伊藤哲司の「日々一歩一歩」

茨城大学で社会心理学を担当している伊藤哲司のページです。日々の生活および研究活動で、見て聞いて身体で感じたことを綴っていきます。

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豊かな海へ

イメージ 1  ゼミの院生が、大洗町の漁業関係者を対象にしたフィールドワークを行っています。漁業のフィールドは、私にとってはまったく未知。でも興味津々でした。ゼミ生たちのフィールドに足をできるだけ自分も運びたいとも考え、今日その機会を得ることができました。
 早朝の大洗漁港はあいにく霧が出て今日の出港は中止に。でも少し時間がたってから、漁協の直営店「かあちゃんの店」で出すためのシラスを獲りに船が出るというので、それに乗せてもらうことになりました。
 漁師は50歳代以上のベテラン4人。沖に出てみると風が冷たく感じられるほど。3級船というそれほど大きくない漁船は、思ったよりスピードが出ます。魚群探知機などを使ってしらすがいそうな場を探り、網を入れてぐるりと左回りに1回転。最初に流した網の端っこを引き上げて、そのあと少し時間をかけて網をゆっくりゆっくり引っ張り、網の先端にある細かい網のところに魚を追い込みます。漁師たちは実に手慣れた手つきで、こちらはただただ感心してその様子を見させてもらいました。
 シラスの他に、シラウオ、フグ、アジ、イシモチなどが上がりました。あまり売れそうにない魚はそのまま海に戻されます。それにしてもそんなに沖まで行かないところでの漁で、こんなふうにシラスやアジが獲れるとは、これまでまったく知りませんでした。それにシラスが、鰯の子どもだということも、恥ずかしながら初めて知りました。南寄りの風が吹くと水温が下がってシラスも獲れないのだとか。漁師たちは、やはり海のことを熟知しているのでしょう。まだまだ私が知らないことがたくさんあるに違いありません。
 こんな海の豊かさを知っている人は、きっとそこを汚すなんてことは、およそ考えられないことでしょう。言うまでもなく、漁師にとっては、生活の糧そのものでもあります。福島の漁師たちは、いまだに出漁ができない状態でいるのかと思うと、本当に心が痛みます。そのような状況を招いたのはいったいなぜなのか、よくよく私たちも考えてみる必要があると思います。
 大洗町の漁業関係者のフィールド、私も俄然興味がわいてきました。風評被害、後継者不足、魚価の低下など、厳しい現実もあるのでしょう。それも見据えつつ、またぜひ豊かな海へ繰り出してみたい。

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いとうてつじ
いとうてつじ
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