日記

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不動明王像 絹本著色 室町後期 長保寺蔵

自由の女神
自由、平等、博愛
自由主義
言論、表現の自由
自由民主党

など

「自由」は「正義」と同格か、それ以上の値打ちが与えられていると言っていいと思う

でもこれ、書くのもめんどくさいが、勝手気まま、自分勝手、自己中、傍若無人とは違うわけで、自ずから制限が加えられる
自由だからなにをやってもいい、というわけではないのです

仏教では、自由をつかさどるのは大自在天ですけど、これ、大魔王です

どうしようもなく自分勝手な悪さをするので、最後に不動明王に殺されます
それから、転生して生まれ変わって、仏教の守護者になります
大日如来が憤怒の姿を表したのが不動明王で、つまり、ホトケの最大級の怒りでなければ調伏できない位難敵なのが大自在天です

ヒンドゥーでは大自在天はシヴァ神のことです
ブラフマン(梵天)が創造、ヴィシュヌ(毘沙門天)が維持で、シヴァ(大自在天)が担当するのは破壊です
まあ、インド神話的には、自由が世界を破壊する、と

シヴァ神像 インド デリー国立博物館蔵

人間の脳に、自由な発想をする力があるのですが、つまり、これが諸悪の根源にもなるわけで、手前勝手な妄想や、自己中心的世界や、お花畑的思い込みなど、無責任に作り出し続けます

なにをどうしても浮かばれない幽霊は、これからも登場し続けるということですね

それで僕は、「自由」は注釈を必要とする罪作りな言葉でありますので、「創意工夫」という言葉を使うようにしています



自由の力によって、歪みが生じるということになります

人間の感覚器官の不完全さ、あるいは、脳の未熟さもあるかもしれませんが、むしろ、脳の進化によって大脳新皮質が発達し、より大きな自由が獲得されたとも言えるわけで、「人間的な自由」と「人間の根源的錯誤または原罪」はワンセットだと言えます

いずれにせよ、僕らは、自分自身の自由と付き合っていくしかないわけで、「私利私欲を捨てて、まっさらな気持ちで考える」という意味の「瞑想」がどうしても必要になるということじゃないかと思いますね


親が子の将来を思うような純粋な気持ちで、国の将来を考えたら、また、新たな発想もあるんじゃないでしょうか



で、話が飛びますが
過激な自由貿易、TPPのことですけど

中野剛志氏「TPPで日本が滅ぶ」
http://www.choujintairiku.com/nakano1.html
これは動画です


この動画の中に図がありますので引用させていただきます


リーマンショック前は、中国が急成長してアメリカとEUが買い手になっていたのですが、その中国の成長は日本からの資本財の輸入によってなされたということです
で、アメリカとEUはバブルが弾けて買い手になることができなくなるので、この矢印を逆転させなければならない



では日本は、輸出先がなくなって困るかというと、そうでもない
日本は貿易立国で、輸出で稼がなければ食っていけないというのは過去の話で、発展途上国には当てはまっても、もはや日本の貿易依存度は17%で世界で下から3番目です
ここにはありませんが、日本より低い国は、アメリカとバチカンだけです
今の日本は内需立国です
これからは、輸出先が今までのように調子よく買ってくれなくなりますから、益々内需拡大が必要になります


TPPで開国せよ、というのは真っ赤な嘘です
すでに日本の関税は充分に低いです 

TPP参加国のGDP比率で言えば、アメリカと日本で90%になります
日本は、TPP内ではアメリカと商売するしかないのです
で、アメリカに買う力はない
むしろ、アメリカが金融、サービスなどの得意分野をボーダーレスに売り込んでくるしかけです、その相手は日本しかない

日本はアメリカ以外の国に売ろうにも、経済規模が小さすぎる
逆に、ベトナムやメキシコなど低賃金の労働力が日本になだれ込んで、日本の派遣村の炊き出しが繁盛し、経済苦の自殺も増えると

http://2.bp.blogspot.com/_3OYgtKmE4ng/TVH9uOUrvPI/AAAAAAAACv0/QRKKISq_hYs/s1600/Image1.jpg

結論は
自由には善し悪しがある、ということです

標語を手直ししました

イメージ 1

創意工夫  相手の立場で考える  あきらめない

長保寺のトップページの標語のマーキーの、「夢を信じる」を「あきらめない」に手直ししました
http://www.chohoji.or.jp

これ、脳科学に基づいた標語です

創意工夫--->大脳新皮質
相手の立場で考える--->大脳辺縁系
あきらめない--->脳幹

大脳新皮質が人間的な理性や感性とつながっています
大脳辺縁系が動物的な生存本能や感情とつながっています
脳幹が生命維持の根源の恐怖や歓喜とつながっています

ざっくりと
大脳新皮質--->よりよく生きる
大脳辺縁系--->我執
脳幹--->生命への執着

という具合に整理して、それを克服する標語を当てはめると

よりよく生きる--->創意工夫
我執--->相手の立場で考える
生命への執着--->夢を信じる--->あきらめない

なんですが、「夢を信じる」とした場合、その夢とは何かということになり、意味が拡散しますので、もっと単純に「あきらめない」という表現にしました

考え「ろ」、でも、考え「よう」、でもなく、考え「る」という表現なのは、今自分自身がそういう状況に身を置いているという意味が強くなるからです
これ、願望成就のコツでもあります

李さん

もちろん李忠成さんのことですが

サッカーアジアカップ2011決勝のゴール
本当に勇気をもらいました

韓国戦でスポーツマンシップを理解していない選手がいたりして、残念でしたけど
なにもかも吹き飛ばすプレーでした

ところで李さんですが

実は、うちの寺にも李さん繋がりがあって

李梅溪(1617〜82)ですね
紀州藩のお抱えの儒者で、初代藩主の顧問です
書家としても活躍しました

父母状を清書しました

http://chohoji.blogspot.com/2011/01/blog-post.html

「父母に孝行に法度を守りへりくだり、奢らずして面々家職を勤め、正直を本とすること誰も存じたることなれどもいよいよ能く相心得候ように常に下へ教へ申し聞かすべき者なり」

親孝行
法令順守
謙虚
質素
勤勉
正直
の六つを盛り込んだ簡潔な文章です

これは紀州徳川家が領民のために作ったものなのですが
この文章が、戦国が終わって、江戸時代が始まる時に出た

戦国を終わらせた、新たな価値観の中心が親孝行ですよ
それを李梅溪が清書して紀州藩に広めた

この父母状を書かせたのは初代藩主ですが、その孫が八代将軍の吉宗です
江戸時代の根本精神と言ってもいいと思います
それが、振り返ってみれば、270年続く太平の世の礎になりました



こちらは、長保寺の大門扁額
応永24年(1417)の銘があり、国宝に指定されています
字を書いたのは、天台座主の後光厳天皇第六皇子妙法院堯仁法親王


宮様がお寺の額を書くのは、その寺が天皇家が作ったものだというのを証明するためです
ですから、逆に言うと、この額をかっぱらって自分の寺に掛ければ、勅願寺になってしまいます
それで、盗難がけっこうあったらしいのですが、紀州の初代藩主は、全くそっくりの額を書かせて(今で言うレプリカですね)、掛け替えさせました
本物のほうを大事に蔵にしまいこんで、そのおかげで綺麗に保存され、国宝に指定されることになりました


 http://www.chohoji.or.jp/intro/daimon.htm


この字を書いたのが李梅溪です
江戸時代の初めに、もともと掛っていた妙法院宮様の額をこの額に掛け替えたのです

初代藩主の徳川頼宣(よりのぶ)は、徳川家康の十男ですが、一番かわいがられたと言われています
家康は戦国時代の人ですから、戦争に明け暮れて家族と暮らすということが全くできませんでした
それが、関ヶ原の戦いの後、戦争が一段落して家族と暮らす時間が持てるようになりました
関ヶ原の戦いの次の年に生まれたのが頼宣です
ですから、かわいがられたというのは、もののたとえで、実際は、かわいがる時間があった、いっしょに暮らす時間があったということです
しかしながら、事実上、一番長く家康と暮らし、生また時から18歳の時まで、家康が自分自身で全て仕込んだのが頼宣、ということになりました
頼宣の身長は残された着物から推定すると180cm位で、胆力に富み、思いやり深く、家康に非常に愛され、また、成長するにしたがい、恐れられました
18歳で紀州藩主になりましたが、江戸から遠い紀州の藩主になったのは、将軍家の安全のため江戸から遠ざける意味もあったと言われています

吉宗は、紀州初代藩主の頼宣を敬愛し、八代将軍になってから長保寺に香呂を寄進しています


吉宗が将軍になってからお寺に物を寄進したのは、これ一つだけです
吉宗にとっては特別のことだったのです

吉宗は、享保の改革で、質素倹約を目指しましたが、そのせいでお寺への寄進が無かったということがあると思います
この香呂は「頼宣の霊前へ」とわざわざ指定され寄進されました
それだけ吉宗の頼宣への敬慕が強かったのですが、家康が18歳になるまで手元に置いて仕込んだのが頼宣なのです
吉宗は、紀州の田舎から江戸に登って将軍になったのですが、初代将軍の家康、家康が手元に置いて仕込んで家康のことを最も知っている頼宣、頼宣の孫の吉宗と、家康以来の精神の継承の正当性を天下に示す、大事な寄進であったのです

家康、頼宣、吉宗と徳川の精神が受け継がれたことを示すため、この香呂が長保寺に存在するのです

その頼宣が李梅溪を重用していたという事実

徳川の精神、もっと言えば、江戸時代の精神の奥底に
親孝行
法令順守
謙虚
質素
勤勉
正直
がある、と言ってもいいと思います

屈折した感情を持っている韓国人には、きちんと知って欲しいですね
別に威張らなくても、相手を中傷誹謗しなくても、充分立派な歴史を持っていると思いますよ


明治維新から日本は、劇的な変貌を遂げていきますが、西欧から招いた教師の力が大きかったのと、日本から西欧に留学した優秀な人材がいたせいもあります
ですが、その前に、優秀な外国人の智慧を素直に受け入れる柔軟な精神が江戸時代の初めからあった、というのが実際のところです
排他的な島国根性で現在の日本を創ったのではありません
学んで、その知識を、期待された以上の活用をして、今日の日本を創ったのではないですか

なかなかこれが、たとえばイスラム原理主義とかになると、全く無い
独裁政権にも無い

智慧を素直に受け入れる柔軟な精神
学んで、その知識を、期待された以上の活用をする

そこのところが、日本人はすごい、と
それが、江戸時代の初めからあった、ということです

 
Googleで検索上位になりましたので、いろいろ手を加えています
もうちょっと、やさしく、わかりやすく、丁寧に、怖いことを書かず、という要望もありましたので、それもそうなので、ちょっとづつ手を入れるつもりです
 
 

 
感じる前の世界には、生じることも滅することも、垢つき汚れることも清浄なることも、増すことも減ることも無く、一でも異でも常でも断でも去でも来でも無く、「完全な秩序」があります
しかし、自分の感覚器官を通じて、脳内にイメージを構成する時、「歪み」が生じます
妄想、誤解、間違い、思い込み、見落とし、などが生まれます
イメージ 1
 
瞑想によってバランスを取り戻し、素直で冷静な気持ちになります
悩みを解決し、窮地を救い、行き詰まりを打開する「慈悲と智恵」が自分の中から生まれます
 

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