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これは辞める1ヶ月くらい前の話。
久しぶりにあの子と逢った。
そして
彼女に「ひみつのとわ」をもらった。
ここでは開けないで!
あとから開けてと言われた。
そして 彼女はその後 続けた・・・。
これにお願いごとをすると
叶うんだよ〜。
じゃあ ○○ちゃんは
なにを願ったの?
「家族がしあわせでいられますように・・・」
そっかあ
これは一回だけなの?
塩をかければ
また使えるんだよ
塩?
それでダメだったらぁ〜
味の素をかけて!
これ 本当に叶うんだよ!!!
だって わたし 叶ったもん!
ともだち100人できるように
・・・って願ったら
本当にできたんだよ!!
だからぁ〜 持ってきた!
じゃあ これ○○ちゃんの
願いが叶ったやつ?
ううん
じゃあ あたらしくつくってくれたの?
うん そうだよ!
そっかあ じゃあ○○ちゃんが
つくってくれたんだね。
ありがとね!
うん・・。
まだ 願ってない
なにを願おう・・・。
帰りは少し 一緒に帰った。
ふたり 並んで歩いて
いろんな話をした。
○○ちゃんの家族は
だれがいるの?
彼女は「知らない」と
ごまかした
言いたくないことがあったのだろう
そして 彼女がおれを求める意味も
そこにあったのかもしれない
「家族がしあわせでいられますように・・・」
そう願った彼女は
なにかが溢れ出してしまわないように
必死でフタをしたように見えた。
強がりな彼女が
なんだかとてもよわく見えた。
悲しみの感情が溢れ出して
しまわぬように・・・
こんなちいさなカラダで
どれだけのなにかを
背負ってるのだろう・・・
なんだか
言葉が出なくなった・・。
彼女は別れ際
ちいさくぽつりとつぶやいた。
「なんか いろいろ変わって
わかんなくなるなぁ・・」
彼女の視線の先には
数ヶ月前にはなかった
新しい建物が建っていた・・・
彼女の隠れた不安が
すこしそこに見えた気がした。
彼女はこれから
どれだけの困難に巡り会っていくのだろう
でも かならず 彼女なら
乗り越えていけるとおもう。
そして ぜったいに
素敵な女性になる。
そう 想った。
おれはたぶん
家族が死んでも泣かないだろう。
でも 彼女が死んだら俺は泣く
たぶん 泣くだろう。
毎日 手紙をくれて
おれは返事すら ちゃんと書かなかった。
ただ ありがとうを言うくらいで。
なんも できんかったなぁ・・・。
唯一 コトバを一回くらい贈っただけで
でも ちゃんと書いたんだよ。
愛を込めて
10年、20年後くらいにでも
たとえ いまはわからなくても
そのとき いちばんつらいときに
きみがわらえるように。
愛されていたことがわかるように・・・
それでもきみは
手紙に金色のネックレスを入れて
またプレゼントしてくれて
その手紙には「ずっとみてます あしてる」と
書いてあったね。
「あしてる」なんて
はじめて言われたかも
うれしかったよ
いつも とても落ち込んだときとかは
よく見ます。
これを見ると
こんなじぶんでも
すこしは必要としてくれるひとがいるんだって
すこし 楽になるんだ。
ずっと・・ 「あしてる」からね!
ほんとうにしあわせになることを
願ってるからね
ずっと
ずっと・・・。
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