てっちゃんのまったり通信

まことに恐縮ですが、ネットビジネス系のコメントは削除させていただきます。ご了承ください。

若人よ・・・いざ。

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携帯電話が様々な機能を持ち始め

色々なものが街中に持ち出せるようになった。

ウォークマンなるものが世に出てからなのだろうか

街を歩く人々の多くがヘッドフォンで耳を塞いで

人混みに居ながらにしてパーソナルな空間を演出している。

今や新聞や雑誌を電車の中で広げている方が少数派である。

街中を流れる音に耳を澄まし風情を味わうことは

ほとんど無くなってきた。

その昔、この季節になると、聞く気がなくとも聞こえてきたあの音。

お盆を迎えた帰省先の商店街でも、土産屋でも、タクシーに乗っても、

自宅の近くを散歩していても

どこからともなくNHKのアナウンサーの絶叫が聞こえてきた。

「ボールが返って来た、クロスプレーになる!タッチ!間に合わない!ホームイン!逆転!!」


夏休みの思い出のBGM、夏の全国高校野球選手権大会。

昨今では意識しなければ、その音を聞くことはできない。

しかし、球場を取り囲む熱気は時代が変わっていっても

そのままである。

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上京したての田舎者のように首を左右に振りながら

ただ彷徨っていた昨年。初めての甲子園。

当たり前だが、どこを見てもテレビや漫画で見た通りの絵面である。

しかし、やはり本物。

メディアを通したものと、自分の体験するのとでは、雲泥の差がある。

その圧倒的な存在感。

フィクションではなく本当に存在したのですね。

スタンドや通路ではコテコテの野球談義が繰り広げられ

どこかに「一見さんお断り」の札でも貼ってあるのではないかと思った。

それでも初出場校には優しい良き伝統。

暑さにやられて通路にへたり込む面々。

しかし、しばらく休むとテンションを上げてまた、灼熱のスタンドへと戻っていく。

やせ我慢の極地である。

グラウンドには太陽に焼かれた高校球児たちの必死の形相がある。

一年のうちで一番暑い時期にこの苦行は何なのであろう。

なぜに、これだけの人を惹きつけるのか。

太陽に焼かれながら、ふと思った。

それは、球場のフェンスを超えた一体感なのではないかと。

お前らだけに暑い思いはさせない。俺たちも一緒だ。

その思いを後押しするように響く母校の勝利を願う吹奏楽の勇ましい音楽。

それらが、いっしょくたになって独特の雰囲気を作り出す。

こいつをやらなければ夏じゃない。

体力は失われていくがテンションだけは天井知らずに上がっていく。

それらを見下ろす甲子園独特のスコアボード・銀傘の屋根。

そんな場所なのである。

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2年連続2回目。

当たり前だが甲子園を取り囲む雰囲気は全く変わっていない。

しかし、私は、もう一見さんじゃない。

昨年よりはやや余裕を持って訪れた阪神甲子園球場。

球場へ向かう阪神電車の車窓風景も、もう馴染みのものである。

スタンドに入るとガツンと迫ってくる暑さ、それも想定内。

そして土の匂いのするグラウンド。

期待を込めた人々のざわめき。

今年も夏が始まる。

ファンファーレが鳴り、そして入場行進曲。

照りつける太陽は昨年と同じ位置にある。

来るぞ、次だ・・・。

「千葉代表、習志野高校」清々しい女子高生の声によるコール。

このコールを聞きたくて、千葉大会の結果に一喜一憂したものだ。

「神奈川代表・・・東海大学付属相模高校」

さらにテンションが上がる。略さないこの公式な言いまわしが良い。

神奈川の優勝旗が、全国大会のそれに変われば良いなぁ。

そんなことを思う。

千葉マリンとも横浜スタジアムとも違う。

甲子園は特別な場所、聖地と呼ばざるをえない。

ゆっくりと生の大会行進曲を味わう。

「甲子園カレーお持ち帰り用」などというものがあるが

持って帰ってしまえば、ただのレトルト。甲子園で食してこその「甲子園カレー」。

例えはおかしいが、大会行進曲は甲子園で味わうのが一番である。

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優勝旗、返還。

昨年この聖地を席巻した大阪桐蔭の主将が優勝旗をこの地に戻すためだけに現れる。

チーム全員で優勝旗を返しに行こう。

そう誓い合ったに違いない。

しかし、残念ながらその思いは大阪大会のベスト4で途切れた。

遥かなる甲子園への道。

開会式は、そこへたどり着いた者への祝福のセレモニーなのである。

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開会式が終われば、そこは戦いの場となる。

夏の大会はすべての試合が引退試合。

いつ高校野球生活が途切れてしまうのか、それは誰にもわからない。

大会後も公式な野球を続けられるのは、引退する3年生のうち、ごく僅かであろう。

少しでも長く。

その願いがぶつかり合う。

その儚さ、切なさが多くの人を引きつける。

若人よ・・・いざ。

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第一日目の最後には富山代表の高岡商業が登場する。

亡くなった父の出身校である。

高校野球というのは、やはり何らかの因縁のある学校を応援するものである。

日中の日差しと戦いながら一日を過ごしたが、

その日最後の試合ともなると、スタンドにも空席が目立つようになり

やがて、照明灯にも灯が入る時間となってくる。

この頃になると、ゆったりと足などを組みながら試合を眺めることができる。

昨年も出場した高岡商業は、あの大阪桐蔭に1−3で惜敗。

雪国のチームでもあり、惨敗するのではないかと戦況を眺めていたが

横綱を徳俵まで追い詰めた試合は見事なものであった。

さて、今年のチームは。

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サイドスローのエース。

表示される急速は120キロ後半から130キロ前半であるが

ホームベースを通過する際に鋭くキレているとのこと。

残念ながらキャッチャーを背にした角度ではそのキレをみることはできなかったが

差し込まれた打球が多いところから、その評判は間違ったものではないのだろう。

そして、ときおり混ぜる遅球が効果的である。

女子野球の稿でも触れたが、遅い球をなげることは、なかなかの度胸を要する。

堂々とスローカーブを放り込み緩急で相手方を翻弄していくところは

一昔前の渡辺俊介を想起させるような投球だった。

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このチームで目を引いたのがショート。

カメラのファインダー越しに覗いていると軽快な守備をしているし

投手にもよく声をかけている。

いいなぁと思いつつ、調べてみると、一年生ということで驚いた。

背番号は6。レギュラー番号である。

打席でも粘り強い。

そして、何か明るい。

先輩方に混じって、あれだけ伸び伸びとプレーできるのだから

来年以降の高岡商業が楽しみである。

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太陽のもとで行われるイメージの強い高校野球。

照明が灯ると甲子園球場は昼間とは違う顔を見せる。

カクテル光線に浮かび上がる鮮やかな外野の芝。

昼間の太陽に比べて優しさをたたえているように見える。

選手たちのプレーそのものは熱いままであり、それを後押しする応援もまたしかり。

そのコントラストが不思議な雰囲気を醸し出す。

銀傘に響く金属バットの音も、1オクターブ上がったかのように聞こえる。

「甲子園のナイターがきれいでした」

甲子園のナイターを経験した選手は、異口同音に言う。

私も昨年は体験できなかった甲子園のナイターを満喫することができた。

なにより涼しい(笑)。

そんな中で延長までもつれた試合は高岡商業が10回に2点を奪い

初戦を突破した。

舞台も良し。結果も良し。

甲子園の夏が始まった。

撮影日:2019年8月6日
撮影地:阪神甲子園球場


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雲は湧き、光あふれて

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おろしたての長四角の真っ白な消しゴムに

縦に何本もの線を引っ張り、

胸にあたるところに「T・O・K・A・I」と書き加える。

何のおまじないかと思うが、

今ほどいろいろなグッズが揃っていなかった時代

東海大相模に憧れた小学生の私が編み出した技である。

格好いいなぁー。

完成すると、ため息とともに、ただ眺めていた。

もともとは、高校野球のユニフォームはプロではないのだから

なるべく簡素な色合いのチームを良しとしていた。

帽子は白か黒。

アンダーシャツも同様。

それでこそ、高校球児。

その白いユニフォームが甲子園の土にまみれている姿が格好良いと思っていた。

それが高校野球らしさだと。

現在の大会で言うと習志野高校のユニフォームがそれに一番近いかもしれない。

しかし、そんな概念を見事にひっくり返すチームが現れた。

冒頭に触れた縦縞の東海大相模のユニフォーム。

神奈川代表という背景も、何かスマートでハイカラなものに感じられた。

そして、当時の少し地味目のユニフォームにまじったその姿は

他校より一回り大きく見え、並みいる強敵をなぎ倒し全国制覇を成し遂げる。

これは、単純な私の心を捉えるに十分な衝撃であった。

ひもといてみれば、1970年のことかと思う。

あの大阪万博の年。

あれ以来、現在でも毎年の神奈川代表の行方が気になる。

しかし、そこまでの思いを抱きながら、

いまだこのユニフォームを生で見たことはなかった。

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神奈川といえば愛甲や松坂を擁して全国制覇を成し遂げた横浜高校。

昨年の100回記念大会でも代表として甲子園出場を果たしている。

昨年どころか現在神奈川3連覇中の大本命である。

この高校を乗り越えない限りは、あのユニフォームを甲子園で見ることはできない。

当の選手たちも同じ思いだったろう。

神奈川県大会の組み合わせをチラチラと見ていると

今年は順当に行けば準決勝で両雄が当たることとなる。

しかも、土曜日。

東海大相模 対 横浜

その組み合わせを口にしただけで身震いがするというものである。

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負けてしまった。

準決勝を目の前にした横浜高校が、である。

倒したのは公立校の相模原高校。

高校ビッグ4の及川くんが相模原打線の勢いを止められなかったと泣いた。

グレーの横浜とピンストライプの東海大相模が

相まみえる姿を見ることは叶わなかった。

神奈川大会準決勝は、東海大相模 対 相模原

相模ダービーとも言えるマッチアップとなった。

「公立の星」なんて言うことをよく言う。

公立高校が旋風を巻き起こし大会を盛り上げる言葉である。

その言葉にちょっと怯えた。

もしかしたら、相模原がそのまま突っ走って甲子園に駒を進めるのではないか。

横浜と東海大相模を破って甲子園ということになれば

たとえ甲子園で一回戦で帰ってきても、それだけで誇れるものになるだろう。

そして、勢いに乗った高校生というのは稀にではあるが

そんな大偉業をやってのけてしまうものである。

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日大藤沢と桐光学園の準決勝第一試合が終わった。

いよいよ第二試合である。

選手が入場してきた姿をカメラに収め

グラウンドを背にした私の耳に、小気味良いミットの音が聞こえた。

ピシリと決まる回転の良い球は東海大相模の投手の投球練習のそれだった。

しかも背番号は1番ではない。

ちょっと格上の雰囲気をここで感じる。

そして、強いチームは試合前のシートノックの動きからして違うものである。

キビキビとした動き、グラブを叩く球の音は

第1試合の両校には申し訳ないが、モノの違いを感じさせる。

相模原高校のシートノックも負けずに統制が取れ

動きも素晴らしかった。

この試合は準決勝だが、事実上の決勝となることをここで確信した。

相手が東海大相模でなければ多分相模原を応援していただろう。

そんなことを考えさせるような小気味の良いシートノック。

これは良い試合が期待できると思った。

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結論から言うと見事に東海大相模が決勝進出を決めた。

5回以降7点差以上開いた場合はコールドゲームが宣告される。

8回11対2

しかし良いゲームではあった。

4対0出迎えた7回の裏の相模原の攻撃は

横浜戦の集中打を知っている身としては十分震撼させるものであった。

7回を終えて4対2。

この時点では2点差など風前の灯火のように思えた。

しかし、8回の表、東海大相模打線が火を吹き

ホームランの大技からスクイズの小技まで絡めて一挙に7点を奪う。

点差が開いたあとのスクイズは大人げないと揶揄する向きもあろうが

キッチリと決めてくるところは、この試合にかける凄みさえ感じさせるものだった。

本気で試合を決めに来たボクサーのように繰り出される数多くのパンチの前に

さすがの相模原の勢いも封さされざるを得なかったろう。

事実、翌日の決勝戦は24点を奪って快勝。(決勝はコールド宣告は無い)

後半まで接戦に持ち込んだ相模原の敢闘を、ここは称えるべきかと思った。

それもこれも贔屓のチームが勝ったればこそ。

本当に一発勝負の高校野球は怖いものである。

さて、いよいよ甲子園。

そして、この時すでに私のカバンの中には開会式のチケットが、その出番を待っていた。

今年も行くぞ甲子園。

2年連続2回めの甲子園。

大会行進曲に乗って行進する東海大相模が、習志野が頭の中を駆け巡っていた。

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撮影日:2019年7月27日・2019年8月6日
撮影地:横浜スタジアム・阪神甲子園球場

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「漫画の世界のようだなぁ」

悪い意味ではなく、

グラウンドではしゃぎまわっているように見える選手たちを見ると

つい、そんなことを思った。

もちろんやっている当人たちは真剣そのものだろう。

仮にもプロという冠が付いた選手たちである。

しかし、野球が好き!やりたいことをやれている、それが嬉しい!

そんな言葉が聞こえてきそうな感じを受けた。

普段の真剣勝負とは違うオールスターと言う舞台であることも作用しているかもしれない。

輝く瞳と笑顔に溢れたグラウンド。

女子プロ野球オールスター。

女子野球は、本部が京都にあることから、これまでは、ほとんど関西での開催。

この存在が、ちょっと気になっていたが、さすがにこのために関西遠征は。

しかし、今年は、オールスターが神宮球場で開催という。

「それならば」と、ちょっと覗いて見るような気になった。

席を確保し、グラウンドに目をやると、ひときわ元気なキャッチャーが目に入った。

扇の要であるキャッチャーが良いチームは、それだけで活気があるものだ。

第一印象はすこぶる良かった。

ブログに起こすにあたって

トップの写真は、華やかなオールスターらしい風景を考えていたが、

活気に溢れたグラウンドの雰囲気を現すには

この元気なキャッチャーの姿が一番ふさわしい気がした。

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残念ながら予備知識は殆ど無い。

ユニフォームはパープルを基調にした京都のチーム。

ブルーを基調にした愛知のチーム。

オレンジを基調にした埼玉のチーム。

が混成チームを作っている。

オールスターの監督(あの幕張の防波堤、小林雅英!)が

ドラフトと称し既成のチームを超えて編成したらしい。

だから、普段見られない同じチーム同士の対決も見られるわけである。

実質3球団で回しているので、普段は見ることができないことを

模索した結果だろう。

しかし、グラウンドに散らばっている色とりどりのユニフォームは、

眺めているだけで華やかで楽しい。

その中でも、一番しっくり来たのは埼玉のオレンジ。

女性のユニフォームらしく、ちょっとノースリーブ的な短めな袖に良く映える。

画像にしたときに何となく絵になる感じである。

何事もまずは見た目から。

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試合は金属バットを使用。

ボールは硬式。

ボールがバットに当たる乾いた音が小気味よい。

塁間やマウンドまでの距離は公認野球ルールのままで男子と変わらない。

グラウンドも神宮球場そのままの広さで試合は行われる。

男子と違うのは7イニングということのみ。

観戦する前は、何となくソフトボールみたいな感じかなとイメージしていたが、

ちゃんと野球。ソフトボールとは異なるものだった。

打球の伸びや速度。

糸を引くような鋭い当たり。

その度に客席からは、おお・・・。と歓声が上がる。

その中で躍動する選手たち。

まだ、個性というには乏しいが、基本に忠実な投打を見ていると

何故か懐かしい思いに駆られた。

「ジュブナイルぽいねぇ。」

そんな言葉が聞こえてくる。

何となくグランウドに展開されている風景に似つかわしい言葉だと思った。

通常の男子の野球には無い、しなやかさと爽やさ。

初めて目にする女子プロ野球は、

これも有りだな。と感じさせるものだった。

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神宮球場はブルペンがグラウンドにある。

前列に陣取ると、直近で投球練習を見ることができる。

女子だからと言ってバカにしたものではない。

流石にプロ。良い球を投げている。

中でも目を引いたのが、やはり、オレンジ色のユニ。

背中に背番号11・ISOZAKIと読める。

投球フォームも美しく、投げっぷりも良い。

速球に混じって、山なりの超スローカーブを放る。

そして、風になびく前髪。明らかに野球漫画のキャラのようだ。

「おお、これは格好良い」

ブルペンの様子を見ると次の回から投げそうな雰囲気だ。

これは、正面から撮りたい。

カメラを抱えて、いそいそとバックネット裏へ移動。

実戦でもブルペンでも投げていたスローカーブを多投。

男子プロでも、スローカーブは、それなりの覚悟がいるらしい。

やはり、いい度胸をしている。

このスローカーブ、速球との緩急と、高いところから落ちてくる落差で

打者がヘッドアップをしてしまうのかもしれない。

ドカベンで登場した空に向かって浮き上がる里中のスカイフォーク。

水島新司が解説していたそんな効果なのか?

もう少し見ていたかったが、残念ながら1イニング限定。

「長く見ていたいのであれば公式戦へどうぞ。」ということか。

女子プロ野球は予告先発はあるのだろうか?

あれば、また彼女に会いに行くかもしれない。                            

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現状女子プロ野球の広告塔的な役割を果たしている加藤優。

美しすぎる、と冠でツイッターなどで情宣活動に余念がない。

ハンドボールで言うところの宮崎大輔。

ハンドボールの言い方を借りれば「女子プロ野球メジャー化運動」。

その旗手を務めていると言って良い。

この日も試合前に選手を代表してのマイクパフォーマンスを行った。

「報道では、女子プロ野球の存続が・・・」

と始まる。

この記事は私も読んだ。

観客数が倍増しない限りメインスポンサーが撤退するとのことである。

「私達には野球をすることしかできません」

そうだろう。プロと言っても、高い年俸をもらっているわけではない。

聞くところによると、よく、これで生活できるなぁ。というレベルである。

損得で言えば明らかに損。

今の世の中、人々は、どのようにすれば得なのか、ということに汲々としている中

ひたむきに好きなことに打ち込んでいる姿。

久方ぶりに「純粋」という言葉が思い浮かぶ。

「どうか、球場に足を運んで応援お願いします」

そんな言葉で締めくくられた挨拶。

来年の今頃も女子プロ野球オールスターの記事が書ける環境であってほしい。

ただ、そう思うしか無い。

そんな背景もあり、新規ファンの開拓を考えてか

秋季リーグは、全て関東開催とぶち上げていた。

あの漫画の中のような風景が続いてくれるように

少し足を運んでみようかなとも思っている。

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撮影日:2019年7月15日
撮影場所:明治神宮野球場

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「3Pシュートも、満塁ホームランも無い。

当たってくる でかい相手に競り勝って

やっと1点取れる。

君がしたいというハンドボールは

でかい奴が勝つスポーツだ」

この言葉を吐いた人物は後に、それだけではないことに

気がついていくのであるが

確かにこのように言っても差し支えない光景を目の当たりにした。

ハンドボール・インターナショナルウィーク。

日本の相手は世界ランク2位のスウェーデン。
(ちなみに日本は22位)

前座試合が行われている間、客席から控えに帰る

スウェーデンの選手たちに、出くわしてしまい囲まれた。

その瞬間、子供の頃に満員電車の真ん中に置かれた時を思い出した。

うあ、スポ根漫画にあるぞ、こんな場面。

黄色い壁。

その壁が私を見下ろしてニタ〜っと笑う。

確かに、江戸末期の人間が見たら化物だと思ってしまうだろう。

ハンドの黒船である。たった二杯で夜も眠れず。

地元の利も何もふっとんでしまう。

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そんな相手に、第1戦は、それなりに対応しており5点差。
(ネットで観戦しました)

リードを許した後半に、韓国線で大活躍した東江(あがりえ)が入ると

ボールがつながり、一時期は3点差まで追い上げた。
(結果は5点差敗退)

第2戦は東江を最初から使ってペースさえつかめれば

いい試合になるのではないかと思った。

もしかしたらランク2位と引き分け、うまく行けば勝てるかも。

などと夢を見た。

しかし、この第2戦。

立ち上がりの10分間位は互角であったが

その後、守りきれずに差が開いていく。。

ハンドボールは、野球やサッカーと違い

比較的得点が入りやすいスポーツである。

ゆえに、得点をしても、次に守りきらなければ差が生じない。

あえて言えば攻めている方は得点が取れて当たり前。

その後に相手の攻撃を防ぎきらなければ挙げた得点が生きることはない。

逆を言えば、攻撃でミスが出ると、徐々に差をつけられてしまう。

野球やサッカーでは攻めきれなくとも、それがすぐに致命傷にはならないが

ハンドボールは違う。

オフェンスミスが許されない過酷なスポーツである。

よって、ディフェンスで相手のミスを誘えば流れを掴み

勢いが出てくる。

しかし、この日残念ながらミスを重ねたのは日本の方であった。

サイドの選手からセンターの選手に

「内に入れ!」

と激が飛ぶが、壁のようなスウェーデンディフェンスをズラす事ができない。

見てると右手と左手で1人ずつ、要はスウェーデンの1人のディフェンスが

日本の2人を抑え込んだりしている感じである。

日本は中に入れずに苦し紛れに打つシュートが枠をはずす。

これがスポ根漫画か何かであれば、とてつもない技で打開するのであるが

残念ながらこれは現実である。

完全に主導権は、体格、スピードに勝るスウェーデンのものとなった。

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結局第1戦とちがい、点差を詰めるような日本の流れとなった時間は無く

終始スウェーデンの流れのまま敗退。

シグルドソン監督は

「ディフェンス面で1対1のミスが多く、そこで簡単に負けるようだと

システム、プレーの質は関係なくなってしまう」

と嘆いたという。

オリンピックまで、あと一年。

さて、どうしたものかと思案のしどころだろう。

こういうときには、やっぱり経験豊富なベテラン。

たとえば宮崎大輔。いかがでしょうか監督(苦笑)。

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このスウェーデン戦の数日前に行われたのが日韓定期戦。

男子、女子ともに併せて見ることができるボーナスダブルヘッダー。

毎年交互におこなわれているものだが

男子、女子ともに、どうにも韓国に勝てない。

例の中東の笛の際も、最終的にオリンピック出場権を

アベックで韓国に持っていかれてしまった。

この日も女子は敗退。

女子は、先の世界選手権で決勝トーナメントに残り昇り調子、

世界選手権が秋に熊本で行われるため

それに向けて強化中なので期待をしたが

どうにも韓国には蛇に睨まれたカエルのようになってしまう。

そして男子。

女子の試合が終了後、喫煙所で関係者らしき風貌の人間が

「今の男子いいよ。今日は勝てるのではないかな」

と話しているのを耳にした。

半信半疑で聞いていたが、試合が始まると

双方ミス無く妥当に点を取り合って前半終了時には12−12のイーブン。

期待して、前半に差をつけられてそのままズルズルという試合を

嫌という程見せつけられているので

前半を互角に終えられたことだけでも結構満足であったりする。

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後半、日本のキーパーがよく守り良いムードができてくる。

後半の立ち上がりも競った状態だったが、

15−15から一気に5連続得点。

初めてこんなにアゲアゲな日本代表を目にした。

前線でもよくボールが回っており、パスミスもない。

逆に前がかりになった韓国にミスが出始め

ジワリジワリと差を広げていく。

ここまで勢いがつくと、韓国のPTも止めたりして

いかに韓国でも流れを止めることは難しいとは思った。

しかし、勝ちになれていない私は、何点差がついても

いつかは韓国ペースに持ち込まれるのではないかとハラハラ。

相手が韓国なのだから、良くても引き分け。なんて意識がこびりついている。

しかし、あっさりと加点していく日本代表の姿を見ていると

勝つ時というのはこういうものなのだなぁと思う。

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初めて生で見る国際試合の勝利。

やっぱり勝負事はなんといっても勝つことが一番。

試合終了を告げるブザーが鳴り響いた時

カメラを抱えているのも忘れ、選手と同じように両手を挙げて喜んでしまい

その瞬間を収めることはできなかった。

やっぱりカメラマンとしては失格だ。

しかし、嬉しかった。

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アリーナカメラマンシート

この日のチケットを入手しようと席種を見た際に見慣れない席種に気付いた。

「カメラマン」その響きに負けて購入。

ゴール後ろの一列目なのかなと思いきや

案内されたのはコートの中の床張りシート。文字通りシートなのである。

それもゴール後ろの左右サイド。

普段は報道陣が陣取っている場所。

防球ネットを背にしているので、枠をはずしたシュートボールやパスミスボールが

そのまま飛び込んでくる。

全然気が抜けない。

野球でいうとバックネットの前、

球審のすぐ後ろで地べたに座って観戦しているようなものである。

しかし、最初はちょっとビビったが、すぐにそのシートの虜になった。

床に直に座るので選手が床を踏む振動が直に伝わってくる。

眼の前でのぶつかり合い、キーパーとの攻防。

絵に描いたようなスカイプレーも通常席の5割増しの格好良さ。

惜しむらくはカメラマンとしての私の技術。

早くてついていけない。多分ここへ来ると予測して構えるが

私の経験則の読みなどあざ笑うかのようなタイミングでシュートが襲ってくる。

しかし、ハンドボールの迫力を全身で感じられる席だった。

また、この席種があれば多分購入するだろう。ちょーっと怖かったけど(笑)。

次の機会はもう少しまともな写真を撮りたいものだ。

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スウェーデン戦の試合前、観客席の話題はオリンピックチケット。

「いやぁ、全部はずしましたわー。」

「私は準決勝が当たりました。」

なんていう声が飛び交っていた。

私はというと開会式、ハンドボール男子予選・決勝、柔道100キロ超、ラグビー決勝

軒並みにはずしたが、唯一ハンドボール女子予選の開幕試合が当選した。

男子見たかったなー。

開幕戦は開催国が出てくることが多いので

「おりひめジャパン」を見れることを祈っているが、さて。

しかし、このインターナショナルウィークを経て

日本でなくても一流どころのハンドボールを見る楽しさを覚えた気がする。

「どんなスポーツでも一流のプレーは素晴らしい」

そう言った人がいる。

オリンピックまであと一年。楽しみに待ちたいと思う。

それにしても、インターナショナルな一週間であった。

撮影日:2019年6月19日対韓国
    女子:日本20−31韓国  男子:日本37ー27韓国
    2019年6月22日対スウェーデン第2戦
    男子:日本25−36スウェーデン
場所:立川立飛アリーナ

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女子には殆ど触れていないので蛇足ながら一言。

NO.36中山佳穂。大阪体育大学

このウィークに代表デピュー。中国戦は無観客なので

日韓戦が実質デビュー戦。

その左腕から伸びのあるステップシュートを二本決める。

短い出場時間の中デビュー戦での2得点は期待大。

彼女の胸の日の丸が定着し、オリンピックのコートで花開くよう

ちょっと応援したくなった。

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毎週火曜日、夜中の2時前にゴソゴソと飲み物の準備をする。

それが中学生時代の私のルーティンだった。

そして、午前2時の時報とともに

ラジオの向こうの彼と乾杯をするのである。

彼の名は谷村新司。

「午前2時のティータイム」というコーナー。

彼の「乾杯」の声に合わせて、静かにカップを合わせるのが

ただ嬉しかった。

コーナーの後半に決まってアリスの曲が流れた。

時にはスタジオテープのままの録りたての新曲を披露してくれることもある。

仲間内を感じさせるような、そんな企画に、私はずっと酔い続けた。

ともに夜を過ごし、男同士の話や、人生の話。笑ったり、泣いたりする中で

私のメンタリティの半分以上が、ここで形作られた。

そう言っても過言ではないだろう。

コーヒーを啜りながら聞いた数々のアリスの曲たち。

少し背伸びした大人の曲のように感じ、思春期の心に自然に刷り込まれていった。

まだまだ、アリスの黎明期の頃である。

「「鐘楼流し」、ふーんいい曲だね。なんて思ってたら「20歳の頃」(当時のアリスのシングル)

をあっという間に追い越して・・・」

ゲストのさだまさし相手にそんな笑いを振りまいたりしながら

ヒットに恵れず苦しい時代が長く続いていた。

「NHKのオーディションにも落ちてしまって、審査員はガラスの向こうで笑ってたんですけどね

けっこう(MCは)受けたんですけどねぇ」

などという自虐的なネタ。

その話術に笑いながらも「あいつら(NHK)は分かっていない」と

夜中に握りこぶしを作るリスナーたち。

語り口は優しいものがあるが、人一倍負けず嫌いの彼の心中を思い

やるせない思いを共有していた。

いくら悔しがってもどうにかなる訳でもないのに、

自分たちがなんとかしなければと訳のわからない義憤に駆られたりした。

しかし、徐々にそんな小さな握りこぶしが増え続け、

やがてリズム感があふれる「今はもう誰も」でヒットの兆しが見え始める。

そして周知の通り、「冬の稲妻」の大ヒット。

もちろん、アリスを応援してきた面々の喜びは、言うまでもない。
(やや、自分の手を離れていってしまうような寂しさは感じていたが)

その喜びは初めての武道館が決まったことで頂点に達する。

「栄光への脱出」そのコンサートタイトルの通り、

このコンサートをきっかけに、彼らは伝説のバンドへ駆け昇った。

今でも武道館を見上げる度に、あの時の興奮と感動が蘇る。

「俺達のアリスがやってくれた」と喜びを分かち合ったあの日。

あれから41年。あの頃には思いもよらぬことではあったが、

彼らは今もまだ歌い続けている。

今年も武道館の正面に

アリスのシンボルである3つの頭のペガサスが誇らしげに掲げられた。

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私も定年が直前。彼らはもう、70の声を聞く。

NHKの特番を見た時、流石に衰えは隠せないかなと思い

コンサートに行くことを、少し逡巡したが

「アリス武道館」この言葉の響きは私を九段下の坂道を登らせるに

十分なものであった。

縁起でも無いことだが、年齢的に自分が倒れるかもしれない、

彼らの3人のうちの誰かが欠けてしまうことだって考えられる。

「見ておかねば。」そう思った。

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武道館に集まった面々は当然のようにご同輩と呼べる年代の方々。

中には車椅子で駆けつけた方々も多く見かけた。

みな、あの頃の思いを抱きながら、同じ時代を生きてきた仲間だ。

おそらくは。あの夜、ラジオに向けて乾杯をした仲間も多くいるだろう。

皆、愛おしく思った。

場内が暗転し、歓声が響く。

「みんな〜アリスが帰ってきたよ!!!」

1、LEBLA〜右の心と左の心〜
2、BURAI
3、今はもう誰も
4、冬の稲妻
5、ジョニーの子守唄
6、君の瞳は10000ボルト
7、涙の誓い
8、夢去りし街角
9、12°30
10、センチメンタルブルース
11、愛の光
12、知らない街で
13、走っておいで恋人よ
14、あなたのために
15、帰り道
16、風に星に君に
17、それぞれの秋
18、秋止符
19、限りなき挑戦〜OPENーGATE〜
20、エスピオナージ
21、狂った果実
22、帰らざる日々
23、遠くで汽笛を聞きながら
ENCORE
24、チャンピオン
25、さらば青春の時
W、ENCORE
26、明日への賛歌

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「忘れもしないのは、浜松デパートの催し物会場。

あの頃アリスは催し物でした(笑)。

出ていくとお客さんは4人(笑)

音を出すと「うるさい」と言って、

そのうちの2人が帰ってしまった(爆笑)」

谷村新司のトークも健在だ。

そして、歌声。

そのハーモニーの美しさと迫力に、やっぱりアリスはライブのバンドなんだと

改めて思い知らされた。

衰えたなんて少しでも思ったことを後悔した。

その素晴らしさに手拍子を打ちながら、ともに歌った。

時には涙声で。

来てよかった。心からそう思った。

しかし、キンちゃんがボンゴを叩き始めた頃から、不思議にそんな興奮が

鎮静していったのを感じた。

感動していないのではない。

なんと言ったらいいか、自然なのである。

当たり前のようにコンサートへ通った日々。

アリスがいて、自分が居る。

そんな当たり前の風景に立ち戻ったのかもしれない。

それだけ、この曲たちが自分の身体の隅々まで染み付いているのだろう。

この心の静寂を、そう解した。

歌詞のリードに従い、自然に聴き、そして歌う。

自分にとって、懐かしいコンサートの姿がそこにはあった。

そして、数々の曲を聴きながら、回りを見回してみる

ここはあの時と同じ武道館。そしてステージの上にはアリスが居続けてくれていた。

贅沢な時間がただ、過ぎていった。

「ありがとー、みんな、また会おうね〜」

そうべーやんが言い残してコンサートは幕を閉じた。

最後かもしれない、そう思った自分を恥じた。

数多くの人々の青春を背負いながら、

彼らは、これからも歌い続けていってくれるだろう。

次にアリスに会うために、同じ時代を生きた仲間と

またこの場で集うために、もう少し頑張ってみようか。

そんなことを思いながら私は、「アリスの武道館」を後にした。

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そして、このコンサート終了後、私個人のアンコールが待っていた。

件のペガサスの看板の前で、

20年ぶりに、かつての同僚と再会したのである。

まだ、私が夢を持ち、夢を追っていた時代の仲間と言える同僚。

不思議に昨日まで同じ職場にいたかのように

自然に、それぞれの来し方を語り、楽しいひと時をすごした。

これもある意味アリスに関わる武道館マジックの1片なのかもしれない。

そんな時間を過ごしながら、私は密かにこのエピソードを葉書にしたら、

ラジオの向こうで読まれるのではないか、

なんてことを夢想していた。

その葉書の宛先ははもちろん、

文化放送火曜深夜セイ!ヤング谷村新司宛である。

撮影i-PHONE
2019年6月6日・7日
日本武道館

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