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「若狭小浜の古刹を訪ねて」の第2報です。
 
妙楽寺を後にして、羽賀寺に向かいます。地図から見ると、この付近には高い山はないが、多田ヶ岳(ここでは触れないが、古刹の多くが多田ヶ岳を中心に栄えた若狭修験に根ざしているそうである)などから流れ出る清流が多く、北川、多田川、南川などの大河になり小浜湾に通じる。
いくつかの川を渡り、田んぼの中を走りきると、小浜市街の北側に位置する羽賀山麓にある羽賀寺に着きます。 
 

羽賀寺

高野山真言宗の寺院。山号は本浄山。本尊は十一面観音
縁起によれば、霊亀2年(716年)に、元正天皇の勅願によって行基が創建したとされる。最盛期には子院18を数えたが、天災などで消失し、近代以降は本堂のみが残る 
イメージ 1
    庫裏を過ぎ、杉木立の参道を進みます
前方に本堂が見えてきます
 
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本堂 重文 室町中期の文安4年(1447)の建立
桧皮葺の入母屋造り。軒の勾配がやや急に反っています。
堂内は内陣・外陣が区別され、密教様式を残す。
 
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写真中央は乳根を持った銀杏の大木です。残念ながら、羽賀寺にはこの本堂だけしか残っていませんが、山に包まれ、静寂なお寺です。
 
本堂内で拝観した以下の3像写真は講談社「日本の仏像」№37からコピーさせていただいた。
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木造十一面観音菩薩立像 
重文 像高146.4cm 平安時代前期 檜の一木造
未婚のまま即位した女帝・元正天皇の御影とも言われる。かっては33年目ごとに開扉さた秘仏。
白洲正子は次のように著書・十一面観音巡礼で述べている。
「このような仏像が、都遠く離れた僻地に残っているのは奇蹟としか思えない。それは当時の文化の高さを物語るとともに、天平時代に若狭が占めていた位置を、無言の中に語るようであった」
 
       イメージ 4 イメージ 5
いずれも本尊厨子の横に安置されています。
()千手観音菩薩立像 重文 像高135.4cm 長寛3(1165) 檜の寄木造
  もとは松林寺の本尊であり、羽賀寺の毘沙門天、明通寺客殿の不動明王ととも  に三尊形式で安置されていた
()毘沙門天立像 重文 像高159.1cm 治承2(1178)  檜の一木造 
  穏和な天部像は明通寺客殿の不動明王もそうであった様に、院政期の造像。
 

フィッシャーマンズワーフ

羽賀寺を後にして、午前中の渋滞による遅れを解消したので、お土産タイムを幹事の計らいで持つことができ、小浜漁港にある海産物を中心にした土産店「フィッシャーマンズワーフ」に寄りました。
寺・仏像見学とはまた違い、中には生き返ったような方も沢山・・・。
私は焼き鯖をゲツト。
 
イメージ 7
「蘇洞門めぐり」はここから発着しています。
海側から見たフィッシャーマンズワーフ (2007.8撮影) 

福井県立若狭歴史民族資料館

古代からの名物でろう海産物をゲットし、皆さん心置きなく小浜中心街を抜け、予定した最後の訪問先である若狭歴史民族資料館に行きます。
JR東小浜駅の東で、かって国府があった場所付近になります。丁度、遠敷川の傍で、「お水送り」の拠点になる若狭姫神社、若狭彦神社、神宮寺へのスタート地点です
 
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若狭歴史民族資料館
訪れる人は少ないようです
わざわざ、館長さんと思われる方が丁寧に説明くださいました。
国宝巡りバスツアーが春、秋に開催されており、今年の秋も秘仏初公開を数点盛り込んだ計画がされているお話がありました。なかなか面白いツアーのようです。
小浜観光協会、小浜市教育委員会などの皆さんは、小浜の持つ文化・観光資源の開発、寺社・仏像のピーアールに熱心です。立派なカタログやデジタル文化財の利用などありがたいことです。
特別展示もタイムリーに催されるようです。常設展示では複製ながら精巧な仏像群が展示されています。
「若狭の四季とくらし」コーナーは興味ありました。若狭は「民族の宝庫」といわれるほど多くの行事・祭礼が大切に守り伝えられおり、その様子が分かる仕組みになっています。
 
 
この後は、来た道、湖西道路とは異なり、若狭街道(鯖街道)、朽木の町を通り大津に向かい帰りました。途中、安曇川の清流で渓流釣りをする人々の風景を車内から見ました。この付近も観光客で賑わい、大津に近づくにつれ、渋滞が激しくなりましたが、予定帰着時間の1時間遅れで無事到着。
いつもの天平会とはまた違った楽しい一日でした。幹事の皆さんに感謝する次第です
 
 
 

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