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2017年4月の読書リスト

気が付くとGWも終わりに。。。。


 2017/4/8読了
 ::バルタザールの遍歴
 佐藤亜紀
 買っては積み、読もうとしては閉じを繰り返して数年経つ佐藤亜紀の作品たち。
 「吸血鬼」の評価に我慢できず佐藤亜紀の遍歴を開始すべく覚悟を決めた。
 今はなぜもっと早く読まなかったのかと後悔している。
 時代背景といい退廃的な雰囲気といい、皆川博子の印象に似ている。
 一つの体を共有する双子がひたすら堕ちていく物語なのだが暗さどころか
 ユーモアすら感じさせる文体が読んでいて快感。
 これがデビュー作とは。「吸血鬼」という言葉が2回程出てきたので、
 根底に最新作との共通項があるのかもしれないと、今から楽しみだ。


 2017/4/10読了
 /城をひとつ
 伊東潤
 北条氏に代々仕えた大藤一族の物語。
 孫子の兵法書に注釈をつけた曹操の手による兵法書「孟徳新書」を会得した
 大藤信基から代々引き継がれる秘伝の術で商人、僧、農民などに扮して敵地に潜り込み、
 武力ではない戦いで北条氏を支えている家臣の活躍はとても面白かったが、
 やり取りがあっさり描かれているため、もう少し手に汗握るシーンが欲しかったかな。


 2017/4/16読了
 /望楼館追想
 エドワード・ケアリー
 今回のTwitter文学賞で評価の高かった佐藤亜紀に続き、海外部門で評価の高かった
 エドワード・ケアリーのデビュー作を読む。
 外部とのコミュニケーションを拒否するかのように暮らす望楼館(偽涙館)の変わり者だらけの
 住人達。
 そこに引っ越してきた新たな住人により、徐々に導き出される彼らの過去と動き出す彼らの時間。
 過去を知れば知るほど彼らへの愛おしさのような感情が湧きだし、最初から最後まで目が
 離せなかった。
 とても好きなタイプの作品。


 2017/4/21読了
 /天下人の茶
 伊東潤
 利休恐るべし。
 秀吉と利休の間にある謎をうまく利用して信長を討った光秀の謎など、
 歴史の空白部分を面白い解釈で絡め、うまい具合にまとめた連作です。
 面白いのですがもう少しボリュームを増して掘り下げて欲しいかったかな。
 特に最後の章があっさりしすぎだったのが残念。


 2017/4/28読了
 /天使
 佐藤亜紀
 単純に言ってしまえば、特殊な能力を持つ少年ジェルジュは顧問官と名乗る男に引き取られ、
 諜報員として育てられ、そして魅力的な男に成長していくってストーリーでいいかな?
 第一次大戦前夜のウィーンを舞台に繰り広げられる能力者たちの闘いを描いてもいるので
 まあSFなんだけど、そんなジャンル分けはどうでも良くてキレのあるいい小説を読んだなって印象。
 時代背景や展開される能力に関する説明があまり無いんだけど、そのぶん文体の凄さに
 圧倒されるわけで、姉妹作品らしき「雲雀」も楽しみ。


5冊読了。

2015年の印象的な10冊

今年の読了数は65作品で67冊。今年も印象に残った10冊を読了順で書いてみた。
高野さんの名前が二つあるぞ。



 ●恋するソマリア :: 高野秀行
 (2015/2/16読了)


 ●宇喜多の捨て嫁 :: 木下昌輝
 (2015/2/28読了)


 ●狗賓(ぐひん)童子の島 :: 飯嶋和一
 (2015/3/29読了)


 ●有頂天家族 二代目の帰朝 :: 森見登美彦
 (2015/4/6読了)


 ●愉楽 :: 閻連科
 (2015/4/27読了)


 ●マリー・アントワネット :: シュテファン・ツヴァイク
 (2015/7/13(上)、2015/7/22(下)読了)


 ●世界の辺境とハードボイルド室町時代 :: 高野秀行/清水克行
 (2015/10/5読了)


 ●悲しみのイレーヌ :: ピエール・ルメートル
 (2015/11/30読了)


 ●地球の履歴書 :: 大河内直彦
 (2015/12/8読了)


 ●佐治敬三と開高健 最強のふたり :: 北康利
 (2015/12/31読了)


次点として「トマト・ゲーム」(皆川博子)、「離陸」(絲山秋子)の2作品

2016年も、面白い本に出会えますように。

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2014年の印象的な本

今年の読了冊数は83冊(84冊の間違えでした)。あと一冊頑張ってるけど、ちょっと年内は無理かな?
ということで今年選んだ10冊。ランク付けではなく読んだ順番。
ノンフィクション系ばかり読んでいた気がしていたが、こうしてみると意外に小説も読んでたんだな。
それも海外作品が半分以上とは我ながら驚きの結果になりました。



 ●ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 :: シュテファン・ツワイク
 (2014/1/9読了)


 ●死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 :: 門田隆将
 (2014/1/13読了)


 ●シスターズ・ブラザーズ :: パトリック・デウィット
 (2014/1/18読了)
 

 ●帰ってきたヒトラー(上/下) :: ティムール・ヴェルメシュ
 (上巻 2014/4/4読了 下巻 2014/4/5読了)


 ●辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 :: 佐々木健一
 (2014/4/21読了)


 ●映画の奈落: 北陸代理戦争事件 :: 伊藤彰彦
 (2014/8/19読了)


 ●遁走状態 :: ブライアン・エヴンソン
 (2014/9/18読了)


 ●黒いカーニバル :: レイ・ブラッドベリ
 (2014/9/21読了)


 ●修羅走る 関ヶ原 :: 山本兼一
 (2014/10/13読了)


 ●舞踏会へ向かう三人の農夫 :: リチャード・パワーズ
 (2014/10/28読了)


来年もよい本に出会えるといいな。

さあ!しばらく酒まみれの日々だ!

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砂漠の地、イエメンに川を作り、鮭を放流し、釣りをしたい。
大富豪シャリフの壮大な計画に翻弄される主人公とそのプロジェクトの顛末を描いた
イギリスのユーモア作品です。

主人公はイギリスの国立水産研究所に勤める堅物研究者アルフレッド・ジョーンズ。
あれよあれよという間に断ったはずのイエメン鮭プロジェクトの実質的な責任者に祭り上げられ、
政府家や所属する研究所の思惑などが絡み合いながら、不可能と思われた大プロジェクトが
徐々に進行していく。

婚約者が戦地で行方不明となっているハリエットは、シャリフとアルフレッドの橋渡し役となる
エージェント。
手柄は自分のものにするが失敗時の責任は部下に取らせるタイプのアルフレッドの上司。
大富豪シャリフはこのとんでもないプロジェクトを言い出したとは思えないほど思慮深いが、
一体何を考えているのかわからない男。
そして主人公の妻は上昇志向の強いキャリアウーマン。
様々な登場人物の織り成すユーモアテイストの小説なのだが、アルカイダの出現があったりして
社会風刺、政治風刺も混在している。
堅苦しさは一切無く、むしろ日記、電子メール、調書、テレビ番組の台本(進行表)などを
使ってプロジェクトの進行の様子を描いているところが一風変わっていて面白い。
特に台本部分はブラックで笑えた。
この手法は決して斬新ではないが、状況描写を細かく描き込むことがない分、読者の読み込み方に
自由度が委ねられているので読みやすく、いきなりシーンが展開してもさほど混乱する事がない。

大プロジェクトだがざっくり言えば「釣り」をすることが目的なので(ざっくりしすぎだが)
題材的には地味でありながら無理やり派手な作品に仕上げていないあたりに好感がもてる。
唯一、アルフレッドとキャリア志向の妻とのやりとりに後味の悪さを覚えたが、
適度な盛り上がり方が心地よい作品でした。

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円城作品は二冊目。一言で言うとよくわからないが面白い。

楽しめたのが「後藤さんのこと」と「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」。
いずれも文体といい言葉の扱い方といい表記の仕方といい既存の小説に対するチャレンジするかのよう。
遡れば筒井康隆や高橋源一郎という先駆者たちを彷彿させるが、そこに小気味よさを付け加えた感じ。

「銀河帝国」や「後藤さん」の取扱い方に大笑いこそできないが時にツボに入り、忍び笑いをしてしまう。
わからなければ深く追求せずテンポよく読み続けると、自分に響いてくる言葉が浮き上がってくる。
あとは浮き上がった言葉を読む人が自由に再構築すればいいのだろう。

「考速」は字のごとく頭の中で考えることをテキストで流れのままに描いている。
まま、とは言えムダを感じない。小説と考えればムダだらけなのかもしれないが。
意図は非常によく伝わってきたけれど、思考のリアルテキスト化の困難さも感じる。

全体的に楽しめた反面、脳の滅多に使わない部分を刺激されたような感覚と疲れを感じた。
少ない脳ミソではあるがそれでも普段使っていない部分が結構あるなと痛感した次第。
実際、読後に手を触れると頭がヒートアップしていたような気がした。

真面目?な読者には受け入れ難い部分もあるかもしれないが、少しでも楽しめれば
それはそれでシメタ!と思うが勝ち、みたいな作家なのかも。
頭の良さを感じさせ、刺激的な作品たちだった。
こんな作品が大好きなことを再認識しました。


作品リスト
 「後藤さんのこと」 「さかしま」 「考速」
 「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」
 「ガベージコレクション」 「墓標天球」の6篇。

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