てっちゃんのまったり通信

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レッツゴー習志野

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不思議なものである。

球場の空に抜けるような青空と大きく湧き出る白い雲が見えた気がした。

解説のジョニー黒木の声も少し上ずり気味で

「聞きたいじゃないですか。打てないですよ。

初球すごいチャンスボールなんですよ(苦笑)」と。

ジョニーの声の上ずりはそのままグラウンドの選手の心持ちを

代表するものかもしれない。

この日のゲストは習志野高校吹奏楽部。

その鮮やかな演奏は陳腐な表現かもしれないが

マリンスタジアムを青春色に染め尽くした。

甲子園を目指した遠いあの日。

甲子園を目指すチームを応援したあの日。

新人の頃、寮で福浦と同室だったというジョニーが

「いつも、このレッツゴー習志野をくちずさんでましたよ」

という秘話まで披露。今に続く原点がそこにある。

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オールフォー千葉ディ。中でも習志野市をリスペクトするこの日。

ユニフォームの袖には習志野市のワッペンが添付される。

目玉は上記の通り習志野高校吹奏楽部による友情応援だった。

そして、習志野高校OBの福浦が登場すると

応援がもう一オクターブ上がる。

習志野高校と福浦。切っても切れない仲である。

福浦のためだけのレッツゴー習志野。

ふ・く・う・ら レッツゴー

ただでさえ福浦が登場すると沸き返るスタンドが

母校の応援マーチを加えてさらにヒートアップする。

オールフォー習志野ディではなくオールフォー福浦ディ。

アナウンサー氏も感に堪えた雰囲気で

「おお、レッツゴー習志野ですよ」と声を震わせる。

福浦自身もいいところで何とか一本打ちたかっただろう。

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6月は梅雨にも入り選手の疲れがピークに達する時期だという。

春先に飛び出したチームが失速するのもこの季節が多い。

同じように、春先にいい調子で飛び出した福浦も昨今は精彩を欠いている。

ファインダーを通して見た打席での姿も落ち着きが感じられない。

バットを投手に向けてさし上げるイチローばりのルーティンも

最近では影を潜めている。

福浦安打製造所もちょっと出荷を見合わせている状態だ。

長いシーズン。今はただ我慢の時かもしれない。

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習高吹奏楽部が目当てでチケットを入手したが

幸運なことに相手は横浜だった。

セントラルでは横浜押しであるからして、気分はちょっとしたミニオールスター。

7回には「熱き星たち」おーおおおお、ヨッコハマベイスターーズと歌い
(私はデーエヌエーとは歌わない。この歌は横浜の歌なのである)

その裏にはラブマリーンズを高らかに歌う。

見たい選手が目白押しでトイレに立つのも勿体無いくらいだ。

ゴーゴーツツゴー!とやり

ラララ〜ラ、カックナカーと歌う。

マリーンズの攻撃は全国一の習高がバックバンドだ。

なんて贅沢な夜だろう。

山賊っぽい筒香も良い。ひげを蓄えたちょいワル親父風の宮崎も。


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しかし目の当たりにしているのは勝負事である。

楽しいことは楽しいが、

どちらも勝ってほしいというのは無理な注文である。

そして、この手のものを見るにあたってはやはり敵役が必要なことに気がつく。

どちらかに肩入れして手に汗を握らないと今ひとつ趣に欠ける。

あまり生で見る機会のない横浜戦だから

山崎康晃を見てみたいなぁ。と思っていたら延長11回にマリーンズ田中が打ち込まれて

その裏山崎の登場となった。

何となく後ろめたい感じだがここは許してもらいたい。

めったに見れないものを見せる。という趣旨の交流戦なのだから。

そもそも私の小さな祈りなど通じるはずがない。

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最近負けが混んでいる横浜なので久しぶりの登板らしい。

さっそうと登場し下位打線のマリーンズ打線を切って取る。

あっという間に2アウトとなったところで

もう一つハイライトが生まれた。

代打平沢大河である。

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今年は打席で打てそうな雰囲気が強くなってきた平沢。

もう一年この状態が早ければ、ショートのレギュラーを取ったかもしれない。

新人ながらショートレギュラーをはっている藤岡を見るにつけ

タイガ、覚醒が一年遅かったか・・・と思ってならない。

しかし、選手層が厚くなるのは良いことだし、どんどん良い投手にぶつけていってほしい。

山崎VS平沢。

ボールカウント2−3まで持ち込むがあえなくピッチャーゴロに終わり試合終了。

しかし、昨年までなら思いっきり3つ振っただけで帰ってきただろう。

イケメン5なる催しで優勝したスターとなりうる雰囲気を持つ男。

これで結果を残し始めたらと思うと楽しみでならない。

やっぱり人に見せるものなのでスターは必要だ。
(事実、次のカードの巨人最終戦に平沢は巨人のクローザーからサヨナラ打を放った。)

タイガ、お前は虎になるのだ!

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習志野高校に話を戻す。

やはり学生のゲストなので時間制限があり、8回表を終了した時点で

球場を盛り上げた彼、彼女らは球場をあとにしなければならなかった。

その旨のアナウンスがなされた時、「え〜〜」という落胆の声が上がり、

そして、それを上回る拍手が贈られた。

楽器を片付けその姿が消え去るまで名残を惜しむようにその拍手は何度も続いた。

喫煙室で出会ったファンが

「今度は高校野球で習志野を見に来て上げてくださいよ」と言っていたのが

印象に残っている。

彼、彼女らにとってはこれからが本番。

もうすぐそこに、甲子園をかけた戦いが待っている。

しかし、躍動する姿を見て、確かに、久し振りに高校野球を覗いてみたくなった。

もちろんレッツゴー習志野は不可欠だろう。

そして、出来うるならば福浦先輩が2000本安打を達成するその試合に

今一度その姿を見てみたいものである。

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LSEの運ぶもの

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「ロマンスカーの先頭車って、スーツを着て乗ってるビジネスマンでも

幸せそうなのが面白い。」

ツイッターをチェックしている時にぶつかった言葉だ。

いいつぶやきだと思った。

早く走るだけが特急列車の使命ではない。

SE車の頃からずっとこの列車が運び続けてきたものは

つかの間の幸福感だったのだろう。

かのビジネスマン氏が先頭車両で味わっていたであろうもの。

私の世代ではオレンジとグレー、白い帯にその幸福感が詰まっている。

家族と、恋人と、友人と過ごす多くの幸福な日々を背負って

この列車はずっと走り続けてきた。

そうして、長い年月をかけて積み重ねられたものが

その姿に大いなる意味をもたせたのである。

人はそれを伝説(レジェンド)と呼ぶのだろう。

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日曜の朝、はこね1号が新宿に入線する。

まだ6時台の都会のターミナルは、夜更かしな土曜日の余韻を残している。

少し寝ぼけた眼に降り注ぐ朝一番の日差しが眩しい。

普段ならせわしなく人が行き交うホームも

この時間帯だけはのどかな光を浴びてまったりとした空気に包まれる。

これから過ごす幸福な時間を予感できるこの時間帯こそが

浪漫特急にはふさわしいのではないだろうか。

シートに身を沈めて頂く珈琲の味が一番引き立つのもまた

この時間帯である。

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だからこそ、この列車は撮影することよりも

まず乗りたいという意識が自然に優先される。

あの国鉄特急色をまとった189系でも

まずは撮影することが優先されたのだがこの列車は違う。

何度となくこの列車に乗車したが、それでもまたあのシートに腰掛けたくなる。

不思議な事である。

ゆえに、この日の撮影行も、まずLSE運用のはこね1号に乗ることから始まった。

朝一番の理想的な光線状態を犠牲にしても

それは私にとって価値のあることだ。

連接台車特有のレールを刻むような音を味わい、

沿線の趣味人たちの姿を追う。

これから訪れる予定の撮影地は、すでに黒山の人だかりである。

出遅れ感満載でもやむなし。

開成の田園風景の中を水鏡と化した田にその姿を映しながら行くLSE。

そんな作品を後日、数多く見かけた。

向こう側からはこのように見えていたのか。

それは写したくなるだろうよ。

せっかく早起きしたのにもったいないことをしたかな、と少しは思ったが

やっぱり乗ってよかったとも思う。

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到着したのは小田原。

箱根湯本へ向かい登山線に入るLSEを小田原城を絡めて一枚。

ホームからの苦し紛れの一枚であるが

せっかく名城の脇を通っているのだから一枚は撮っておきたかった。

小田原から向かったのは言わずとしれた開成である。

田園地帯をいく歴代特急列車の姿はこれまでも公式のポスターや

パンフレットの表紙を飾ってきたものである。

富士山を望む酒匂川鉄橋での風景も有名だが、やはり

歴代のロマンスカーが撮影されてきた四季の田園風景を持つ開成が

より小田急電鉄らしい風景だと言える。

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その遠い日のメモリアルとして

開成の駅前には展望式ロマンスカーの元祖NSEがその姿を残している。

ロマンスカーの停車駅でもなかった小さな駅であったにもかかわらず

このような展示をされているのは

やはり、この駅周辺に広がる田園風景が大きなインパクトを残しているからだろう。

その姿を見ているだけで、あの旧き良き時代を想起することができる。

ノスタル爺全開である。

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その田園地帯の畦道をカメラをかかえて歩く。

梅雨入り前の好天で低い山の向こうには富士山の姿も拝むことができる。

皆この機会をのがしては末代までの恥とばかりにカメラを構える。

私が訪れた時は良さげなアングルは全て三脚に網羅されていた。

列車の中から見たとおりである。

サギ山のようなカメラの放列の中に入る気がせずに

まだ田植えが済んだばかりの田んぼの脇を歩く。

チョロチョロっと顔を出しているこの稲たちが次にLSEが通る

3週間後にはどれだけ成長しているのだろうか。

そんなことを考えているうちに真打ちが姿を表した。

かなりの低速である。まさか、趣味人たちへのサービスでもあるまい。

却って拍子抜けしチェンジアップを投げられた打者のように

カメラが右往左往してしまう。

慌てる私を横目に(ま、見てもいないだろうが)シズシズとLSEが通過。

その向こうでは「おまえ、進歩がないな」とでも言うように

富士の峰が笑っていた。

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酒匂川鉄橋を渡ると線路はグイッと南へカーブする。

その先には相模湾を抱えた小田原の町だ。

ググ、グィッと曲がるカーブのちょっと先に小さな踏切がある。

そこからカーブを曲がってくるLSEを撮れれば

スピード感あふれる絵になるのではないか。

カントもよく効いていそうだ。

小さな踏切なので探すのにかなり手こずったが何とか到着。

小さな踏切を吹き飛ばすかのようにLSEが通過する。

グイッと曲がってくる姿はそれなりに迫力があり格好良いのだが、

やっぱりLSEはゆるやかなカーブを優雅に走っている姿が美しいのだな

と思う。

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ほとんどの同業者が田の水鏡に映るLSEが目当てだったろう。

水鏡も良いが、私のこの日の狙いは夕日を浴びて輝くLSEの姿だった。

朝一番からほうぼうをほっつき歩いて

やっと本番の時間帯を迎える。

LSE通過の5分ほど前に通過した新松田行きの普電は

ステンレスのボディにギラリと夕日を刻み込んで過ぎていった。

そして、ひたすら本番を待つ。

日没との競争。ほとんど山の影に太陽が沈みかけている。

カメラを構えながら、早く・・・と祈るも無常にもタイムアップ。

日没直後にLSEはやや残る残照を受けて通過していった。

何とも残念である。

残り数回の定期運用。まだ日は伸びる。

もし、梅雨の合間の晴れに当たったとしたら

今度こそ黄金に輝くLSEの姿を撮影したいものだ。

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そして、6月10日早朝。

新宿の駅を目指して多くの趣味人が集った。

天候は散々。LSEは運休日。

しかし、趣味人が集う理由があった。

この日は一ヶ月後の特急券発売日である。

7月10日の持つ意味をここまでこのブログを読んでくれている方であれば

よく理解されていると思う。

私は常々周囲に「最期のLSEには絶対乗る」と言い続けてきた。

幸いなことに箱根湯本まで往復あのシートに身を埋める権利を取得できた。

嬉しいような寂しいような。

いよいよテイクオーバーゾーンの終わりがそこまでやってきた。

どこかの山岳漫画ではないが

「よくがんばった!!」

と笑顔で言える最期になればいいと思う。

それまで悔いのないように追いかけるだろう

レジェンドのテールランプを。


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立派な外道

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自分の狙った獲物意外のものが釣れてしまったとき。

例えばタイを釣ろうとしているのにヒラメが釣れてしまった。

ヒラメ自体は良い獲物ではあるが、

「あ、外道だわ」

と言うらしい。

LSEを釣りに行ったのに竿にかかったのはGSE。

これはこれで立派な外道。

しかし、田んぼの奥にいる列車がLSEだったらなぁ。

このあと太陽はLSEが来るのを待ちきれずに山の向こうへ帰ってしまった。

よくある話で程よく力の抜けた外道の方がイメージ通りになったりする。

初夏の田園風景を行くLSEの姿をいただこうとでかけたが

この写真のほうが初夏の匂いがプンプンする。

カエルの合唱も聞こえてきそうな一枚だ。

撮れた瞬間にちょっとした手応えまであった。

立派な外道でございました(苦笑)。

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撮りたかったのはこれ。

尻切れトンボで再履修もの。

しかし、田んぼの稲もその成長を待ってはくれない。

次回LSEが週末に走るのは2週間語。

田んぼも全く違った趣となっていることだろう。

もう、来年が無いことが公式に発表された最初の週末。

まったく追い詰められると力の発揮できないメンタルの弱さ。

この日いつもにもまして沿線に訪れた趣味人達。

みんないい写真が撮れたのかなぁ。

季節は梅雨に向かう。

定期運用最終まであと一ヶ月。

今一度好天に恵まれるよう祈るしか無い。

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展望席を展望する。

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展望席を展望する。

ロマンスカーの展望席区画は先頭から4列目まで。

一列目シートで見る景色の迫力は確かに素晴らしい。

何せ運転席よりも前にあるわけであるから。

かぶりつきという言葉がピッタリ。

水族館でガラスに額を押し付けて魚を見るような感じだ。

しかし、少し後方から水槽全体を俯瞰して魚の群れを眺めるのも

水族館で過ごしていること自体を楽しむことが出来て楽しい。

3列目もしくは4列目から流れる景色とともに展望席を眺める。

ロマンスカーの展望席をゆっくりと味わう。

なかなか入手が困難な展望席ではあるが、当日チケット売り場を冷やかしてみると

3列目もしくは4列目であれば意外にキャンセルが出ていることが多い。

「取れ無くてもともと」の気持ちで売り場のお兄さんと交渉すると

この日は往路をGSE・復路をLSEの展望席を入手することが出来た。

ただし、往復ともに後部展望席。

後部と言って馬鹿にしてはいけない。

展望席であるがゆえに、一般席では味わえないものを手に入れることが出来る。

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展望席に座りGSEの中からすれ違うLSEを眺め、

LSEの中からGSEを眺める。

一般席ではすれ違いの列車はあっという間に過ぎ去っていく一本の直線でしかないが

接近もしくは離脱していく列車の姿を風景とともに

ゆっくりと眺めることが出来る。

GSEとは本厚木駅での交換。

双方走行している駅間での離合の方が迫力があるのだがこれはやむを得ない。

そのかわりミュージックフォンを高らかに鳴らしながら発車するGSEを

ホーム上の同業者の姿とともにゆったりと堪能することが出来た。

駅の中が華やぐ瞬間である。

そんな時を俯瞰気味に眺める。

「ぼくはね。これに乗っているんだよ」

ほんの少し優越感。

乗り鉄の方はいつもこんな風に我々を見ているのかともふと思った。

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観光客で華やぐ箱根湯本。

休日を観光地で過ごす、ちょっと浮いた空気にLSEが良くマッチしている。

その駅舎は何度もその姿を変えては来たが

この駅のホームを彩ってきたスタイルはそのままである。

山があり、川があり、そしてそこにロマンスカーがいる。

小さい頃からもう何度目にしたことだろう。

しかし、不思議に何度目にしても飽きることはない。

登山列車に乗り換えるもの、その地で温泉につかる者

その姿を見送りながら、

ロマンスカーは折り返し来た道をたどって都会へと戻っていく。

もう何十年と繰り返された風景だ。

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さらに深く箱根の山に分け入っていくためには

専門家の手を借りなければならない。

登山列車の冠を頂いた列車が勇ましい走行音とともに

眼前に迫る急角度の坂道を登っていく。

優雅なロマンスカーから武骨な登山列車へのバトンタッチも

この駅を彩るひとつの風情である。

おかげで、その昔箱根八里と恐れられた急峻な山道も

誰でもが手軽に手に入れることが可能となった。

登山列車の脇を通る道を試しに塔ノ沢(湯本の次駅)

まで歩いてみたことがあるが、登山列車の有り難みを

十二分に感じることが出来た。

多分二度とやらないだろう。

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昔日を知るものから言わせれば

このオレンジ、グレー、そして白い帯の浪漫特急が

箱根観光へのトレードマークであった。

どこをどう押したらこのデザインをひねり出せるのか

いつも不思議に思うが

今となっては単純に

「すごいっっ。素晴らしいっっ!!」と賛辞を送るしか無い。

そして、また飽きもせず、あの色の特急列車に乗って

私は湯の街へと向かうのである。

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未来を夢見た新幹線

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当時、東海道山陽新幹線といえば今ほどのカラフルさは無く、

白系い地に紺色のラインが定番であった。

ある日、岡山の駅で汽車待ちをしている私の前に突然現れた500系。

それはまさしく飛び込んできたと言う形容がピタリと当てはまった。

戦闘機の先端を思わせるようなノーズを輝かせて

何気ない日常にいきなり殴り込みをかけられたような感覚。

その驚きはスピルバーグか何かのSF映画を見るような心持ち。

空気を切り裂くキーンを言う音。

いや、実際そのような音がしていたがどうかは分からない。

しかし、そんな効果音が今でも私の記憶に刻み込まれている。

尖った先端、ボディはあくまでメタリック。

子供の頃に良く少年雑誌で見た未来図にこのような列車が出てきたように思う。

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そんな驚きを持って現れた500系新幹線も東海道での役目を終え

現在では山陽地区の「こだま」での運用にとどまっている。

まさしく、光陰矢の如し。

関東地方の一般人からしてみれば

「え?あの新幹線ってまだ走っていたの?」という感覚だろう。

しかし、500系と言って「あの新幹線」とイメージできるインパクトは健在である。

「あの新幹線」のあとには「のぞみで使われてた・・・」と続く。

速達列車の「のぞみ」が浮かぶところからも「500系=速い。」というイメージ。

外見的なデザインはかなりのインパクトを持って迎えられた500系も

一部乗客、そしてJR東海からは不評であったようだ。

それは流線型にこだわるあまりにボディが筒状になり自然、車高も低く抑えられ

乗客に圧迫感を感じさせたからである。

さらに、先頭の乗降口を削ったことも、その理由のひとつとなった。

ゆえにそのイメージに反して東海道での「のぞみ」運用は思いの外短く

新たにJR西日本、東海の共同研究されたカモノハシ型の先頭車を持つ

700系シリーズに取って代わられることになる。

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とは言いつつもこの新幹線の人気は今だ絶大なものがある。

その外観を活かして

アニメのエヴァンゲリオンをモチーフに塗装した

「500TIPE EVA」なる企画が先日まで大好評で行われていた。

もともと近未来を思い起こさせるメタリックなボディだけに

SF物語とのコラボはよく似合っていた。

残念ながらこのTIPE EVAに遭遇することは叶わなかったが

500系の存在を世間に再認識させる効果はあっただろう。

次なる企画はハローキティーとのコラボとのことであるが

これは、ちょっと・・・・。と思わせるが

多くのファンを持つハローキティーなので、

500系の存続のことを考慮しても是非成功をしてほしいものである。

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昨年夏に所用があってまたも岡山の駅でその500系に遭遇した。

そして、またまたその格好良さに惚れ惚れとする。

「これは撮影したいものだ」

そのうち、そのうち。

そう思っている内に関西方面へ出掛けなければならない用事ができた。

あくまで所用のついでにということであるので駅撮りに限られる。

駅撮りをするのであれば、ややカントが効いている新神戸が良いと思った。

トンネルに囲まれている駅であるのでトンネル飛び出しの絵も頂ける。

新幹線もわざと自由席扱いとして新神戸で途中下車。

500系運用の夕刻の便に合わせた。

トンネルの闇の中に眼光鋭く輝くヘッドライト。

流線型にこだわり抜いたメタリックボディ。

見るものを異次元に運ぶようなそのフォルムはやはりSFチックな乗り物である。

ホームのどこかに白衣を着た博士が立っているのではないか(笑)。

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ちなみにこの先頭の形状は水に飛び込んだ際に抵抗を軽減する

カワセミのくちばしに由来するという。

なるほど。

それは尖っているはずだ。

停車中に不評であったという車内を覗かしてもらう。

紫を基調にしたシートを中心に落ち着いたデザイン。

航空機のようなキャビン。

ちょっと大人の雰囲気である。

格好は良いが、確かにお子様や家族連れにはちょっと重苦しいかもしれない。

しかし、この座席で美女とともにゆっくりとグラスを傾けるなんて

図を想像させてしまう。

ま、実際は単独で車販のアイスクリームが関の山か(笑)。

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所用のついでの撮影であった故今回は駅撮りに限られたが

やはり空気を割いて走行する姿がこの列車の本来の姿。

次回は是非そのような姿をを収めてみたい。

それこそキーンというような金属音が聞こえてくるような。

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