てっちゃんのまったり通信

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「ものがたり」という言葉を聞くと

小さい頃から、なにかワクワクするものがあった。

そこには様々な人の色々な思いが詰まっている宝箱のような感じがしていた。

その宝箱を少し覗いた時からものがたりが描かれている世界に

すっぱり収まってしまう瞬間が好きだった。

このブログでも気持ちとしては

自分なりのキハ58ものがたり、千葉ロッテものがたりなど

その場その場のものがたりを残しておきたい。

そんな思いから綴っているような気がする。

さて、今回のものがたりは「鎌倉ものがたり」。

「三丁目の夕日」で有名な西岸良平の作品である。

もちろん原作ファンの私としては、あの山崎貴監督の手によって

実写化されると聞いた時から公開日を今か今かと待ち焦がれていた。

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「鎌倉とは不思議なところでね。東京と時間の進み方が違う」

まだ観光客がまばらな早朝の鎌倉の街をみて

私も同じように思った。

街を覆う空気が何か違うのである。

人間も魔物も幽霊も仲良く暮らす街

そうかもね。

何となく納得してしまうような雰囲気がある。

もっともその鎌倉の中を走る江ノ電が私の目的なのだから

真の鎌倉らしさなどは感じる暇もないのであるが。

ただ、それでもお屋敷の軒先をかすめるように走り

いきなり商店街の中央や神社仏閣の鳥居の前を通り過ぎる。

そんな江ノ電のレールにまたがっているだけでも

鎌倉の風情は十分感じることが出来るのである。

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原作では小説家の一色先生とそこに嫁いだ亜希子さん夫婦を中心に

鎌倉の住民や魔物たちが引き起こす、この土地でしか起こりえない

不思議なものがたりを描いている。

天然な亜希子さんとそれにほんろうされたり笑い飛ばしたりする

一色先生の姿が微笑ましい。

この一色先生、かなりの趣味人、言い換えればヲタク気質である。

歴史、古美術、熱帯魚、そして何より鉄道ヲタク。

「うちに何でお金が無いのかよく分かりました!」

と婦人に言われつつ。

「ああ、それは天賞堂で買った・・・」とうろたえる。

天賞堂来た!このこだわりに笑う。

鉄道模型を走らせながら這いつくばって楽しむところなど

この趣味人の視線をよく分かってらっしゃると手を打つところである。

そんな一色先生の姿を堺雅人が可愛らしく演じている。

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ものがたりは寿命を残しながらも黄泉の国の魔物の陰謀で

死者となってしまった亜希子さんの魂を一色先生が取り戻しに行くものとなっている。

現世と黄泉の国の橋渡しをしているのが江ノ電の役割である。

不思議な街を日々往来している江ノ電にふさわしい役柄とも言える。

死神に手をひかれながら今は無きタンコロに乗り込んでいく死者たち。

通常重苦しく感じるはずの死出の風景を安藤さくらが演じる死神が

軽妙な語り口で湿っぽくなるところを救っている。

「みなさん、ご自身のお葬式をご覧になられてからいかれるんすけど

どうします?」

「幽霊申請ッスか・・・アレは財政的にッスねぇ」

何て感じである。

この現世と黄泉の国の駅舎がまた渋い。

私もいつかは訪れるその日にはこのような駅舎から旅立ちたいものである。

海のように広い三途の川。

その上を行く江ノ電。

この広さは現世と黄泉の国との隔絶感を現したかったとのことだ。

黄泉の国の駅では先に逝った縁者たちが死者たちを待ってくれている設定。

先年旅立った母もきっとこの駅で・・・と思いを馳せた。

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そんな内容であるので現実の江ノ電でも映画の公開を記念して

300形に「黄泉」「現世」というヘッドマークを掲出。

駅名標にも同様である。

さすがに鎌倉を「黄泉」にするわけにはいかないので「黄泉」は

鎌倉の向うにあるように掲示されてはいるが。

ん、しかし、この方向は東京方面だなぁ。そうかやっぱり・・・(苦笑)。

そして、他にもコラボが満載である。

先日紹介した記念入場券。

フリーきっぷも特別使用である。しかもポストカード付き。

これは看過できない。

映画初日であるが舞台挨拶には目もくれず鎌倉へ向かった。

もちろん、撮るものを撮ったあとに公開初日鑑賞。

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利用日のスタンプが昔の定期券っぽい。

昭和レトロの雰囲気が嬉しい。

どこかに黄泉⇔現世と入れてくれれば洒落が効いていたと思うが。

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オマケのポストカード。

オマケに弱いのは黄泉の国に行っても治らないだろうな。

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映画の方は堺雅人、高畑充希はもちろん

後に物語のキーとなる田中泯演じる貧乏神と

やはり安藤サクラの死神が出色であった。

あとは、一色先生の父親役の三浦友和。

三丁目の夕日のあくま先生と同じように出番は少ないのだが

キチンと印象に残る演技をするのは流石である。

息子の目線に顔を寄せ「お前にはこう見えているのか・・」

「お前も作家であるのであればイメージで勝負をしろ」

とさりげなく助言を与えるところが父親感がにじみ出ていて良かった。

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DESTINY→運命、宿命、天、神意

「次の人生で必ず先生を探し出します」

と囁いた亜希子さんの台詞になかなかシビレた。

一色先生の回想の中でエプロン姿で調理をする後ろ姿も。

運命で結ばれた仲でなければ出てこない台詞だろう。

現世の男性としてはグッと来る演出だったと思う。

信心深くなくとも次の世界のこととか、生まれ変わりとかを

考えたことがない人はいないだろう。

見終わった後、現世と黄泉に居るであろう身の回りの人々の事を

ふと振り返る1編であった。

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で、これはこれで良く出来たものがたりであったとは思う。

しかし、黄泉の国の物語が強く印象に残った。
(黄泉の国の造形は素晴らしかった!!)

ただ、鎌倉ものがたり・・・としては

できれば鎌倉の街で起こった色々なエピソードで最後まで展開させて

ほしかったなと思うのは欲張りなのだろうか。

山崎監督の思い描く魔物と人間が共存している鎌倉。

もし、三丁目の夕日と同じように次回作があるのであれば

終始鎌倉で起こるエピソードで鎌倉に棲む人間と魔物を生き生きと描く。

そんな作品が出来ることを期待している。

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あじさい臨でこの地を訪れてから憑き物が取れたように

ちょくちょく鎌倉に足を運ぶ。

江ノ電側の駅前にある時計台広場などは
(広場と言いつつこじんまりとしている。夜には街灯もない)

もう、定番の喫煙地となっている。

朝早く街がまだ寝ぼけているような風景を眺めながら

一服ふかすのが心地よい。

鶴岡八幡宮のある大きなロータリーの駅前広場より

こじんまりとしていて何となく風情がある。

この日時計台広場から向かったのは極楽寺駅。

鎌倉に足を運ぶようになったのは、江ノ電300系の現存を

知ってからであるがこの日はさらにさかのぼり

100形、通称タンコロと呼ばれた車両が

極楽寺の車両区で公開されるとのことであったからである。

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「タンコロまつり」江ノ電のファンクラブが主催で毎年の恒例らしい。

名前の由来は知らないが、単機でコロコロ走る。

多分そんなことから出来た愛称だろう。

単線の江ノ電。

海や山の風景をバックにコロコロ走る。

ちょっと鉄道に興味のある女子はおおむね「かわい〜」とおっしゃる。

ちょっとでも鉄道をかじった趣味人は「頑強なボギー台車が」と始める。

私はこのタンコロが走行している姿を少なくとも意識して見たことはない。

しかし、線路に迫る住宅地や商店街の真ん中を走行している

タンコロの姿を思い浮かべるだけで思わず口元が緩むのである。

多分に「鎌倉ものがたり」や「三丁目の夕日」の西岸良平の

影響も受けているが、夏などには家族連れで湘南電車から乗り換えた子が

浮き輪を片手にニコニコしてタンコロの窓から海を眺めている図が

想像できる。

そんな昭和の風景を思い浮かべるだけで楽しいものがある。

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車両基地とは言っても総延長約10キロの路線である。

鎌倉のお屋敷街の真ん中に猫の額ほどの広さの車検区があるだけである。

そこが公開される。

10時の開始前にすでに老若男女150名ほどが列を作る。

昨年は2日間で4000人を集めたらしい。

上は旧いカメラをぶら下げたご老人から下は乳母車に乗った赤ちゃんまで

「何か人気なんですよねぇ」と苦笑いする交通整理のおじさん。

もう、開場直後から猫のひたいは人であふれている。

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現在15駅の江ノ電であるが藤沢ー鎌倉の全線開業時は

39もの駅があった。

いまでも駅間はそんなに長くはないがその間に現在の一駅あたり

3つから4つの駅があったということである。

走り始めてはすぐ止まりの繰り返しだったろう。

現在でも腰越と江ノ島の間は鉄道と車の併用軌道で

さながら路面電車の風情である。

タンコロの運転席などは現在とは違い路面電車のものに近い。

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タンコロ108号機の車内は昭和ロマンであふれている。

復古傾向で車内を木であしらうデザインが現在のブームだが

これは飾りなどではなく実用されたものである。

網目の荷物棚などは現在では殆ど見られない。

飴色に光る窓枠も年輪を感じさせる。

現役の300形もそうだが当たり前のように床も木造りである。

床用ワックスの油の匂いが鼻をくすぐる。

古くからの路線案内図など

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もう印刷が古くてよく読み取れないがいい味を出している。

「梅花はんぺん」もいいぞ(笑)。まだ、あるのかなこの店。

が、

そんな昭和の風情をゆっくりと味わいたいところではあったが

本線もタンコロも昨今の江ノ電は人であふれている。

撮影を終えそこそこで下車。

座席のクッションを楽しむことも忘れる。

もはや、ゆっくりとこの車内の風情を味わいたいのであれば

年末に公開される「鎌倉ものがたり」でスクリーン越しに

感じるしか無いのかもしれない。

その際はとなりに人ではないものが乗車している恐れは否めないが。

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今年のこの人出はその映画の公開の影響も否定は出来ないかもしれない。

江ノ電のホームページで掲示された記念入場券はかなりそそられる物があり、

映画公開当日の数量限定の発売とのことにて

映画にするか記念きっぷにするか気をもむ。

しかし、幸いなことにこのイベント内で先行販売を行っていた。

迷う間もなく長い列の最後尾に並んだ。

きっぷは西岸良平氏の描いた江ノ電であふれている。

タンコロの車内で仲睦まじく座っている一色先生と亜希子婦人。

映画では堺雅人と高畑充希が演じている。

鶴岡八幡宮での奉納試写会では着物姿で登場した

高畑充希に「千歳飴でも持ったほうが似合う」と笑いを取ったらしいが

さぞ、亜希子婦人を可愛らしく演じてくれているのではないかと楽しみである。

一色先生の堺雅人は件の銀行員のドラマ以来何か尖った役が多かったが

のほほんとした役の堺雅人が好きであったので今回は私の好きな

堺雅人が十分に見られるのではないかと楽しみである。

話は映画に逸れたが、

西岸氏の描く江ノ電は、機械的な鋭さが影を潜めそれこそ可愛らしく

車両を表現している。

運転している運転士の姿も隣のおじさん然としていて親近感が湧く。

映画公開日の日付を切られたこのきっぷ。

未来の切符を手に入れてしまった。

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会場にはお約束の江ノ電グッズを販売しているブースも存在している。

おなじみのグッズがひしめく中何故か気になるファイルが目についた。

有名な「江ノ電最中」の店の前を通過する江ノ電の姿を描いたイラスト。

不思議に惹かれる絵柄だ。

やはり写真をやる友人がその昔

「やっぱり写真の中に鉄道を利用している人の姿があった方が

生き生きとして写真が映えるよね」

と言われた事がある。

そのイラストに登場する人々の表情がとても生き生きしている。

のんびりまったりとしているのである。

見ていて気持ちが良い。

グッズは購入せんぞ!と思っていたが、ついファイルを購入。

あとで気がついたことであるが以前に運転士や乗客の表情が好きで

銀座線の缶入りお菓子を買ったことがある。

その作者と同じなのである。

杉本聖奈さんというイラストレーター。

ネットで調べてみると「鉄子な絵日記」なるブログも展開している。

そう、絵日記的な身近な風情なのである。

鎌倉まで来て思いがけず良い出会いをした。そんな気分になった。

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話は「鎌倉ものがたり」に戻る。

この日のテーマはもちろん「タンコロまつり」であったが、

併せて江ノ電の沿線で行われている

「鎌倉ものがたりスタンプラリー」。

この日の天気はよく言われる所の「抜けるような青空」が広がる

撮影するにはまことに好都合な天気。

江ノ電車内でも「本日は富士山も眺めるという報告を受けています」

と車内放送が入る陽気。

普段の私であれば「もう、ついてくるな」と嫌われるほど300形を

追い回したに違いない。

しかし、「この日のテーマは何ぞや。」と自問自答を繰り返し

湧き上がる撮影の欲求と戦い続けた。

サーファーはそんな私の心の内も知らずこの天気を満喫している。

結局、撮影らしい撮影は富士を望む稲村ヶ崎付近の定番撮影地で

一枚頂いたにとどまった。

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スタンプは重ね絵になっている。

6箇所のスタンプを押し続けると一枚のカラーイラストスタンプが

完成するという代物である。

藤沢・江ノ島・片瀬江ノ島・極楽寺・鎌倉・豊島屋鎌倉洋菓子舗

この6箇所である。

豊島屋とはあの「鳩サブレー」で有名な洋菓子店。

この6箇所を回らされた挙句

景品を賜るのは豊島屋本店とのこと。

日もとっぷりと暮れ、一日かけて完走したが、最終地点の洋菓子舗では

「景品は道路を渡った向こう側の本店でございます」

「何たよ、景品もここでいいじゃんかよ。何故わざわざ大通りを渡らせんだよ」

と疲れも手伝っておかんむり状態。

「貰うものを貰ったらとっとと帰るからな・・・」

いま来た道を取って返して再度、鶴岡八幡宮の前の大通りを

渡ることと成る。

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完走の景品はポストカードとアクリルキーホルダー。

「おめでとうございます」とうやうやしく言われ景品を用意してもらう。

後から考えれば、この間が少し長かったか。

ふと、ショーケースの中を覗くと

一色先生と亜希子さんがこちらを見てニッコリと微笑んでいる。

「おお、これは・・・」

鎌倉ものがたり特製缶入り鳩サブレー!!

一日かけてスタンプを集めるほど入れ込んでいる人であれば、これは買い。

疲れで判断力も低下していた私はまごうことなく購入。

景品は景品で素晴らしいものだったが

「コレは良い買い物をした」と入店したときとは打って変わった笑顔で

豊島屋の紙袋を片手に店を後にした。

が、ふと、我に返ってその恐ろしいカラクリに気がつく。

もしかしたら・・・

私はこの鳩サブレーを購入させられるために一日を費やしてしまったのかと。

「あのう・・・この鳩サブレーありますか?」と聞いた私に

店員はにこやかな笑顔で

「ございますとも!」と答えた。

あの満面の笑顔は「はい、一丁上がり」という魔物の微笑みだったか。

恐るべし豊島屋。鳩サブレーの販促のために自ら費やした一日。、

特製缶の亜希子さんが豊島屋の紙袋を手に

「やっぱり、あなたも買ってしまいましたね・・・」

と微笑んでいる。

さすが、名ミステリー作家の一色正和。

映画の外でもミステリーを仕掛けてきたのである。

踊らされたっっ(苦笑)。

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江ノ電の周辺から

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春の桜、梅雨の紫陽花、夏はひまわり。

それぞれに季節を彩る華(花)がある。

このあまりにベタなものであると笑われそうだが

そのベタな季節の花とベタに写真を撮ることは意外と難しい。

今年の短い夏に江ノ電で撮影したひまわりの花。

凛としたひまわりの向こう側に江ノ電のヘッドライトが見える。

本当は300形のヘッドライトが望ましかったのだが・・・。

季節外れの写真であるがあまりに綺麗にひまわりが撮れていたので

過ぎ去った季節を懐かしみながらブログに起こしてみた。

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189系あじさい臨撮影の関係で久方ぶりに鎌倉を訪れ

江ノ電の、いや、江ノ電を走る300形に目を奪われる。

この形式はすでに姿を消してしまっているだろうと

勝手に思っていた。

古都鎌倉のまったりとした空気の中300形がいる。

それだけで絵になってしまうがら不思議である。

雅だなぁ。

紫陽花の最盛期に撮影したが観光の最盛期ではなく

もっと日常的な平凡とも言える景色を撮りたかった。

車や人の行き来する併用軌道。

もちろん観光客の姿も見えるが、お屋敷街住民の買い物客。

自転車の横のキャリアにサーフボードを乗せてゆらゆらと走るサーファー。

そのどれもが江ノ電らしさを醸し出す。

おらが鉄道。商店街のど真ん中を走っても全く異和感など感じない。

ここだけで見られる独特の風景である。

そんな江ノ電も幾度か廃線の話も持ち上がったことがあるという。

しかし、その都度地元住民の反対があり現在でも生存している路線。

湘南、江ノ島、江ノ電。今では風景の一部として欠かせないものとなった。

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湘南の海と300形。

鎌倉高校前からやや鎌倉寄りの踏切はスラムダンクを始めとして

色々な物語に取り上げられた踏切である。

休日、平日を問わず常に多くの観光客で賑っている。

その背景を知らない乗客がその喧騒を目撃し

「誰か芸能人でもいるの!!」

と私の横で驚いていた。

芸能人ではない、江ノ電が通るのだ。

コレも今の江ノ電らしい風景とは思うが、あまりの喧騒に

ちょっと離れた場所で相模湾と江ノ電のコラボを撮影した。

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遅まきながらも江ノ電に興味を持ち出した今年。

夏にはアニメ映画「きみの声をとどけたい」が公開され

年末には「鎌倉ものがたり」の実写映画が公開される。

グッドなタイミングである。

江ノ島駅での撮影は少し「鎌倉ものがたり」の風情を意識しながらのもの。

ぽっかりと浮かぶ月が少し怪しげ?

鎌倉ものがたりはずっと私の愛読書であったので

年末が楽しみである。

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江ノ島駅でのカットをもう一枚。

肉眼で見ると月はもっと大きく怪しげに輝いていたが。

今週の末には「江ノ電タンコロまつり」が催される。

映画の余波もあるし多くの人で賑わうだろう。

江ノ電のまったりした風情は少々失われるかもしれないが

ちょっと足を運んでみようと思う。


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189系あずさ色

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現在オリジナルタイプで現役の189系は4編成ある。

長野に1編成。

豊田に3編成。

長野車あさま色についてはムーンライト信州、長野地域でのおはようライナー

にて使用。

豊田あずさ色・GUあずさ色・国鉄色については主に富士急行線に乗り入れ

世界遺産の富士山観光の乗客を取り扱っている。

その他は多客臨の「あずさ」「かいじ」に運用。

ゆえにゴールデンウィークとかお盆などの多客時には「あずさ」「かいじ」

等のヘッドマークを掲げた189系の撮影で中央線の線路端は賑わう事となる。

その最後に残った4編成のうち「あずさ色」について

1月25日のさよなら運転を最後に引退する旨八王子支社から発表された。

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昨今駅のポスターでΝewあずさとしてE353系が就航する旨

賑々しく宣伝をしている。

この新型車両の導入に伴って押し出された車両が189系を脅かすのではないかと

心配していたが

後発車になる主にスーパーあずさで運用されていたE351系の引退が発表され

189系はかろうじて生き延びる方向ではないかと思われた。

現存している昭和の車両として人気の高いこのシリーズ。

一瞬は胸を撫で下ろしていたが突然の引退発表である。

しかも、新型車E353系のプレス試乗会の当日に発表するところが

栄枯盛衰を感じさせる。

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私自身はあずさ色に強い思い入れはない。

しかし189系の一角が崩れたことにより他の編成の引退も加速するものと思われる。

時代の流れとは言え寂しいものがある、

いつも国鉄色と寄り添うようにして走っていたあずさ色。

撮影の目的は国鉄色であっても一緒に撮影することが多かった。

いわば親戚のような親近感は持っていた。、

先日も当稿に記したが

夏場の緑に映えるブルーの車体。

が、その季節にあずさ色が走り抜ける姿を見ることはもう無くなってしまった。

いきなりの故障で代替車両が走ることもここ最近多くなってきている。

それなりの予感もしていたが、よくここまで生き残ったと賞賛したい気持ちもある。

せめて、最後の運用はその車体の色に合わせて「あずさ」のヘッドマークと掲げて

堂々と長野まで走ってほしいものであるが

多分それも叶うことはないだろう。

最後まで故障なく運行を全うし多くの夢を運んでくれることを祈るのみである。

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189系晩秋を走る

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もはや初冬。

冬将軍がひとつため息をつけば

わずかに残っている秋の風情はたちまちに姿を消してしまうだろう。

今年新しい年輪を刻んだ葉が様々に色づき

大地に帰っていく前にくりひろげられる別れの儀式。

樹々が眠りに入る前の風景を189系とともに切り取る。

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梓川の流れをモチーフにした189系あずさ色。

この色はやはり夏の盛りの景色によく似合う。

初冬の景色の中を走るには少し眩しすぎるかもしれない。

緑をたたえたあの季節。

そんな記憶を運んでくる色合いだ。

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富士急の壬生(「かせい」と読む)手前の桂川で撮影。

そんなに大きくはない川だが「一級河川桂川」との看板。

一級河川だったのか。

この日は4色ある189系の中で国鉄色とあずさ色が

ホリデー快速富士山号と快速山梨富士号で運用された。

国鉄色フリークの私としては願ったり叶ったり。

先日も富士急を訪れたが

この場所は189系が通る時間帯は完全に逆光になってしまうので

いつもとは逆に雨が降らない程度の荒天を期待した。

当日は富士急電車まつりなる催し物もあるので

この空模様は富士急ファンには申し訳ないが、私にとってはベストの天気。

日に照らされるいわゆる萠えるような景色にはならないが

冬を迎える直前の季節の名残を記録出来たと思う。

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当然先日のように富士山を拝むことも無く

撮影行にしては珍しく温泉などに浸かり

午後の時間を過ごした。

(しかし、富士急の車窓から雲が高く頂上付近は雲に隠れているものの

長く裾野を引く墨絵のような富士を拝むことは出来た。

これはこれで、迫力ある富士山の風景だった)

電車まつりの一環、河口湖駅で189系の撮影会が催された。

望んでいたくせに天気も悪いしなどと思い、

昨年も撮影会に参加したしなぁ。なんて考えていたが

何故か知らないうちにカメラの砲列に埋まっている自分がいた。

普段であれば駅員にぶっ飛ばされるような画角で撮影。

ヘッドライトが点灯していると列車が生き生きとして見える。

俺は現役だ。

そう主張しているのかもしれない。

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物販で189系の記念入場券セットなども購入した。

そして、被写体の役を果たしてくれた189系に乗り帰途に着く。

新宿まで直通、特急仕様の列車に追加料金無しで乗車。

これはお得。

被写体の列車に乗るなんて勿体無いことは滅多にしないが

折り返し便は季節的にもう真っ暗で写真などは撮れないので

乗ると撮影が出来ないなどという焦燥感とは無縁に

189系に揺られながらいつの間にウトウトと。

気がつけば立川。

「あ〜もう立川」

なんて思いもしたが、189系の懐に甘えられた感じがして、

なかなかに幸せな感覚だ。

この感覚もあと何回味わえるだろうか。

帰り着くと街はクリスマスツリーが乱舞し、

すっかりと冬景色。いよいよ年の瀬が始まる。

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