これまでで感心した表現・言葉

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これまでに感心した表現・言葉

小説やノンフィクションや詩すべてのジャンルでこれは
すごいと思った表現や言葉をまとめる事にしました。
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P150

LSD服用者の飛び降り自殺が一時期大流行した。それは、自分は空を飛べる、という妄想の為ではなかった。私も実際に見たことがあるが、その男は、実に苦しそうな表情でもがき汗を流し、恐怖に耐えられ
なくなってベランダに駆け上り、飛び降りる瞬間に安らかな顔に戻った。「俺は飛び降りる、地面に
たたきつけられて死ぬ、血が飛び散る、顔やからだはグチャグチャだ」
男は、そのイメージに耐えられなくなった。セックスをしても音楽を聞いても他の話をしても走って
押入れに頭をつっこんでもそのイメージが消えない、その恐怖の想像から逃れる方法は、唯一つ、
イメージを具体的な行動にすることだ。


LSD患者の自殺が妄想ではないという視点は、衝撃的でした。全面的に肯定しているわけでも
ないのですが、場合によっては、こういう見方もできるのだと感じました。

P305

男は強いから戦争に行くのではない。「消耗品」だから、戦争に送られるのだ。

う〜ん。なるほどと思わせる主張ですね。でも動物の世界では、メスが戦いにいく
種類もありそう。この問題は、ものすごく深いですね。なんで男が戦場に行く事になっているのか
そういう研究を誰かにしてほしい物です。

P158

”どうしてかというと私くらいの年の女の子は『公正』なんていう言葉はまず使わないからです。
 普通の若い女の子にとっては、物事が公正がどうかなんていうことは根本的にどうでもいいから
 です。ごく普通の女の子は何かが公正かどうかというよりは何が美しいとかどうすれば自分が
 幸せになれるかとか、そいうことを中心に物を考える物です。『公正』なんていうのはどう考え
 ても男の人が使う言葉ですね”

僕は、男と女であまり行動パターーンや価値観で違いがあまりないと思っているが、例外として、
いくつかの点が挙げられると思う。この村上先生の作品に出てきたセリフもその中の1つで、
男は、『公正』=フェアである事を、小さい頃から重視する傾向があると思う。
それに対して、女性は、フェアという論理的な考えを飛び越えて、感情の世界に突入して
しまい、『公正』なんて全く気にしない事がある。
なぜそうなかはよくわあkらないが、様々な心理的要素が含まれているのかもしれないし、
世界の他の国に行けば、また、違ってくるのかもしらないなどど考えてしまった。

P10

”つまり物語とは、われわれが作り出す(そして、その作者だと主張できる)ものではなく、すでに
 存在する遺物であり、こちらはそれを掘り起こしているだけなのだ。”

難解な主張ですね。良く言われるのは、多分、書きたい物がすでに頭の中にあって、実際に、書く時
は、それを表現するだけだという事ですね。たぶんその事を言っているのだと思います。

ページ41

”アーネスト・ヘミングウエイみたいに戦争が起こるたびに外国に飛び出していったり、アフリカの山
 に登ったり、カリブ海でおおかじきを釣ったりして、それを小説のネタにするようなやり方はあまり
 僕の好むところではない。そういうのはテレビの「なんとかスペシャル」と根本的には発想が同じ
 じゃないかと思う。そういう風に物を書いていると、だんだんエスカレートして不自然にネタを
 求めるようになってくる。
  そういうのに比べれば、「そのまま二時間、机の前でじっとしていなさい。そのうちになんとか
 なるから」というのは、思想的にまともである。

このエッセイ集を読んでいて、僕が仰天した部分です。
村上先生は、何のために小説を書きたいのでしょうか?あるいは、言い換えると、
どうやって小説を書くのでしょうか?
外部から刺激を入れないのならたぶん純粋に自分の中から物語をつむぎだすのでしょう、
しかし、そんな物語は、村上先生の頭の中の空想世界でしかない。
村上先生は、ファンタジー小説家だったのか!?
僕が小説を書いたいと思うのは、もちろん、それで生計をたてたいからだけど、
全く無意味な空気みたいな小説を書きたいとは思わない。
(もちろん、ファンタジー小説は無意味ではないけど)
なんらかのメッセージ・主題があってはじめて小説が書き始められる物だと思う。
その主題のリアリティを持たせる為に、戦争取材にいったり、山に登ったり、お魚を釣ったり
しても良いと思う。
小説家が必要だと感じたのなら。
村上先生は、ねじ巻きクロニクルでノハンモンの事をすばらしく克明に描写されていた。
他のエッセイでノハンモンを先生が訪れたという事が書いてあった。
この矛盾は、どうしたのかな?
後で気持ちが変わったのかもしれないと思う。
物語を描写する時に、作家のそれに対する関心・知識・経験が深いほどそれはみごとになって
くると思う。
作家が外に取材に出ることは、決して間違いではないと思う。

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