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2014年に入っても、緑水の森被災地被災者支援活動のメンタルケア事業は続いております。
今日は、今年に入って初の対面カウンセリングセッションを2時間半行いました。 カウンセリングにいらした方は、福島から山形県内に避難されている女性の方です。
年末年始は福島に戻られ、その帰り道にご主人と一緒に足を運ばれました。 警戒区域にお住まいだったため自宅を離れなければならず、ご家族揃って福島の仮設に暮らしていらっしゃいますが、ご本人は様々な事情により、その地域での暮らしに辛さを感じ、地縁も何もない山形県にお一人で避難されています。 もともとの問題に重なり、家族と離れ一人で暮らす寂しさ、気持ちの落ち込み、 それに伴う体調不良、不眠・・・etc・・・問題は複雑に絡まって、
どこから整理をしたらいいのか、わからなくなってしまっていらっしゃいます。
「頭ではわかっている。けれど、心がついていかない。」
よく、このような言葉を耳にします。この方も同じでした ここでいう心とは、『感情』 『気持ち』のことでしょう。 頭というのは、『理性』 『精神性』 頭でわかっていても、心がついていかない。
では、感情をコントロールするには、どうしたらいいのでしょう・・・。 いろんな手法があります。
当然、カウンセリングもそのひとつです。 自助グループでのナラティブもそう。 紙に書き出してみる(日記) 絵を書くなどの色彩を使うアートセラピーや音楽セラピー、表現ワークetc etc・・・ それでも、心が落ち着かない。不安になる。恐怖感が拭えない。
どうしていいのかわからなくなる・・・ そのような方に、私たちがオススメしているのは、『祈ること』です。
信仰を持っている方なら、その対象にでも良いですし、
なければ、自分よりも大きな存在に・・・ 大自然、お日さま、お月さま、夜空に煌く星でも、なんでもいい。 不安や恐怖を手放して、自分の心が光に向くことができるように・・・
大切な人たちが、光に守られてありますように・・・ 祈り方は自由です。
あたたかな光に包まれる草原に寝そべっている自分を思い描いたり、
爽やかな風と光を思い出したりしながら。。。 今日のカウンセリングでも、そのようなことをお伝えし、 実際にその場で、お祈りの時を持っていただきました。
みるみる顔色や表情が変わっていくのがわかります。
ご自身でも、その変化がはっきりとわかったようでした。 『祈ること』は、気持ちのリセットに繋がります。
前に向かって歩むためのスイッチの入れ替えになるのです。 たった一回のセッションで、すべてが変わるわけではありません。 これからだって、悲しみや寂しさ、不安を抱くことはあるでしょう。 ただ、その度に落っこちて、落ちた自分を責め、
その原因となる過去の出来事を責めたところで、何ひとつ問題は解決しないのです。
常に、今を生きているわたし達の命を、どのように輝かせるのかを見つめていくことだと私たちは考えます。
『未来に向かって今を生きるこの命を精一杯感じて生きること』
その力を養い、心を育む道に戻ることができるように、 私はわたしにできることを続けていこうと、新たに心に刻ませていただきました。
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日記
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2〜3週間くらい前だったかな・・・ある支援団体さんからの紹介ということで、
Yさんという方から相談の電話がかかってきました。 心も体も病んでいると本人は仰います。 その後毎日、私の携帯宛にメールが入っています。
電話もちょこちょこかかってきて、自分の状態を話してくれます。 そういう方は、もちろん一人だけではありません。
わたし達は、継続案件を何件も抱えていて、 問題が深い方に関しては、時間も関係なく対応していますので、
夜中でも、明け方でも、緊急の連絡を受ければ、それに応じています。 休日をとったとしても、携帯が鳴らない日はないので、一日中休んだという日はまるっきりありません。 そんな日々を、震災から今日までずっと過ごしています。 誰に話をすることも出来ず、ようやくここを見つけたという方もいらっしゃいますが、 ほとんどが、他の相談機関や支援機関、病院に繋がったけれど、 誰も真剣に向き合ってくれなかった・・・と嘆く方ばかりです。
相談業務といいながら、話を聴いていてもトンチンカンで、 こちらがアドバイスを求めても、まったくお話にならない!と言って怒っている方が多いのも現状です。
Yさんは、
「日本はこんなにも精神的に病んでいる人が多いのに、なんで、県や国レベルでメンタルケアの推進を図らないのか!日本は遅れている!」と、声高に話していました。
それゆえに、専門家が自分の時間をすべて賭して、ボランティアで支援活動を続けてくださっているとは!と、
電話口で泣きながら、感謝の言葉を述べてくださいました。
何人もの繋がった方から、同じようなことを耳にします。
心のケアの大切さは、今では、どこにいっても叫ばれています。
けれど、どこにいっても、なんの解決もないままに、垂れ流しにされている現状があります。
自身も様々な経験を積み、学びを修め、さらに学びを進めている、謙虚で賢く心ある専門家は、
世の中には、たくさんいらっしゃると思うのです。
けれど、そこに繋がるためのツールがないだけなのでは?
わたし達は、たまたま震災直後から被災地に入り、直接的にたくさんの方と出逢い、他支援団体や社会福祉協議会や行政等とも関わりを構築しながら、活動を継続してきていることで、ニーズに応えることが出来ているだけのように思うのです。 であれば、そのニーズを拾い上げ、それぞれの得意分野の支援団体に繋げるメンタルケアの中間支援組織があればいいのではないか・・・・
そんなことを、山形の他支援者さんと話をする機会が増え、 動き出すための準備を重ね始めています。
『地域に根ざし、地域のそれぞれのマンパワーによって、問題を解決していくこと』
本来、必要な形はそういうものだと思うのです☆
地域に新しい風を彡
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うけいれ全国http://www.311ukeire.net/による
『ほよ〜ん相談会』に参加してきました。
11月30日 福島県 西郷村商工会議所
12月1日 福島県 郡山市教祖会館
一日目は、
国際協力NGOセンター(JANIC) http://www.janic.org/earthquake/
福島事務所からの依頼をいただき、当会カウンセラー志村が、
『子育てお悩みなんでも相談』というブースを担当させていただきました。
お子さんを持つお母さん方の深刻な悩み、どこにぶつけていいのかわからない怒りを、
ここでも受け取って参りました。
原発事故に起因するとはっきりわかる問題と、それがそのせいであるのかどうかわからない問題と、
どうやって見分けることができるのか、誰にも判断はつかないように思います。
けれど、原発事故による問題が、誰の心にも翳を落としていることは間違いないでしょう。
何名かのお母さんから話を伺い、心の問題の整理をし、必要なアドバイスをさせていただきました。
話終わる頃には、すっきりとした明るい笑顔が戻ります。
それでも、また日常の日々に戻れば、様々な葛藤を抱きながら生きていく。
人生とはそういうものなのかもしれませんが、少しでも、今という時間に心を尽くし、
今に生きる喜びを感じ取っていただけたらと願い続けています。
この日は、小学校6年生の男の子ともセッションをしました。
子供には、子供なりの苦しみ、悩みを抱えているものです。
このお子さんの話から少し離れますが・・・
大人は頭ごなしに、大人の価値観やその時の気分で子供に接してしまいます。
子供は、自分の意思では、その家や学校を離れることはできません。
自分よりも強い立場の人から、ダメ出しや文句や命令ばかりされていたら、どう感じるのでしょう?
大人のわたし達だって、辛いし、悲しいし、そんなことばっかり言われ続けたら、
自分に自信をなくして、自分なんていなくてもいい存在・・・と思ってしまわないでしょうか?
痛いと感じる口調や態度は、当然、負の連鎖を起こすものです。 自分自身が「やったらダメ。」「これを言ったらいけない。」ってわかっているのに、
我慢出来ずに、ついつい言葉や態度に出して、あとで後悔するのは、もったいない。
お互いに嫌な思いを抱かないようなコミュニケーションをとっていきましょう。
一度、放ってしまったものは、もとのなかったものには戻せないの。
だから、自分の言動や行動には、責任を持ちましょう。
自分が出来ていないことを、こどもにやらせようとしたって、無理なことです。
自分も出来ていないけれど、こどもに理解してもらいたいことがあるなら、
「私も出来ていないから、これから努力するので、○○ちゃんも、ちゃんと考えて、やっていくようにしてね」と、
お願いするくらいがいいですよ。
2日目は、保養相談会の会場に、代表大谷が参加。
郡山での相談会は、たくさんの方が会場にいらっしゃり、てんやわんや状態。
山形のブースは、やはりかなり賑わい、近場でできる保養のニーズが多いことを実感いたしました。
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緑水の森支援活動のカウンセリングルーム以外でも、
依頼を受け、イベントや保養など様々な場に赴き、相談を受けることがあります。
11月1日からは、毎週金曜日 14時〜16時の間
『復興ボランティア支援センターやまがた』に伺い、相談窓口を開設しております。
・・・と、書くと、なんだか重々しい感じですが、
お茶飲みしながら、お話を聴きますYO~^的な感じでもあります。
もちろん、深刻な問題を抱えていらしゃる方のお話に関しては、
個別にじっくりとお話を伺えるよう、センターの方々が配慮してくださり、場を提供してくださいます。
話はしたいけど、仰々しくならず、かと言ってサロンのような感じでもなく、
ゆっくりと話をしたい、丁寧に話を聴いてもらいたい。
心にわだかまる問題の解決を探りたい。
子育て、学校問題などで困っている。。。。などなど、
敷居が高くなく、なおかつ、気軽に専門家に相談できる場を求めていらっしゃる方は、
ぜひ、金曜日の14〜16時の間に、支援センターにいらしてみてくださいね。
センターのスタッフさん達も、とても優しくステキな方ばかりですよ。
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*相談業務に関わっているスタッフの一人が、赤い羽根・ボラサポの活動報告にあげた内容の一つをアップさせていただきました。
心を病は、まるで感染症のように、人から人へと伝染していく危険性があることを認識し、その上で支援活動を行っていくことが大切であることを、わたし達は、
震災当初より伝え続けております。
改めて、この問題を共有させていただきたいと思います。
深刻な相談を多く受けていると、自分の中に、何とも言えない澱のようなものが
溜まってくるのが感じられます。
特に、問題を抱えた本人ではなく、ご家族からの相談は、様々な感情が入り混じって
当然解決には程遠く、悲しみや苦しみをできるだけ共有するだけしか、方法は無い場合がほとんどで、自分の無力さを思い知らされるような案件が殆どだからです。
宮城県、福島県からの相談からは、沿岸部ではない地域でも、震災の影響が人々のこころに深刻な影響を与えていることがよくわかります。
大人たちがこれほど苦しんでいるのだから、声を上げることのできない子供たちは、そして、その子供たちが大人になった時の未来はどうなってしまうのだろう?
と、夜一人でパソコンに向かいながら出口の見えない不安に私自身が捕まってしまいます。
津波で家を流された、原発事故により避難した・・・という人たちに加えて、
津波の被害は受けていないけれど、失職した夫が福島まで除染の仕事に出て以来、アルコールの量が増えて暴力的になった・・・
山形への自主避難から福島の地元に帰ってきた同級生がいじめにあっているのをみた息子が学校へ行きたがらない・・・
私が得意とするセラピープログラムが及ばない深刻な案件にたくさん遭遇しました。
表に現れにくい事案ですが、震災の影響の深さを思い知らされました。
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わたし達は、ケース会議で検討された案件のうち、緊急性のあるものについては、直接支援を行います。
(生活困窮者への食糧支援、自殺念慮者・依存症問題への訪問カウンセリング・・)
ただ、私たちがこの活動を継続してゆく上で最も大切なことは、「セルフケア」
であるという認識をケース会議の席上で共有しました。
多くの支援者仲間たちが、これを怠ったばかりに離脱してゆく現状についての説明が、代表から毎週のようにされています。
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