電撃会談 福岡ソフトバンク参戦 福岡市内の料亭で3時間…ジョー笑顔
城島は渡さん!! 福岡ソフトバンクの王貞治球団会長(69)が24日、米メジャーのマリナーズを退団し、
5年ぶりの日本球界復帰を目指す城島健司捕手(33)に「電撃アタック」を行った。
球団が獲得参戦を正式に表明したこの日、固い師弟関係を持つ城島とさっそく福岡市内の料亭で会談。
獲得への熱意を“まな弟子”にぶつけた。城島獲得戦は23日に初交渉を行った阪神がリードしていたが、
これで状況は一変。ホークス復帰が一気に現実味を帯びてきた。
福岡市の那珂川を見下ろす料亭で師弟は再会を果たした。午後6時から始まった会談は、約3時間にも及んだ。
先に姿を見せた城島は無言ながらも笑顔で帰途に就いた。薄水色のジャケットを羽織った王会長が
姿を見せたのが午後10時半すぎ。淡々とした表情で、会談の内容を振り返った。
「伝えるべきことは伝えたよ。ウチも彼も早く結論を出したいという点で一致した」。
ひざをつき合わせて野球談議。「こっち(九州)で生まれ育ったわけだし、思いの強さは十分分かっている」。
そろってホークスのユニホームに袖を通し、喜びも悔しさも共有してきた。だからこそ、王会長はこう言い切った。
「ミスター(長嶋茂雄氏)と僕じゃないけど、2人でしか分からないところもあるからね」
球団は来季を見据えたチーム編成や資金面などを踏まえて、獲得を慎重に検討してきた。
竹内孝規球団最高執行責任者(COO)は「選手育成の問題や、経営上も厳しい時期で、いろんな課題があった」と説明。
最終的には23日に孫正義オーナーからGOサインが出て、阪神先行の状況から巻き返しに出た。
条件面については、後日の交渉で球団首脳があらためて提示する見通しだ。
「FAをせず、頑張っている松中君もいる。チーム内のバランスを考えた上で、常識の範囲内で提示する」と、竹内COOは明言。
松中の現年俸5億円(推定)も考慮した上で、4年総額16億円が基本ラインになりそうだ。
破格の条件に加え、電光石火のラブコールを送った阪神の姿勢は脅威だ。ただ、ホークスも引かない。
「何とかユニホームを着てほしい。打つ、守るだけではなく、それ以上にプラスアルファが大きい。小久保や松中にも刺激になるし、投手にもね」と王会長は、1選手の枠をはるかに超えた城島の存在感を強調。
「過去の話、現在、そして将来の話とかもね。1度しかない野球人生をどうやっていくか」。
未来の指導者候補としても、ホークスに欠かせない男であることを訴える。
王会長の「電撃アタック」で出遅れを一気に挽回(ばんかい)したばかりか、城島の胸に投げ込んだ
“ストレート”が響かないわけがない。
「スタートは遅れたけど、思いは負けない。九州を挙げてというより、日本全国のホークスファンが望んでいること」。
就任直後の王監督の説得で、大学進学予定から一転してプロの世界に飛び込んだのが15年前の秋。2人の熱情が再び交わり、2度目のホークス入団が一気に現実味を帯びてきた。
(西日本スポーツ)
急転参戦!王会長が城島と電撃交渉
ソフトバンクが24日、マリナーズを退団し日本球界復帰を希望している城島健司捕手(33)の獲得を目指すことを表明した。
王貞治球団会長(69)はこの日夜、福岡市内で城島と会談。獲得表明後、即交渉した。
阪神の独走態勢となっていた中、突然古巣の緊急参戦。“寝耳に水”の状況に、どうする阪神-。
遂に動きだした。この日午後にソフトバンクが獲得へ乗り出すことを表明し、王会長が即動いた。
夜、福岡市内の料亭。愛弟子の城島を呼び寄せてじっくり話し込んだ。
3時間以上に及んだこの日の会談を終えると、城島はタクシーに乗り込み少し笑みを浮かべた。
遅れて出てきた王会長は「話したいことを言った。彼も自分の本心で話しました。結論は出ていませんが、
なるべく早く結論を出したいことは一致している」と交渉を認めた。
「九州が一番という彼の思いもあると思う。でも、それと答えは違う。結論を出すのは彼。こちらは思いの丈を話した。阪神の思いもあるだろうし一番いい結論を出してほしい」と語った。
一方で「僕とミスターじゃないけど、2人でないと分からないこともある」と師弟の絆も強調した。
また、城島は代理人を通じて「自分の恩師の王さんからこのような意思を伝えていただき光栄に思います。
ホークス、タイガースに迷惑がかからないように、なるべく早く決断したい」とコメントを出した。
代理人によると、王会長との会合は以前から決まっていたもので、現時点でソフトバンクからの
獲得交渉の打診は来ていないという。「(王会長から)金銭面の提示などあるわけがない」と代理人は話し、
「近いうちに本人の口からしっかりした形で会見をしたい」と近日中にも結論を出す意向だ。
城島獲得に関しては、阪神の独走態勢だった。23日に真弓監督、南社長らが城島サイドと接触し、
好感触を得ていた。一方、古巣ソフトバンクは膨大な資金やチーム編成など懸案材料が多く、
一度は見送りも検討。だが、この日までに孫オーナーら本社からの了承を得て、争奪戦へ参戦を決めた。
王会長も球団の意向を受けて、会談前には「阪神がスパーンと行っただけにね。準備の差だと思う。スタートは遅れたけど思いは負けない」と力を込めていた。
ソフトバンクが予定する提示額は4年16億円プラス出来高払い(推定)。
最長最大4年総額28億円(推定、出来高含む)の阪神には劣るが、王会長は「お金ではない部分があるから」と語っている。
球団は将来の指導者手形や住環境面のサポートなど全面バックアップする方針。恩師の言葉は城島の心にどう響いたのか-。
(デイリースポーツ)
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