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平安時代、ものすごく、加持祈祷やまじないが、まあ、全盛期で、迷信なんて言葉も無かった時代で、科学的なんてことも無い時代ですから、それこそもう無茶苦茶だったわけです そういう時代に、天台宗に良源がでて、元三大師と呼ばれてる人ですけど、これがまた、ずば抜けた霊脳者だったんです。でも、実はこの人はですね比叡山で学問や論議を活発にした人なんです つまり、ロジックですね、これを非常に重視した それで、比叡山は開闢以来の全盛期を迎えました。それが、鎌倉仏教の天才達が輩出される基礎になりました。 チベットでも、ヒンドゥーとごちゃごちゃになって、なにがなんだかわからなくなった時に、ツォンカパが出た。これも、どえらい霊能者です。この人も、ロジックをものすごく重視して、チベット仏教の本当の基礎を作りました。 感覚比べは収拾がつかなくなるので、仏教ではロジックを徹底してやるんです ナーガルジュナの中論なんかもそれですね もう、延々延々延々とやる ナーガルジュナは「八宗の祖」と言われて、現在の仏教の大元をつくった人です 密教でも祖師になっています 青年時代に透明人間になる術を友達とマスターして、王様のハーレムに忍び込んだのですが、友達が見破られて殺されたので、出家して坊さんになった、と言われてます どうやって見破ったかというと、小麦粉を床に撒いて、足跡を探したそうです ナーガルジュナは王様の後に隠れたので逃げることができました 空海も、ロジックにはこだわってます しかし、空海がほんとに何を考えていたか理解できる人は、たぶん、ほとんどいませんね 秘密曼陀羅十住心論とか、まだいいほうで、声字実相義くらいならまだなんとなく雰囲気がわかるけど、吽字義とかなると、やっぱりわかりませんね 神話など、根拠を示せない前提を信じなければ、話が始まらない宗教もけっこうあります それが受け入れられていくというのは、人があまり理屈(ロジック)そのものを信用してないせいもあると思いますけどね まあ、信仰はロジックゼロでも成り立ちます 今でも、カルトとか、あれは「理解する必要はない」ってお約束で成り立ってるんで、頭のいい人がやってても不思議はないですよ それでも、問題が、かなりある 狂信は非常に危険です それで、脳の機能の科学的解明もそうなんですけど、宗教が真実を説明しているなら、現代の物理学とどこか接点が有るはずなんです それで、仏教のロジックと物理学との接点ですね 二重スリット実験という、量子論だけでなく物理学すべてにとって最も基本的な実験があります。物理学に詳しい人は説明いらないと思いますけど レーザービームを照射して、二本のスリットを通すと、光の波動としての性質によって干渉作用がおこり、縞模様が観察されます これを、電子銃で電子を一つずつ発射して二本のスリットを通すと、一つの電子なのに波としての性質により、やはり干渉作用が観察されるのです 画像の緑のボタンをクリックするとレーザーが発射されます 次のページは電子が干渉する様子です つまり、電子は粒であると同時に、波でもあることが観察によって確認されているのです この現象をどのように解釈するかが、物理学上の大問題で、いまだに完全な決着はついていません おおまかに言うと コペンハーゲン解釈 エヴェレットの多世界解釈 の二つに分かれています この二つが、量子論の面白さの核心でもあるのです コペンハーゲン解釈では、電子の位置は、観察されないと決定できません 観察されるまでは、一個の電子は「ある場所にいる状態」と「別の場所にいる状態」が重なりあっていると考えます 重なりあっている、のを英訳するとSuperpositionとなります エヴェレットの多世界解釈では、観察者の数だけ世界があると考えます。パラレルワールドですね SF的な感じですが、物理学の世界では、コペンハーゲン解釈が主流として受け入れられています また、電子は「位置を決めようとすると速度が決まらず、速度を決めようとすると位置を決めることができない」という不確定性原理によって、必ず、あいまいにしか捉えることができないことが知られています アインシュタインは、EPRパラドックスを主張して、量子論のあいまいさを批判したのですが、ベルの実験によって、光速をこえた情報伝達があることが証明されました 量子通信が実際に研究されれています 似非科学じゃありませんよ 最先端の研究です 量子論的には 「月は見たからそこにあり、見ていない時はそこにいない」 ということになります コペンハーゲン解釈によれば、電子の位置がどこか決まるのは、シュレーディンガー方程式によって、観察した瞬間に確率論的に決定されることになっています しかしながら、数学的に計算すると、物質の世界では電子の位置が決定できないことが証明されました それを、証明したのが、今のコンピューターの原理を発明したノイマンです マッドサイエンティストなどと呼ばれたりしますが、なかなか画期的なのは 「電子の位置が決まるのは、人間の意識の中である」と結論づけたことです まあ、これは、今のところ物理学の主流ではありませんが、量子論と意識とのつながりが完全に否定されたわけでもなく、様々な研究が今も続いています と、これは前置きです 言いたいのは、観察される前の状態、「ここである状態と、あそこである状態」が共存して重なりあっている、Superpositionです 光速をこえた情報伝達がSuperpositionでは行われるのです 観察される前の世界は、感覚器官に写し出される前の、ありのままの世界です 見たり聞いたりする以前の、ナマの世界です 感じられる前の世界、それこそがSuperpositionなのです |

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