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この日は、ALL FOR ONE PROJECTのメンバーさんとともに、
博報堂・生活創研の方のフィールドワークに同行してきました。
南三陸はまだこんなカンジ。。。
曇天の空から雪が落ちる色のない世界。音のない異空間。
すぐ近くの瓦礫の山ではクレーン車がひっきりなしに片づけを進めているのに、
その音すらも空間に吸い込まれて耳に届かない。
漁港の海は目の前にあるのに、波の音も響いてこない。
写真を撮影するのが、私にはまだはばかられるように感じた。
被災地の中には、瓦礫と表現することを嫌がる方もいる。
『思い出の品なんだよ。これらすべては、自分たちの家財であり家なんだ』と。。。
そうだろう。
けれど、やはり物質はいつか壊れやがて塵に還る。
形あるものはすべて壊れる。壊れないのは、大切な愛の思い出、心の中に輝く。。。
そんな風に思った。
ここは、元合同庁舎の目の前に出来た商店街。
仮設なのだけれど、単体のお店になっていて、
ちょっとしたアーケードみたい。
海鮮屋さん、ラーメン屋さんなど、ここで食べられるショップなどの他、
日常品、おみやげとしての買い物もできるようなお店などいろいろあり、
化粧品屋さんや整体マッサージ屋さんもあった。
この中を歩いている瞬間は、周りの風景を忘れられる気がした。
どこかの小学4年生達が書いてくれた大漁旗を模したメッセージ。
アーケードの中心に大きなカフェスペース。
そのスペースを囲う雨除けの厚手のビニールにその旗が風にひらめいていたよ。
この絆にゃんこ(招き猫)は、カフェスペースの中にいるのだ。
2体(2匹?)いた。
みんなの思いを背負っているんだね。
右手上にある写真が、合同庁舎と消防団の建物。
見えますかね?まだ解体もされず、壊れたままに残っています。
この建物の横も瓦礫置き場になっています。
その前に出来た『南三陸さんさん商店街』
最近、石巻に行く機会が多かったので、南三陸は夏以来。(私は・・・です。)
瓦礫が片付いている分、石巻はキレイになっているかのような雰囲気があるのです。
でも、南三陸はまだまだで・・・ここからさらに北に行くほどに、こんな光景を目にするのではないかと思います。
それでも、たしかに片付いてはいるんですけれど。。。
この下の写真は、山元町の普門寺の本堂内です。
テラセンと言われるこのお寺を中心とした活動はご存じの方も多いでしょう。
このブログでも、何度か取り上げてご紹介いたしましたが、
なんと、本堂に畳が入ったのです。
そして、伺ったこの日は、トイレが設置され、使えるようになったんだよ!とのことでした。
どうしてもここの本堂で法要をしたいとおっしゃるお檀家さんがいらっしゃるそうで、
ここで御法要を行ったとか行うとか、坂野ご住職はおっしゃっていました。
こちらは、玄関を入ってすぐの作業場。
なにしろ、普門寺の周りは、なんにもありません。
すべて流されているので、野っぱらのようになっています。
国の方針では、浜に続く土地は、緑地にするとか。。。
私が震災後に初めて被災地に向かったのは山元町界隈だったのですが、
この辺りは、すべてが根こそぎなくなっているから、
悲惨さ壮絶さを通り越していて、なんとも不思議な光景だったことを覚えています。
そんな中に残った普門寺。
周りにお住まいだったお檀家さんは、少し離れた仮設や、別の場に移住。
ご住職、「僕、一人きりになっちゃったからさ〜。。。」
笑いながら話をするご住職、でも、寂しさを感じたのはわたしだけじゃなかったはず。。。 |
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