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PTA会長祝辞 みなさん、ご卒業おめでとうございます。ついに小学校生活を終えるときがきましたね。今どんな気持ちで、この卒業式に臨んでいるでしょうか? 12歳になったみなさん、ずいぶん身体も大きく立派になりました。さて、小学校を卒業していくみなさんに、少しだけ「命の話」をしたいと思います。みなさん、みなさんの最初の最初の始まりは何だったか、知っていますか? 私たちはみな、最初は小さな小さなたったひとつの受精卵でした。その大きさは0.1ミリぐらい。重さは3/1000000グラムほど。針の穴よりも小さくて、目にも見えないぐらいのちっぽけな存在でした。そしてお母さんのお腹の中で約10ヶ月間、身長は50センチぐらい(約5千倍!)、体重は2000グラムから3000グラム前後(約10億倍!)にまで成長して、この世に生まれてきたのです。 さて、みなさんが生まれてきたときは、どんなふうだったのでしょう? みなさん自身はおそらく覚えていませんね。でもお母さんやお父さん、あるいはみなさんを育ててくれた人たちは、きっとよく覚えていますよ。ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、今日家に帰ったら、「僕が生まれたときはどうだったの?」「私が生まれたときどんなだった?」と、ぜひ聞いてみてください。そこにはまだ、赤ん坊で一人では何もできなかった自分がいるはずです。 最初はたった1つの受精卵。それが細胞分裂して成長し、人間の赤ん坊になって生まれてくるその変化は、とても驚くべき神秘的なことでもあります。もちろん生まれてからも、みなさんは本当に大きく成長しました。小学校1年生として入学したときに比べても、今のみなさんは大きくて、とても立派です。今は自分でもいろいろなことができますね。それにみなさんは、それぞれ一人一人名前をもった自分です。隣にいる友達と取って代わるなんてことはできません。その他ならぬ自分が、長い長い人類の歴史のなかでこの時代に今ここにいるということ自体が奇跡なのです。 だから私たちは、文字通り「かけがえのない存在」です。だから、自分の命が大切なんです。自分の命が大事だということは、まわりの人の命も大切だということです。そして、自分を支えてくれる家族や友達との関係も、とても大切なのです。 みなさんはもう、小学生に戻ることはありません。4月になれば中学生。勉強ももっと難しくなるでしょう。いよいよ大人の入口に立つことになりますね。これからまだ様々なことがあるでしょう。楽しいことや嬉しいことばかりではなく、悲しいことや辛いこともあるに違いありません。 でも、生きていることは、それだけで素晴らしい。今ちょっと辛いなと感じたとしても、生きていること自体、たいへん意味のあることです。自分を大切に、そしてまわりの人たちも大切に、これからの人生をしっかり歩んでいってください。みなさんを引き続き温かく見守り、応援してくれる人がたくさんいます。みなさんは、その期待にも応えて、まだまだ学ばなければならないことがたくさんあります。学ぶことで私たちは大きく成長することができます。学ぶことに終わりはありません。学ぶことはきっと、一生涯続きます。 もう一度、言います。小学校卒業おめでとう。可能性に満ちた若きみなさんの前途に、心からエールを贈ります。 保護者のみなさま、本日は誠におめでとうございます。ここまでお子さんを育てるのに、大変なご苦労があったことと思います。また、これまでのPTA活動へのご理解・ご協力に、心から感謝いたします。今日のハレの日をともに慶び、子どもたちが中学生になっても、お互い保護者同士、声をかけあい、協力しあっていきましょう。 最後になりましたが、校長先生をはじめとする先生方、職員のみなさま、子どもたちが大変お世話になりました。先生方のお陰で、子どもたちは今日、こうして卒業式を無事迎えることができました。そのことは子どもたちの胸にしっかり刻まれていることと信じます。保護者を代表して、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 2013年(平成25年)3月19日 PTA会長 伊藤哲司 |

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