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日本に対して過去の歴史を強く持ち出す、二つの隣国。このうち韓国について今回は触れてみる。
この国とは竹島の領有権問題がわだかまっており、つい最近でもこれが原因で激しい反日運動がおこった。
21世紀になってしまい、韓国軍が実効支配して、なおかつその銃口をつねに島根県側に向けているとされている竹島をどうやって平和的に日本の領土と国際的に認めてもらえるか、きわめて難しい問題だ。
国際調停を韓国側は拒否し続け、領土問題の存在すら認めようとしない。
しかし司馬遼太郎の「竜馬が行く」の一節に三菱の創始者・岩崎弥太郎が当時無人島と考えられていた竹島にいって一儲けしようといってはみたが、すでに朝鮮の漁民がいた、とする部分がある。竹島が日本の領土であるかどうかは、司馬遼太郎の考えでは否定的であるらしい。
私たちが国際法的には竹島がどの国に属するのかを考える材料はあまりないが、今後の日韓関係という点では、竹島は外交カードのひとつになりえる。
地政学的に韓国と日本は一蓮托生であり、東アジア有事に際には、好むと好まざるとにかかわらず、共同歩調をとらざるを得ない。
おそらく韓国人もそのことには気づいているはずである。
韓国の通貨危機の際に日本は緊急援助をおこなったが、このときの韓国中央銀行トップは「韓国が破産すれば日本の被害も甚大なはず。だから日本の利益のために援助する必要がある」といっていた。
日本に素直にThank youといえない事情はあるにせよ、経済的には不可分の関係であると認めていたのだ。
日本人はこのところをよくわかって行動するべきだと思う。
表面上は、親日的な発言や態度は示せないが、きっても切れない関係であるとわかっている、熟年夫婦のようなものだろうか。過去の植民地支配の歴史からして韓国側は絶対この見方を認めるわけにはいかないだろうが。
だとすると竹島の問題を考えるときに、同じ屋根の下の器物がどちらに属するかなんていうのは本質的な問題ではないような気がする。
日本と韓国の対処すべき国際環境は、その2国の外にあって、利害関係は一致することのほうがおおいはずだ。
最近の韓国大統領の発言や政府の姿勢は旧勢力との決別を支持につなげたいとする狙いがあると思われるが、すくなくとも選挙の結果はそれが票につなっがっているわけではないようだ。
この2国が競争しつつ共同体として歩調をとれば、独仏に匹敵する国際政治力をはっきできるかもしれない。
おりしも韓流ブームである。
両国民が未来の両国益を重視する選択をすることもそうとおい将来ではないような気がする。
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