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12月27日
NHK 時論公論 出石 1965年の6月日本と韓国の外相が握手を交わし国交を回復しました 当時の日本の首相は安倍総理大臣の大叔父、おじいさんの弟にあたる佐藤栄作氏 韓国側はパククネ大統領の父親のパクチョンヒ大統領でした こんばんはニュース解説時論公論です 日韓が国交を回復してから、来年で50年 しかし今両国の間には深い溝が横たわっています この時間は日韓関係のこれまでの50年を振り返り、これからの50年を展望します 困難な交渉の末、終戦から20年が経った1965年になって、日本と韓国はようやく国交を正常化させました
当時両国が置かれていた環境は、対照的でした
日本は高度経済成長の真っただ中、焼け野原から奇跡の復興を果たし サンフランシスコ平和会議を経て国際社会に復帰 前年の1964年には、東京でオリンピックを開催するまでになりました 一方の韓国は、35年間の植民地支配が終わったものの南北に分断され 朝鮮戦争を経てパクチョンヒ氏がクーデターで政権を掌握し軍事政権下にありました 経済再建では北朝鮮の後塵を排し政治的にも経済的にも大きな困難に直面していました
結局韓国側が求めていた過去に対する謝罪は盛り込まれず、日本が5億ドルの経済協力を行う事で長い交渉は決着しました
共産主義勢力への対抗という冷戦下の政治状況に加え、経済再建を急ぎたいという韓国政府の思惑が優先されたという事をまずここでおさえておきたいと思います
―略―
冬の時代から春の時代へ
国民感情にも変化が見られます
今年7月に行われた調査です 韓国に対して良い、或いはどちらかと言えば良いという印象を持っている日本人は20%余り 日本に対して良い印象を持っている韓国人は20%足らずでした 逆に良くない印象を持っている日本人は5割強 韓国人では7割以上にのぼっています 日本を訪れる韓国人は円安を背景に増えているものの、韓国を訪れた日本人は大幅に減り、今年は更に落ち込む見通しです かつて日本人で賑わっていたミョンドンの商店街は今では中国人観光客で埋め尽くされています
なぜ再び日韓関係はここまで冷え込んでしまったのでしょうか 今両国を隔てているのは、何と言っても歴史の問題です
その根は1965年の国交正常化交渉にあります
国内事情を優先して、政治決着を図らずを得なかった韓国が民主化して豊かになり娘のパククネ大統領の時代になって、日本に歴史認識を巡る問題を迫ってきたというのは
ある意味宿命的だったと言えるのかもしれません 残念なのは歴史認識を巡る葛藤が相手国に対する世論を悪化させ 悪化した世論が政治的な歩み寄りを阻むという悪循環を生んでしまっている事です まずはこの悪循環を断ち切ることから始めるべきと考えます 私なりに3つの提案をしたいと思います
違いを認識する、できることを増やしていく、そして互いが必要とされる存在になる まず違いを認識する 日本人と韓国人は文化や歴史面で多くの共通点がありますが、考え方や行動様式には少なからぬ違いがあります
日本人は法や秩序を重んじ、韓国人は道徳や感情を重視する傾向にあります
韓国人はよく走ってから考えると揶揄されますが、日本人はじっくり考えても中々歩きださない、慎重な性格です
勿論歴史認識を巡っても違いがあり、これが相手に対する悪い感情に繋がっています 例え不満や批判があっても悪口は言わず、胸の中にしまっておく 互いに違う事を認め、違いに寛容になる
これが一人一人ができる日韓親善の第一歩ではないでしょうか 次にできる事を増やしていく
例えば第三国での共同事業です インドネシアのスラウェシ島では、日本と韓国の企業が協力してLNG液化天然ガスの共同開発を進めています
開発リスクを分散するだけではなく、夏場は日本へ冬場は韓国へと それぞれのエネルギー需要のピークに合わせた供給も可能になります 2018年にはピョンチャンで冬のオリンピック、2020年には東京でオリンピックが開催されます キャンプ地を融通しあったり、観光客を共同で誘致したりするなど地理的な近さを活用した協力もできるのではないでしょうか 他にも少子高齢化、環境防災などなど協力できる事は沢山あります
解決の難しい問題にこだわって立ち止まるのではなく、まずはできる事からどんどんやっていく
これも関係改善の近道と考えます 最後に互いが必要とされる存在になる いくら友好親善といってもお題目だけでは前に進みません お互いが必要となる存在になる為には、政治的にも経済的にもそして文化的にも 相手から一目置かれる尊敬されるような国にならなければなりません 今月になって長年いがみ合っていたアメリカとキューバが国交正常化に向けて交渉を開始するという大きなニュースが飛び込んできました 今年4月にはアイルランドのヒギンズ大統領がイギリスを訪問し、過去の植民地支配や宗教対立を巡る歴史的な葛藤に終止符を打っています
もうすぐやってくる2015年は、日本にとっては戦後70年 韓国にとっては植民地支配から解放されて70年の節目の年でもあります 困難を乗り越えて国交正常化を果たした先人達の努力に思いを馳せ、日韓両国が再び春の時代を迎える事を願いたいと思います
あちらが1000年恨むと言っているので無理だと思いまーす
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