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この記事は、ブログ「ちいさなしあわせさがし」に掲載した記事の転載です。
先日、ある被災者の男性からメールが届きました。
被災地にて、震災当初より支援活動を行っていた男性(40代半ば)と、様々な活動の中で、大変親しくなり、
過去の話やいろんな打ち明け話をするに至りました。
酒を酌み交わし、時には冗談交えて、女の話をしたり。
とても気のイイ奴だと思いました。そして、いつも頑張ってくれてありがとうと思っていました。
ある夜、また酒を酌み交わす機会があり、家族の話になりました。
私は今回の津波で妻を亡くし、娘が行方不明のままです。
彼は、そんな私を気遣って、自分の家族の話をすることはありませんでしたが、
半年も過ぎ、だいぶ心に余裕も生まれていた私としては、こんなに頑張ってくれている彼の家族のことが気にもなり、「ご家庭は大丈夫なの?奥さんはずいぶんと理解のある人なんだね」と伝えました。
彼は「いや〜・・・参りましたよ。妻は、こういったことに理解がなくて、子供の話ばかりしやがる。今度、受験なんですわ、うちの娘。学校を決めなきゃなんないだの、これからどうするだの・・・下の子が寂しい思いをしてるだの、うるさく言いやがる。こんな大惨事に、なんでちっぽけな家庭のことを持ちだすんですかね?女ってヤツは頭が悪いのかな?うちの妻が悪いんですかね?まったく理解がなくて、家庭を省みることのできない父親なら、もう別れてくれとまで言われました。男が外で頑張っているっていうのに、うるさいことばかり、束縛されてる感じがしてたまらないんです。だから、もう別れようかと・・・・」と言ったのです。
僕は、その言葉に憤慨しました。
「誰かの犠牲の上に成り立ってる支援なんざいらない!自分の家族も幸せに出来ないような男に支援なんかしてもらいたくもない!あんたはただの偽善者で、カッコつけのバカ男だ!!」って、つい口に出してしまいました。
ありがたいんですよ。でも、これっぽっちも嬉しくなくなった。
こんなことでいいんですかね?誰が一番彼を必要としているのかわかってないんですかね?
一番愛する者達に去られる痛みを、彼はまったくわかっていない。
そんな人が、この災害で苦しみを抱いた人達の思いがわかるんだろうか?
支援者の人達に僕は言いたい。どんなに頑張ってくれたって、どんなに被災者や被災地のためって思ってくれたって、自分の大切な人達を泣かせたり、悲しみや寂しさを与えたら、意味なんてないんだ!!
家族を失うことの痛みを君たちはわかっているのか!?
愛する妻が子供が涙する痛みを君たちはわかっているのか?
人のためだと、世の中のためだと、いつしかそんな自分をヒーローのように思っていないか?
そんな支援はいらないんだ。
僕達は大事な家族を失った。これ以上、家族が崩壊していく様なんて見たくもない。知りたくもない。
誰のことよりも、まず自分達の幸せを歩いてくれないか?!
そして、その中のゆとりの時間に、私達を思ってくれないだろうか?
偉そうな支援者はごめんだ!!
このメールを私のもとへ送ってくださった方が、どなたなのかわかりません。
けれど、この方の強い思いが伝わってきて、私は同じ支援者の方々に、お伝えしたいと思い、
ご本人とやりとりをいたしました。
ぜひ、みんなにつたえてほしいとのことでしたので、ブログに掲載いたします。
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いつもブログ拝見しています。今日の記事には胸に熱くくるものがありました。家族にも読んでもらったところです。人の”支援”の想いは様々で価値のあるものだけれど、その為に本人がしょっている背景を途切れ消しちゃいけない。あらためて感じさせられたこの時間に感謝します。。
2011/10/22(土) 午前 8:05 [ A子 ]
続けて本題を、以前、大谷さんご友人である藤井誠プロ主催で開催したゴルフコンペで、集まった義捐金を送らせていただきました。来月14日に、再びコンペを開催します。
そこで今度実は、そのコンペで集まった義捐金でスナッグゴルフセットを購入し、藤井プロが現地へ直接持っていきたいと考えています。
スナッグゴルフとは、校庭や体育館などで、子供から高齢者まで、ゴルフ未経験者から気軽に安全に遊べるスポーツです。専門HPもありますのでお時間あるときにご覧いただけたら嬉しいです。
もし、大谷さんが知っている小学校(子ども達が集まる広場ならどこでも)等があれば、教えていただけますでしょうか。
そこでまた、大谷さんと再会できれば、、と思っているのですが、日々支援活動に奔走されている大谷さんのご無理にならない程度で、大谷さんのご都合にできるだけ合わせたいと思っています。
どうかご検討のほど、おねがいいたします。
カイドウフジイコンペ事務局 A子
2011/10/22(土) 午前 8:07 [ A子 ]
支援活動をしてくださる皆様にも家族がいて、
それぞれの思いを抱えていることを、
この文章から感じとりました。
支援される側の本音。
支援する側の思惑。
家族を失った人にしかわからない気持ち。
せつないです。
2011/10/25(火) 午前 9:45