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男の子はいっしょに
行けなかった友達の荷物も
じぶんのリュックにいれて
歩いた
そしてもうひとりの
女の子はじぶんの食料だけ
を持っていっしょに歩いた
最初は仲良くお話を
しながら ふたり楽しく
歩いていた・・が
時間が経つにつれて
男の子にも疲れが出て
少しずつ遅れてく
女の子はそんな男の子
のことが頑張って
いないように思えて
先にさっさと歩いて
行ってしまった
ふたりの歩くスピードは
当然のように異なり
ふたりは結局 離れ離れに
なってしまった
しばらくすると日が落ちてきて
急に不安になり寂しくなった
そのときはじめて
女の子は男の子を置いて
じぶんだけ先に
来てしまったことを
後悔した
女の子は
男の子を待つことにした
それから1時間が
過ぎた頃に男の子は来て
とてもびっくりした
顔をした
「待ってて
くれたの・・・?」
「うん・・・」
男の子は驚いた顔を
しながらも
「ありがとう」と伝えた
女の子はうれしかったと
同時に
複雑な気持ちになった
男の子は
「何か食べた?」
女の子は
「すこしだけ・・・」と
答えた
「じゃあ おなか空いた
でしょ?」と
彼はクリームパンを
半分に割って
女の子に渡した
女の子は
「何かアンパンマン
みたいだね」と笑った
「中はクリームだけどね」
男の子は微笑んだ
さいしょに男の子と
いっしょに歩きながら
話してた時・・・以来の
久しぶりの笑顔だった
さあ 行こうとふたり
立ち上がり男のコの荷物を
渡そうとしたとき
女の子はハッ・・・とした
持てない・・
「こんなに重いのを
ずっと・・・。」
女の子は
「すこし持つよ」と
じぶんのバックを開けて
微笑んだ
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