き起こしたのが、新薬の副作用らしい。
 彼女は精神病院に入れられ、担当の精神科医が非難されることに。

 私はこの映画の内容をまったく知らずに観ていたので、薬害問題の映画かと思いました。
 ところが、そう簡単じゃないんですね。

 精神科医は、同僚から非難され、製薬会社からも契約を打ち切られ、収入は激減、妻との間もまずくなります。
 彼は女性患者の以前の担当医師に会いに行きます。
 そして、なにかがおかしいと気づくのですね。

 これ以上はネタばれになりますので、興味のある方はぜひご覧ください。
 上質のミステリであるとだけ、言っておきましょう。

 精神科医がジュード・ロウ、ほんとにうまいなあ。この人の演技、とても安心して観ていられます。
 女性患者がルーニー・マーラ、『ドラゴンタトゥー』ハリウッド版のヒロインでした。
 以前の担当医師が大物のキャサリン・ゼタ=ジョーンズというところで、ちょっとネタばれになりそうな。

サイドエフェクト/2013/アメリカ/公開2013・9・6
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム、ヴィネッサ・ショウ、アン・ダウド、ポリー・ドレイパー

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