遥かなる山の呼び声〜吉野木材修行日記〜

吉野杉・吉野桧の製材所「吉野中央木材」の駆け出し専務の奮闘記です!

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吉野杉のオーケストラ

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気持ちのいい陽気の日が続き、
春の訪れを実感する今日この頃です。

天気が良い日には、
屋外に桟積みして天然乾燥している杉の梁のチェックをしています。

天然乾燥は日当たり、風の通り具合によって、
乾燥の度合いが大きく変わります。

上の写真を見て頂くと分かりやすいのですが、
端の方は黒く日焼けしていますが、
内側はあまり黒くなっていません。
これは太陽の光が当たりにくい為です。

乾燥するのは、木材自体を温める事が必要ですので、
日焼けが進んでいない=乾いていない可能性が高いです。

何列にも重ねて、桟積みして置いておくと、
どうしても日当たりの悪い場所があるため、
定期的に場所を入れ替えてあげる必要があります。

下の写真は、一番上に置いていた杉の梁です。
この3本は本当によく乾いていました。

昨年の6月に製材しましたので、乾燥期間が約10ヶ月です。
含水率計で計測してみると、含水率25%前後でした。

芯持材といって、木の年輪の中心がある角材は
乾燥が進むと表面に乾燥割れが出ます。

どうしても表面部分から先に乾いていく為、
内部と表面の乾燥度合に差が出る為、
表面にひずみが出て、割れるわけです。

古い木造建築物を見ると、
構造材の木材が割れているのをよく見ます。

表面割れは、その材ひとつだけの単独で見ると、
横滑りの圧力に対しては弱くなりますが、
木造軸組という工法は木の性質をうまく活かしているので、
その弱点をカバーしているといいます。

ですので、この割れは問題ではなく、
むしろ割れている方が乾燥が進んでいるので、
強くなっている証拠でもあります。


人工乾燥には「高周波&蒸気の複合乾燥」というのがあり、
この方法だと高周波で内部、蒸気で表面を乾燥させる為、
ひずみが起きにくいにで、割れが少ないです。
ただ、80〜100度という温度での乾燥なので、
色合いが黒っぽくなり、香りも酸味が強い感じになります。

天然乾燥の場合は、色艶もきれいに仕上がりますし、
香りも酸味がきつい感じはしません。
木に対してストレスをかけていない為だと思います。

ただ、天然乾燥はどうしてもバラツキが出るので、
人工乾燥のように一律20%以下を確保するのは難しいです。

ですが、これまでの10年で150棟くらいのお家で、
天然乾燥の杉の梁を使って頂いていますが、
木材があばれて問題が出たという話はありません。


杉の梁の天然乾燥置き場で、
天気の良い日に乾燥度合のチェックとしていると、
至る所からピシ!ピシ!と割れる音がしてきます。
乾燥が進んでいる音です。心地の良い音です。

吉野杉のオーケストラです!

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吉野桧の美しい家

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昨日の続きです!
2軒目は大阪のお家にお伺いしました。

建築設計室Morizo−さんhttp://morizo-archi.com/の設計監理で、
大昇建設さん施工の木の家です。

Morizo−さんは2年ほど前に
木材の勉強の為に当社で1ヶ月間のバイトをされた経験もあります。
スギダラ関西http://sugikan.exblog.jp/の活動でも
いつもお世話になっている女性の設計士さんです。

柱、フローリング、天井材、枠材、階段材、カウンター、玄関戸と、
桧をたくさん使って頂きました。

柱は1階部分が見える構造になっていて、
節の少なめの上小節という等級です。

フローリングと天井板はごく小さな節だけの特選上小節。
玄関戸は桧の柾目板。

こまやかな設計と、確かな技術力で
吉野桧の良い部分を存分に引き出してくれました!

完成、本当におめでとうございます!

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今日はお引渡し直前のお家を見学させて頂きました。
奈良と大阪の2カ所です。

奈良は以前からブログでもお伝えしている木の家です。
http://blogs.yahoo.co.jp/teruhomarewood/55446690.html

昨年のはじめ、敷地内にあった杉を伐採したお家で、
約1年をかけて、間もなく完成を迎えようとしています。

地元の設計事務所・奈の町さんhttp://www.sekkeika.com/
設計監理をされました。

傾斜地のため、基礎部分が地下になるような形になり、
その上に木造部分がのっています。

梁が吉野杉で、土台と柱、梁の一部が吉野桧です。
フローリングや天井板、浴室の壁も使って頂いています。

道路から見ると、1階建ての平屋に見えますが、
実際は2階部分にあたるわけです。

日当たりがすごく良くて、
お家の裏からは、小川、畑、山が見えて、
気持ちの良い風が入ってきます。

完成、本当におめでとうございます!!


大阪のお家は、また明日ご報告したいと思います。
桧の香りが溢れる、すごく綺麗な木の家ですよ!

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今日は先日ブログでもご紹介した、
http://blogs.yahoo.co.jp/teruhomarewood/60431755.html
どっしりした桧の家の柱を挽き直しました。

天然乾燥で1年乾かした後、
低温除湿式の人工乾燥を行い、
倉庫に寝かせておいた七寸角の通り柱(6m)です。

きれいな木肌、そして無節。

良いです。
ほんとうに美しい。

先人の手間を惜しまない山づくりに感謝!
吉野の自然に感謝!
そして、きれいに育ってくれた桧に感謝!

見事なコラボです!

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