三次@フォトクラブ

中国地方も梅雨入りしました。

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左官の技が光る鏝絵

今、鏝絵にはまっている。鏝絵とは左官職人が鏝を用いて母屋や土蔵にしっくいで浮き彫り状の装飾を施したものだ。えとや家紋、縁起ものなどがある。1カ月ほど前、島根県内の鏝絵を撮影する機会があった。竜や鳳凰、鐘馗など、彩色された豪華な鏝絵に目を奪われた。それに比べると、広島県では小ぶりでシンプルな鏝絵が多いようだ。比較的よく目にするのが土蔵に描かれた「龍」の文字。家紋と対になったケースがほとんどだ。鏝絵を眺めていると、手仕事の良さを実感する。デジタルとは違う美しさを感じる。しばらく見ていても飽きることがない。ただ、鏝絵はそのほとんどが古民家や土蔵に残る。建物が取り壊されてしまえば、鏝絵も同時に消滅してしまう運命にある。かつての左官職人の技術の高さと遊び心を、今に伝える遺物として、時間が許す限り記録しておきたい。(中国新聞 平成24年11月9日)

山里のアート展満喫

東広島市河内町の集落を舞台に23日まで開催中の「宇山DNA」へ出かけた。20年前に廃校となった小学校や寺院、神社の境内、竹やぶなどに現代アート作品が置かれていた。与えられた場所の地勢や雰囲気を最大限生かすよう展示されていて、作品自体も強い輝きを放っていた。土地と作品の魅力が見事に溶け合った展示であると思った。鑑賞者が作品探しに迷わないよう、要所に案内の方がおられたのはうれしかった。大まかな散策マップは会場受付でもらったが、実際に口頭で案内していただくと自信をもって薄暗い竹やぶに分け入って行けた。作品はどれも素晴らしかった。それ以上に、初めて訪れた宇山地区の豊かな自然とあまり体験したことのない不思議な空間に驚き、心が震えた。展示会場の一つで案内しておられた地元の方によると、10月下旬に秋祭りと宇山ふれあいまつりが行われるという。時間が許せば再訪してみたいと思っている。(中国新聞 2012年(平成24年)9月18日)

国立国際美術館(大阪・中之島)の開館35周年記念展として開催中の「コレクションの誘惑」を鑑賞した。収蔵約350点での構成。興味深かったのが現代写真だ。杉本博司、森山大道といった日本を代表する写真家の作品が並べられ、写真コレクションの充実ぶりを実感した。
 中にはカメラを用いず、印画紙上に物を置き、光を通過・遮断させて制作しているといわれる作品もあり、これが写真なのかと思わせる抽象画のような作品があった。ポートレートと背景の写真を合成し、色彩や細部を作りこんだ写真など、デジタル技術を駆使した作品も多く見られた。現代の作家の作品には確かな狙いと思想があり、作品に力があった。
 手技を伴うアナログ写真の立場は危ういが、デジタル技術が進み、表現を目的としたメディアとしての写真の可能性はまだまだ残されていると感じた。(朝日新聞 平成24年6月1日)

好調サンフレV期待

サンフレッチェ広島が好調である。首位のベガルタ仙台を完全に射程に捉えたといってもいいだろう。この快進撃を支えているのが、最終ラインからでもつなげていく徹底したパスサッカーだ。ペトロビッチ前監督が作り上げてきたスタイルが、森保一新監督のさらなる指導の下で大輪の花を咲かせようとしている。中盤での攻撃力がアップする一方で、李忠成選手が抜けた穴を不安視する向きもあった。しかし、佐藤寿人選手の活躍でそんな心配も吹き飛んでしまった。早くもJリーグ新記録となる9年連続の2桁得点の10点目を挙げ、自身初のJ1得点王の可能性も膨らむ。6月6日にはカップ戦で仙台との対戦が控えている。ここで何としても勝利し、リーグ戦での大一番へつなげたい。Jリーグチャンピオンと佐藤選手の得点王に期待しつつ、これからも熱きエールを送り続けるつもりだ。(中国新聞 平成24年5月29日)

伝統継ぐ児童らに涙

三次市文化会館で開催された「みよし伝統文化・芸能フェスティバル」を観賞した。神楽、和太鼓、田楽。どれも日頃の練習の成果を存分に発揮し、想像以上の躍動感と力強さにあふれていた。子どもの数が減少し、出演団体も少なくなりつつある中で、伝統がしっかりと受け継がれていることを実感できた。印象的だったのが、演技直後の子どもたちの感想である。穴笠子ども神楽団の少年は「大人の神楽団へ入って舞い続けたい」。実にうれしく頼もしい言葉ではないか。こうした子どもを今後増やしていくためにも、発表の場を継続して行うことが大切だ。田楽を披露した志和地小は、この3月で閉校することが決まっている。特別な思いの中で苗とり唄をはじめ、今では見られなくなった田楽をしっかりと再現した。「これまでで一番いい出来でした」と見事に演じ切った児童たち。この一言に指導者や関係者の苦労がしのばれ、不覚にも涙がこぼれた。(中国新聞 平成24年2月15日)

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