|
奈良の待ち合わせ場所 行基像
今は ブロンズ像で 赤膚焼は 台のみ
みな前から 写真を撮っておられますが
後ろ姿から 伝わるものもあるのです
今なら 修二会の流れを 見守ってらっしゃるのでしょう
視線の先が 東大寺だというのが よくわかる
『 国銅 』上下巻 帚木蓬生著 を 読み終えて
大仏殿に対する感覚が ソリッドに変化
今までは 大仏造立を 発願した聖武天皇サイドからしか
見ていなかったけれど
民衆の立場からの視点が 丁寧に綴られた文章の奥に
見える絵は 大仏殿や東大寺の また
別の側面に 気付かせてくれるのでした
いつも 心にドンと 衝撃を与えてくれる本に
誘ってくれる友に感謝
|
読書
-
詳細
コメント(0)
|
才能ある友人たちに いつも助けられています
読書通の 彼女は いつも 素敵な本で 私を啓発する
個展が終わった春の日 届けてくれた 本は
ことのほか 真っ白な状況で 読みたくて 半年間キープ
秋になって やっと 読み終えました
山本兼一さんの 絵を描く者の 心のひだの 炙り出しは
ぞっとするほど 真に迫り 主人公である 狩野永徳に
憑依したかのよう 安土桃山の時代さえも
すぐそこに 横たわっているかのような
リアリテイに 満ち溢れていて しかも 美しい文体
心の奥底に 潜む魔物を ヘビに例えるあたりは
ちょっと 斜陽の かずこみたいで 太宰っぽい ご報告が 遅くなったけれど このタイミングで 読んだことは
今となっては 必然だったように 思えます
先日 美濃の 信長 秀吉の足跡を 体感してきたことで
自分なりの 信長 秀吉像が 刷り込まれ
この小説の 背景を 自分自身の中で 鮮明に
絵画化できたことも 大きかったように 思います
絵に対する 絵描きの想い 痛いほど よく描かれていて
自分に降りかかった 今まで理解に苦しんだ 出来事も
溶解したような 気がして また新たな勇気に 繋がった気がします
いくつも 心に響く作品 残されたけれど
山本兼一さんには もう少し次作を 生み出して欲しかった
|
|
絵と向き合っていたある日 『ちょっと寄るねー』 友人からmail
しばらくして エンジンかけたまま ピンポーン
『忙しいでしょ すぐ帰るから これ渡したかっただけだから・・・』
差し出されたのは 安部龍太郎・著『等伯』上・下
『とにかく読んでみて もぉ久しぶりに 書ききったといえるモノにであったから これははやく 教えてあげないと と思って・・・
忙しくて小説どころじゃないだろうけど これは絶対に 読んで欲しい
是非時間あるときに・・・返却はゆっくりでいいよーじゃーねーBYE』
本当に・・おっしゃるとおりでした
絵を描く時の 複雑な心情が 驚くほど浮き彫りにされていただけでなく
簡単な文章には まとめられないほど 内包されたモノの密度が濃かった
最近 読む本の傾向が 小説以外の方向に向いていたけれど
STORYの中に 引用文献の出所が
違和感なくごく自然に 挿入されていることも
小説の中で 時折著者と確認作業しているようでもあり
距離感が近くなって どんどん引込まれ高揚していきました
それと・・やはり等伯の絵を 実際に何度も観ていたことも より
臨場感増した要因と 思えます
等伯の心を動かしたであろう人生の出来事が しっかり書き込まれてあるので
今後再び 等伯の絵を観た時 違った視点が広がりそう!
なにより・・・この小説の中に 描かれた等伯像を 通して
自分に妥協せず 愚直なまでの正直さで
ひたすら足りない部分に 立ち向かって行く闘志
虚空会に向かって 唱題する姿に
心洗われ 大いに 勇気付けられました
以前 山本兼一さんの本の時もそうだったけど いつも私のその時の
心境にピッタリハマる 素敵な本を ナビしてくれる友人の存在のありがたさ
ひしひしと 感じております 感謝 |
|
快晴の空のもと 試験会場の 大学へ
どんなものかなぁ・・くらいの のんびりした気持ちで 出かけたけれど
駅には 案内の方がたくさんおられて 臨時バスまで出ていて
徒歩でと思っていたけれど なんとなくバスの方に誘導された
バスの乗客は 受験する人ばかり みんなレジメとか テキストを凝視 ワー酔いそう
動きはじめた景色をみていると バスのルートに沿った歩道にも
テキストor 受験票っぽいハガキ持った人が 点々と いる・・・足取りに気合い感じるぅー
バスは正門奥まで入ってゆき 校舎のロータリーみたいなところで 下車
広い大学の棟を 探さなきゃの心配も全く無用
点在する案内人 手際よく誘導してくれた
新しくてキレイな校舎だなぁ・・該当する大教室の扉を開く
かつて通った大学は ほとんど防音扉だったから ガッシリ重かった
その尺度が残っていて ずいぶん軽く すっと開いた気がした
受験番号が 貼られた大教室の長机が 半円形に ずらーっと並ぶ様は 壮観
黒板の前には 数人試験管が・・・真剣な面持ち
早く着いたつもりなのに・・・・もうほとんどの人が着席 最後のチェック
あまりの熱気に のぼせてしまいそうで 席だけ確認して 外で時間まで過ごすことに
寒いくらいの方が 頭も冴えてイイさーと 朝ラップに包んだおにぎりをほおばる
ガイダンスがはじまる5分前に 着席
企業から団体で受験している人たちも多いようで 連番受験らしい人たちも多々
と その時カメラのフラッシュ 前方2カ所からクロス光線・・・アーッ新聞に載るのぉ?
思わず下を向く もう終わったかな・・目だけ上向けたら またシャッター音
コンサート前とは異なる どこかノスタルジックな 緊張感
学生時代欠落していた分野 テリトリー外の者にとって この試験の範囲は 広くて深い
見直してまだ時間が余ったので 挙手して 早めの退席
入ってきた時とは ぜんぜん違う 清々しさ
結果はどうであれ 新しいことに向き合うための まっさらな大きなナニかを
手にしたような 幸せな気分 自分自身との格闘が 楽しかった
緩急ある日々を過ごせたことに 感謝したくなる
帰り道 贈り物を探しにショップ街へ そのついでに ご無沙汰している古本屋街も・・
ラッキーなことに セール期間だったようで
いつもは静かな本屋街も 店の前ごとにワゴンが出ていて 本いっぱい活気満載
なにから見ようか どこのお店から見ようか・・
うれしくなって・・・ふと目をやると・・・読んでみたいなと思っていた 詩集が
ひょっこり そこにいた
ハッピーな偶然は 今日のご褒美だったのかな
その子だけ 連れて帰った |


