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ナショナル・ジオグラフィックの番組で、アマゾンプライムビデオで視聴しました。
第5話は、独ソ戦の天王山とも言える「スターリングラード攻防戦」です。
時系列的には第2話のクルスクの戦いより前なのですが、番組ではこちらの方が後のナンバーでした。
ドイツ側の司令官は優れた軍略家として評価されていたパウルス、ソ連側は農民出身で冷酷なジューコフです。
ジューコフは第2話のクルスクの戦いでもソ連側の指揮をとっていました。
パウルスが司令室にこもったまま戦略を練るタイプだったのに対して、ジューコフは自ら前線に向かうのを好んでいたそうです。
戦いは、戦車部隊による電撃戦を続けていたドイツ側が当初優勢でしたが、スターリングラードでの市街戦は戦車には不向きだったようです。
がれきの中では戦車の機動力は活かせませんし、建物の屋上から対戦車ライフルで狙い撃ちされるからです。
下水道に隠れ潜むソ連の狙撃兵に対して、ドイツ側は火炎放射器を使って対抗しました。
しかし、ドイツの戦車部隊がスターリングラードに釘づけになっている間に、ソ連側は100万人の増援を整え、逆にドイツ側を包囲したそうです。
補給線が伸びきっていたドイツ側に対抗する力はなく、結局は物量差で押しつぶされる結果となりました。
ドイツが包囲された原因としては、ドイツ軍に比べて脆弱なルーマニア軍が枢軸国軍の側面を担当していたため、そこを容易に突破されたこともあるそうです。
独ソ戦をテーマとした戦略ゲーム『へべれけ! 〜すすめ 赤軍少女旅団!』で、そのように解説されていました。
同ゲームによると、より大局的にはそもそもドイツはこの時期ソ連だけでなく、西部戦線でアメリカやイギリスとの戦闘も行っており、ルーマニア軍に側面を任さざるをえなかったそうです。
実際、第1話のエル・アライメンの戦いは、スターリングラード攻防戦と同時期に開戦されています。
番組で印象に残ったのは、当初劣勢だったソ連側の逃亡兵を防ぐために、ジューコフが逃亡兵を出した小隊を10人置きに1人ずつ射殺していったというエピソードです。
連帯責任で殺された側はたまりませんが、このお陰でソ連側の士気は高まり、増援が来るまでの間何とかスターリングラードを死守できたそうです。
しかしやはり現代の感覚では、残忍で「それ意味あるの?」と思ってしまいます。
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