伊藤哲司の「日々一歩一歩」

茨城大学で社会心理学を担当している伊藤哲司のページです。日々の生活および研究活動で、見て聞いて身体で感じたことを綴っていきます。

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中国への旅(5)

イメージ 1  雅安から成都に戻る途中、少し寄り道をして建川博物館集落に立ち寄りました。いくつもの博物館が広大な敷地に併設されていて、中国の規模の大きさをこんなところでも感じます。子どもたちの釈迦学習ためにも使われるでしょう。戦争関連(抗日戦争を含む)の博物館が複数あり、それらに併設されて、四川大地震(2008年5月12日)関連の「震撼日記5.12−6.12」と「5.12抗震救災記念館」2つの博物館がありました。
 前者は震災のちょうど1年後に、後者は3年後に正式開館したそうですが、前者は震災後1ヶ月に速効でまず開かれたものだと聞いています。震災後1ヶ月で博物館展示ができてしまうこと自体驚きですが、北京オリンピックが8月に開かれた2008年、政府主導・党主導でスピーディに行われていることをアピールする狙いもあったのでしょう。批判の声が上がりながらも、四川省を含む国内で聖火リレーが続けられました。当然というべきか、多くの学校倒壊の原因と責任は問われないままのようです。夥しい数の遺影を抱えた親たちの姿、それに子どもたちの遺品が痛々しく、思わず涙がこぼれそうになりました。私も子を持つ親ですし、胸が締めつけられる思いがします。
 これらの展示は、もちろん政府主導・共産党主導であることを宣伝する色合いも出ていましたが、ただそれ一辺倒ということはなかったように感じました。数多くの遺品と、日本のそれらよりも生々しいものが多いと思われる写真の数々、それに震災を思ってつくられた芸術作品や詩など、大震災の記憶をしっかりとどめておこうという姿勢は比較的しっかりと維持されていました。
 今日まで一緒だったゼミ生の馮さんは、成都東駅から故郷の西安に向かう列車に乗り込んでいきました。成都での宿泊は、寛窄巷子という古い街並みの近くの、ちょっと古い民家風で、なかなかいいかんじ。あたりを夕方散策していたら、今夜会う約束をしていた元ゼミ生の張くんにぱったり会うことができました。そのまま彼に案内されて街を散策。彼が勧めるローカルなお店でビールを飲みながら四川料理をいただき、すっかりご馳走になってしまいました。帰国後は貿易会社に務めながら元気でやっている様子で、嬉しく思いました。茨城大学での大学院進学の夢は叶わなかった彼ですが、これからも元気にやってほしいものです。

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いとうてつじ
いとうてつじ
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