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こういう話は、もちろん私にはできないこと。医師ならではのことであるわけです。医療の専門用語がいくつも出てきて、それを通訳したタンくんは大変だったと思いますが、事前の打ち合わせが功を奏したようです。私だけではできない交流ですが、高橋くんがベトナムに関わるきっかけをもたらしたのは、間違いなく私です。高校時代の同級生の彼と、こうした協働ができることは、本当に嬉しい限り。この医療交流は、これからも何らかのかたちで続いていくことでしょう。私もそのなかで、自分も勉強させてもらいながら、関わりを続けていきたいと思います。 タイニン省からサイゴンへ戻る前に、カオダイ教の総本山を見にいきました。カオダイ教は、既存の五教(儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教)の教えを土台にし、トルストイやヴィクトル・ユーゴーまでもを聖人として祀るベトナムの「新興宗教」です。ベトナム各地にある独特の教会は外から眺めて知っていましたが、初めて総本山の教会の中も見させてもらいました。大きな建物の中のやたらと派手な装飾にはびっくり。宗教をとくにもたない私にはどうかということは何も言えませんが、世界の総合的な宗教を目指したということではあるのでしょう。敷地がやたらと広く、それ自体がひとつの街のようでした。 サイゴンに戻り、レタントン通りにできたばかりの餃子のお店に行って、タンくん以外の4人で夕食をとりながら、今後の私たちの協働について話をしました。立場も、もっている資源も人脈も違う4人が、このベトナム南部で何を形にしていけるのか、すんなりとはいきませんが、まずはどこかにそれぞれ今回のことを書いてみようという方向になりました。同じ出来事を経験していても、経験はけっして同じにはなりません。フィールドワークなどで言われる「羅生門」的な構成を試みてみようというわけです。私たち自身今回の滞在を楽しんでいるわけですが、それだけに留めないで、何かを発信していきたいと強く思います。 「現代人はタンパク質の撮りすぎ」と説く高橋ドクターは、今宵、焼肉チャーハンを完食していました。人間、完璧にはいかないということですね。 私たちの今回の旅、あと1日続きます。 |

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