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キリンとサントリーが統合交渉、酒類・飲料で世界最大級に
7月13日11時15分配信 読売新聞


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読売新聞
 国内食品最大手のキリンホールディングスと2位のサントリーホールディングスが、経営統合に向けて交渉に入ったことが13日、明らかになった。

 実現すれば、ビール類飲料の国内シェア(占有率)は半分近くを占め、清涼飲料でも首位の日本コカ・コーラと並ぶ規模になる。連結売上高(08年12月期)は両社合わせて3兆8164億円で、飲料メーカーの米コカ・コーラを抜いて米ペプシコに迫り、酒類・飲料では世界最大手クラスとなる。

 国内ビール業界の再編は、1949年に大日本麦酒が現在のアサヒビールとサッポロホールディングスに分割されて以来、60年ぶりで、長く続いた大手4社体制が崩れることになる。

 キリンとサントリーは、ともに2008年12月期連結決算で過去最高の税引き後利益を上げた。しかし、少子高齢化で国内市場が頭打ちとなっており、成長性が高い海外市場での事業拡大を図るためには、統合による規模の拡大と経営効率化が必要と判断した。

 キリンは08年の発泡酒などを含む国内ビール類の市場では2位で、アサヒビールと首位を激しく争っている。3位のサントリーと統合すれば、両社でシェアは49・6%と国内市場の半分を握り、アサヒ(37・8%)を突き放す。

 一方、サントリーは緑茶や缶コーヒーなどの清涼飲料で国内2位。「烏龍茶」や缶コーヒー「BOSS」など売れ筋の商品を多く抱える。キリンホールディングス傘下のキリンビバレッジは「キリンレモン」や「午後の紅茶」などが主力で国内3位。両社は統合により生産の効率化ができるとみている。

 今回の統合交渉入りは、キリンの加藤壹康(かずやす)社長とサントリーの佐治信忠社長の両トップが主導。持ち株会社同士を合併させた上で、酒類や清涼飲料などの事業を順次、統合させる案を軸に検討している模様だ。

 ただ、両社が統合すればビール類ではシェアが約5割に達し、価格支配力が強まる可能性がある。独占禁止法に基づく公正取引委員会の審査をクリアできるかどうかが焦点となる。

 国内ビール業界で、圧倒的シェアを持つ巨大企業が出現すれば、アサヒとサッポロの危機感が強まるとみられ、両社の動向も注目される。 最終更新:7月13日13時50分

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