|
戦艦大和が 沈んでいるのが 鹿児島県沖と知った時は 意外でした
巨大戦艦『大和』を 建造した 東洋一の軍港 呉港を見渡せる 丘へ
市街地のそばなのに 全く別の様相
痕跡を実際に見ると やはり伝わるものが 違います
戦後10年余で 商船建造量世界一
大和は 沈んでしまったけれど
造船技術は 沈んではいない
この街で 確実に 継承されていたのですね
歴史の証人 戦艦大和が 生まれたところ
大和を建造したドックの上屋 ドック跡
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)で見た
大和の10分の1の模型は
宇宙戦艦ヤマトのイメージが 刷り込まれていた者にとっては
ちょっと意外な印象でした
横からの抵抗が 不安になるような
美しいラインを帯びた スリムなフォルム 戦艦ということから
離れて美しさを覚えたほど でも
実際のドック跡から受ける印象は また少し違ったものでした
ドック跡に立てば きっとまた新たなモノを感じることでしょう
写真で見ていても 実際そこへ行かないと 伝わってこないのは
アートや音楽と 同じですね
当時 世界最強にして不沈とうたわれた 戦艦大和
最新鋭の技術が結集したこと
想像以上の巨大さを 物語っていました
背後の丘陵のいたるところ 弾薬庫だったそうです
富国強兵政策の中で
鎮守府 呉海軍工廠(海軍直営の軍需工場)が建ち並び
一大軍港都市として発展
度重なる空襲 焼失 戦後の復興
今はもう 何もなかったかのような 日常の風景の中に
明治期から一変 のどかな農漁村が辿った 複雑な歴史が
いっぱい詰まっていて 今まで話やテレビで 見聞きしてはいたものの
ここへ来てようやく
戦争の 実相の末端に ふれた気がしました
|
広島walking
-
詳細
全1ページ
[1]
コメント(2)
|
実際使われていた潜水艦が 史料館
海上自衛隊 呉史料館
潜水艦の内部 陸上展示を見学
想像以上に コンパクト 凝縮された空間
ここに長期stay 神経使う仕事をこなすには
相当の心身の鍛錬が 求められることでしょう
太平洋戦争で 日本の近海に
撒かれた機雷の多さを示す パネル展示には驚かされる
今の穏やかな 瀬戸内海クルーズは
気の遠くなるような繊細な 感応機雷除去 掃海作業あってこそ
瀬戸内海に 撒かれた 感応機雷の多くは
船が触れなくても 船の音や磁気などに 反応して爆発するのだそう
作業がどれほど 慎重を要する困難なものだったか 想像できる
湾岸戦争後の 海上自衛隊派遣による
機雷除去作業についての展示からは
色々なことを考えさせられた
だけど ここでの展示に遭遇すると ただ素直に
『おつかれさまでした』と 声をかけたくなる
船員さんたちの 食事の内容も興味深かった
過酷な長旅にも耐えられるよう 考えぬかれた健康維持メニュー
そのひとつ 海軍さんのカレーで 猛暑の中 英気をいただき
日没まで 散策続行
買って帰った 海軍さんのコーヒーは スッキリした味わいで
自然食品店にある カフェインレスコーヒーのテイストに近い
|
|
重量感が 目に飛び込んでくる
本物の潜水艦が 鎮座
大和ミュージアム 入館を前に
戦艦 陸奥の サイズ感に 驚かされる
どうしてここへ至ってしまったのか
過去をきちんと知ることは 未来を考えること
零戦だけではなかった
人間魚雷 回天 想像を絶する 狭い視界
まるで 他は見なくていい と言ってるようで
この発想には 思わず言葉を失ってしまう
米国製と 日本製の 望遠鏡が並んで設置されていた
覗いてみると レンズの性能のあまりの違いに 驚かされる
日本製は NYK LINEと書かれた黒い船の 小さな備品さえも
鮮明に確認できるのに比べ 米国製は ぼんやり
それほどの技術力があったとは・・
それを 他に生かすことができていたら・・
戦争の悲惨さだけでなく
戦後の復興が これら日本の高い技術力によって 支えられたことも
実感できる 展示内容になっていた
ここへ来て知ったことだけれど
独自のエンジンを開発した マツダの本社が
広島にあって その博物館もあるということも十分頷ける
ミュージアム外のプールでは
それぞれ持ち寄った自慢の模型船の 操作を楽しむ
オトナ男子たちの姿 1mを超えるような船もあって
まるで愛犬に注ぐ眼差しのようにも見える
他では 遭遇できないような 光景
|
|
広島駅から東へ JR呉線で 海岸沿いを行く
さっき降りた みずほとは 全く別の 電車の楽しみ
ガタゴト 硬質な揺れが 懐かしい
スピード感も含めて 遊園地の電車に乗ってるみたい
瀬戸内に浮かぶ 島々が 絵巻物のように 流れていく
瀬戸内海の島に住んでいた おばぁちゃんの 思い出が 次々に浮かんでくる
毎年夏になると おばぁちゃんの住む島に 出かけていたのに
島との往復だけで 広島を散策したことは 一度も無かった
もちろん 呉線も 初めての乗車
あれから ずいぶん月日が経過したけれど 車窓は
あの頃と 変わらない気がして えもいえぬ郷愁で飽和状態
目的駅の呉まで 中間くらいの 水尻駅で 長い時間停車
早く目的地に行きたいけれど 途中駅の空気を 感じられるのも悪くない
すぐ前は 似島 そして 旧海軍兵学校があった江田島
眼前に広がる 風景は とても のどかで平和 でも
俯瞰すると 全く別の側面が みえてくる
地図を見ていると 呉対岸の 9つの島々に囲まれるように位置する
呉の港が 天然の要塞として 軍から注目されたことが 理解できる
呉駅到着 まずはミュージアムへ
|
全1ページ
[1]


